田舎者とは？田舎者の特徴や性格について
「住めば都」という言葉があるように、どんな場所にもその土地ならではの良さがあります。一方で、どのような場所であっても、欠点や住みづらい点も備えているもので、長所と短所は必ずあるものです。 日本の場合は、都市部と地方で、生活や雰囲気が大きく異なる場合があります。地方で生活している人は、一般的に「田舎者」という括りで見られることがありますが、実際には「田舎者」とはどのような人なのでしょうか？今回は、「田舎者」をテーマにして、田舎者の定義や田舎者の特徴などをご紹介していきます。
「田舎者」とは？意味と定義について
都会に住んでいる人のことを「シティ派」、地方に住んでいる人のことを「田舎者」などと呼ぶことがあるようですが、そもそも「田舎者」とは、どのような意味なのでしょうか？ まずは、「田舎者」という言葉の正しい意味や定義について確認していきたいと思います。「コトバンク」によると、「田舎者」とは、「田舎の人。田舎育ちの人。（※1）」「不作法な人、やぼな人をののしっていう語。また、みずからをへりくだっていう語。（※1）」といった意味を持つ言葉だそうです。 前者は、単純に都会ではなく地方などで生活している人を指しており、後者は人の性格や言動に関する意味となっています。
「田舎」の意味と定義
上記では、「田舎者」の意味についてご紹介しました。では、そもそも「田舎」の定義は、どのようになっているのでしょうか？ 「田舎」については、複数の意味があるとされており、「 都会から離れた地方。（※2）」「田畑が多く、のどかな所。人家が少なく、静かでへんぴな所。（※2）」「生まれ故郷。郷里。父母や祖父母のふるさとについてもいう。（※2）」「粗野で、洗練されていないことを表す語。 （※2）」などがあります。 1つ目の意味は、単純に都会から離れている場所という、距離の観点から見た意味になります。 2つ目は、自然の多さや人口の観点から見た、環境的な意味と考えられます。 3つ目は、土地の様子や雰囲気に関わらず、自分が帰る場所を意味していますね。 4つ目は、土地などと関係なく、人の特徴や性格を意味しています。 今回、テーマとして取り上げている「田舎者」に当てはまるのは、1つ目、2つ目の意味だと考えられそうです。
田舎者の特徴
「田舎者」や「田舎」の定義について理解したところで、実際に「田舎者」とはどのような人を指すのか、特徴や言動などについて見ていきたいと思います。「田舎者」自体が、概念のような抽象的なものなので、どのような人を「田舎者」というのかは、人それぞれ。ですから、一般的に田舎者に多いと言われている特徴や言動を知ることで、「田舎者」がどのような人か、より明確にイメージを掴むことができるかもしれません。
田舎者の特徴【1】：マイペース
「田舎者」と呼ばれる方には、のんびりとしているマイペースな方が多いと言われています。「田舎者」を、「都会から離れた自然豊かな地方で生活している人」という意味で考えた場合、人口が少なかったり、近所の人が少なかったりすることが多いようです。その為、各々の都合を優先した人付き合いをすることが多く、のんびりしている方やマイペースな方が多いと言われています。 時間にルーズであったり、ノープランで行動したりといった一面もありますが、おおらかで細かいことは気にしないタフな一面もあるようです。
田舎者の特徴【2】：声が大きい
田舎者と呼ばれる人には、声が大きい人が多いようです。人が多い地域では、大きな声で話すと、周囲から注目を浴びてしまうことが多い為、控えめな声量で話す人が多いと考えられます。 一方で、田舎で生活している方やその経験がある方は、村や町の人口が少なく、大きな声で話したところで顔見知りばかりなので、声量を気にして話す必要がない場合もあります。 そのような環境で育ったり、生活したりしている方は、自然と大きな声で話してしまいがち。 その為、人が多い場所などでも大きな声で話していると、「田舎者」と見られてしまう可能性があります。
田舎者の特徴【3】：気前が良い
田舎者と呼ばれる人の中には、気前が良い人やおおらかな人が多いようです。田舎では、近所の人との交流を重要視する人も多く、お互いに物や食べ物のおすそ分けをしたり、困った時は助け合ったりしています。その為、ちょっとの貸し借りや損得に関しては、そんなに気にしないという方も多いようです。ですから、田舎者と呼ばれる人には、親切な方が多く、困っている時には損得勘定なしで助けてくれる場合も多いようですよ。
田舎者の特徴【4】：伝統を大切にする
田舎では、伝統行事や古い建物などを大切にする習慣がある所も多く、田舎者と呼ばれる人の中には、伝統などを重んじる人も多いそうです。古いものを大切にすることは、基本的には良いことですが、時には融通がきかない場合も。「何が何でもこの日にこの行事をしなければ！」「この日は絶対にこれをやる！」といった頑固な一面もあるので、時には周囲の人が振り回されてしまうこともあります。
田舎者ならよく分かる！？田舎者あるある
ここまで、「田舎者」というテーマで、田舎者の定義や特徴についてご紹介してきました。どちらかというと、都会の人からの目線で、田舎者について述べてきたと思います。 そこで続いては、田舎者の目線で、「田舎者」について考えていきたいと思います。田舎で育ったり生活したりしている人からすると、思わず「あ～、わかる！」と頷いてしまうような、「田舎者あるある」をご紹介していきます。
田舎者あるある【1】：一般的な言葉だと思っていたら、方言だった
