親が死んだ
仏教的な考え
「親が死ぬ」そんな夢を見たことはありませんか。起きた瞬間ドキドキしていて、何かの知らせかと確認の電話をしたくもなります。
死に対して無や、滅びるイメージを持っていませんか。しかし、実際には死ぬことは必ず訪れるものであり特別ではありません。つまり死ぬことに対する恐怖は、死後がどうなるのかわからないことに起因しています。言い方を変えれば、死後の世界がないと感じることが死の恐怖と言えます。 ただ死ぬことで終わってしまえばゴールとしてとらえられます。しかし、その死後の世界がわからないから不安として残ります。特に親の死の場合、今まで身近で見守ってくれる存在だったことから後ろ盾をなくしてしまう心細さが、自身の死の恐怖に拍車をかけます。 花は咲いていずれ散ります。その意味では死んで終わり、また生まれなおすことになります。仏教的な考え方でいうと、花の根は生きていて、花が散ったのは表面的な仮の死であり、死は生の円環と言えるでしょう。夢占いでは
親が死ぬ夢を見るなんて、不吉な兆候に思えます。しかし、夢占いでは全く逆の吉夢とされています。
夢占いにおいては、死の夢は肯定の象徴とされています。それは死にまつわる滅ぶ意味よりは滅んだ後の新しい始まりを示唆していると解釈されるからです。大きな変化により運勢は良い方向へ向かい、苦しい状況から抜け出せる可能性を示唆しています。恋愛においても考え方が変化することで転機が訪れ新しい出会いがあるでしょう。 夢占いの場合、意識を解釈するわけではありません。無意識である願望を解釈します。例えば、親が死んだ夢を見た場合、裏に潜む願望の解釈を行います。それが分かれば、行うべきことも明白になります。 では、あなたの転機を表す親が死ぬ夢の夢占いの心理についてお話しします。親の死ぬ夢を見たときの夢占いの意味と心理とは
子供が幼い時には守られ育てられる存在です。子供は、親に育ててもらう愛情を感じます。しかし、親と子の関係は、子供の成長により変化を遂げます。
親の愛情とは、安全に育てたい反面、拘束する二面性を持っています。成長とともに子供は考え始め、行くべき道を模索します。その時、愛情であったはずの親が束縛する存在へと変化します。 つまり、子供はゲートの中にいる時代です。確かにそこは安全な場所ですが、そこから抜け出すために親は乗り越えなければならない柵です。