田舎で育ったり、生活していたりする人が、都市部の人と話していると、「それってどういう意味？」などと、言葉の意味を尋ねられることが時折あります。方言などがある地域で育ったり生活したりしている方の場合、方言ではなく標準語で話しているつもりでも、うっかり方言が混ざってしまうことも多いのです。 また、標準語だと思って言った言葉が方言だったということもあり、「それってどういう意味？」と尋ねられて初めて、自分が何気なく使っていた言葉が方言であると気付くケースも、少なくありません。
田舎者あるある【2】：流行に追いつこうとする
田舎で暮らしている方が都会に出掛けたり上京したりする場合、必要以上に服装に気を遣ったり、流行のお店や言葉をチェックしたりすることがあります。 しかし、実際には、都会で暮らしている人は、流行をそんなに気にしていないというパターンも。「今、これが流行っているんでしょ？」「○○のお店がトレンド！」などと話しても、都会の人の方が案外知らないというケースもあるようです。その為、田舎者と言われる人の方が、流行やトレンドに敏感である可能性もあります。
田舎者あるある【3】：建物の写真を撮る
近年は、地方であっても発展している地域があり、ショッピングモールやおしゃれな建物がある地域は増えてきていますが、やはり都心の方が高層ビルや名所と言われている建物は多いでしょう。その為、田舎で普段生活している人は、都会に出掛けると、つい高層ビルを見上げたり、モダンなデザインの建物の写真を撮ったりすることが多いようです。 反対に、都会に住んでいる人が気付かないような穴場や景色にも気付くことがあるので、田舎者と呼ばれる人の方が、心に余裕を持って物事を楽しむことができる可能性も考えられます。
田舎者は都会に憧れる？
田舎者というと、都会に憧れを持っているイメージがありますが、実際の所はどうなのでしょうか？確かに、地方に住んでいる方の中には、都会に対して強い憧れを持っている人は多いかもしれません。特に、10代・20代の若者は、娯楽施設や流行のお店などがたくさんある都会に憧れることが多い印象を受けます。 しかし、近年は都会の人が田舎に憧れるケースも少なくないようです。都会の喧騒や忙しない雰囲気に疲れて、ゆったりと自然に囲まれた生活ができる田舎へ、わざわざ引っ越す若者も少なくないのだとか。結局のところ、「田舎者だから都会に憧れる」というわけではなく、個々の好みや性格が大きく関係していると考えられます。また、「昔は都会に憧れていたものの、いざ都会で生活してみたら、田舎の方が良かった」というケースもあり、近年は地方や田舎での生活が見直される機会も多くなってきたようです。
田舎者は性格が悪い？
時折、「田舎者は性格が悪い」という話を耳にすることがありますが、果たして事実なのでしょうか？結論から言うと、人による所が大きいと思います。 しかし、昔からの伝統を大切にしていたり、近所との付き合いを大切にしていたりする地域の場合は、閉鎖的な部分はあるかもしれません。その為、観光などで地方へ遊びに行った人からすると、「感じが悪い」「よそ者呼ばわりされた」と感じる可能性はあるでしょう。 しかし、それは都会にも言えることです。せかせかと不愛想に歩いている都会の人を見て、「素っ気ない」「冷たい」と感じる田舎者も多いと思います。田舎者と都会の人との間には、価値観や生活習慣の違いなどがある為、上記のようにお互いに感じるのかもしれませんね。 しかし、実際には田舎者だから、若しくは都会の人だから、性格が悪かったり嫌な人だったりということはありません。個人の価値観や性格による部分も、大きく影響していると考えられます。
「田舎者」は悪いことではない！
いかがでしたでしょうか？今回は、「田舎者」をテーマにして、田舎者の意味や定義、田舎者の特徴や「あるある」などをご紹介しました。「田舎者」という言葉に対して、コンプレックスをお持ちの方も、いらっしゃると思います。 しかし、田舎で育ったり暮らしたりしていることを恥じる必要は全くありません。確かに、「都会にはあっても、地方や田舎にはない」というものは、たくさんあります。しかし、「地方や田舎にはあっても、都会にはない」というものも、たくさんあるのです。 また、都会で暮らしていると得られない開放感や近所の人々との人付き合いは、田舎だからこそ得られる可能性もあります。そのような環境により、田舎者だからこそおおらかでいられたり、優しく在れたりすることもあるでしょう。このように、田舎には田舎の良さがたくさんあるので、田舎者であることを恥じずに、堂々と生きていくことが大切です。
※1：舎の人。田舎育ちの人。・不作法な人、やぼな人をののしっていう語。また、みずからをへりくだっていう語。
※2：都会から離れた地方。・田畑が多く、のどかな所。人家が少なく、静かでへんぴな所。・生まれ故郷。郷里。父母や祖父母のふるさとについてもいう。・粗野で、洗練されていないことを表す語。
上司・同僚がうざい、職場になじめない。
自分の性格柄、上司や同僚の理不尽な言動に耐えられない方、職場になじめないという方は多いと思います。「職場の人間関係」は、転職理由のランキングでも上位にあげられるほど、転職を考えるきっかけになっています。 転職のきっかけには「人間関係」のほかに、３つあります。 他の人は何をきっかけに転職しているのか、転職のベストなタイミングっていつなのか、気になる方はこちらの記事もお読みください。 ■記事タイトル 20代の転職成功方法｜転職理由３つ・新卒入社3年以内の転職割合・20代の強みとは
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