ビニール肌の改善方法と改善した人がしていたこと｜ヒルドイド

自分の肌を見たときに、ツヤツヤしているととてもうれしかったりするものです。透き通るようなツヤのある肌は女性にとっては憧れですよね。このようにツヤのある肌を艶肌といいます。ですが、その艶肌、実はビニール肌である可能性があるのです。

ビニール肌とは、その名前の通り、ビニールのようにツヤがある肌です。ですが、厳密に言うとそのツヤはテカりなのです。皮膚の角質層を削り取ってしまい、キメがなくなってしまい、皮脂が過剰に分泌されてしまっているため、ツヤのように見えるのです。 では、艶肌なのかビニール肌なのか、どのようにすれば見分けられるのでしょうか。また、ビニール肌だったとすれば、どのような対応をすればよいのでしょうか。

艶肌かビニール肌かの判断は、比較するとよくわかります。まず、化粧水を付けた時に症状があります。ビニール肌になってしまっていると、ヒリヒリする場合があります。艶肌の場合は、どんどん化粧水が浸透するのです。メイクする場合にも、ビニール肌であれば、メイクがきちんと乗りません。艶肌の場合、きちんとメイクが乗るのです。

ビニール肌の場合、脂取り紙を使うと、すぐに透けるくらい皮脂がでていますが、艶肌の場合、割ときれいな状態の場合が多いです。皮脂が多いためか、ビニール肌の場合、匂いがあることもありますが、艶肌の場合あまり感じられません。また、ビニール肌の場合乾燥しやすかったりしますが、艶肌の場合はいつでも肌はモチモチしている感じです。 このような特徴に当てはまる項目が多くあれば、ビニール肌の可能性があり、洗顔後につっぱったりタオルで拭いたすぐ後にツヤツヤしていたりテカっていたりする場合、ビニール肌の可能性が高いです。ほぼ当てはまるような場合は、深刻なお肌の状態になっている可能性もあります。

ビニール肌になる原因は間違ったスキンケアの方法と生活です。その要因は、色々あります。生活習慣は人によって違うため、要因は人それぞれなのです。要因の特定は中々難しいかもしれませんが、思い当たる要因を一つずつ改善することで、ビニール肌が良化していくのです。

洗顔時に強くこすったり過剰な洗顔をしたりするような場合、メイクの不適合や濃いメイクを長時間つけっぱなしで放置しているような場合、手入れのしすぎ、クレンジングで必要以上に油分を取り除いてしまったような場合が該当します。また、ニキビや吹き出物が増えてしまい、古い角質のせいと思ってピーリングをしすぎてしまい、ビニール肌になる場合もあります。

ストレスの溜まりやすい生活を送っていたり、運動不足や睡眠不足の状態に陥ってしまっているような場合、また栄養バランスの偏りなどもビニール肌の要因になります。このような要因が体にかかると、身体の機能が不安定になってしまいます。その状態が続くことにより、肌の保水機能や自浄機能、代謝機能なども不安定になってしまうのです。

ビニール肌の要因から、スキンケアが裏目にでる場合があることがわかりました。特にピーリングといった角質ケアはのやり過ぎは、ビニール肌になる大きな要因です。肌のためにと思って色々お手入れしてしまう人ほどなりやすいので、改善するにはスキンケアから見直す必要があります。

ビニール肌の改善には、ぬるま湯を使ってこすらずに丁寧に洗うようにします。洗顔料や石鹸は防腐剤などの刺激物や添加物が入っていないような、なるべく肌にやさしいものを使い、絶対にこすりつけないようにします。

ネットや通販番組などで、化粧品のトライアルセットの案内をしていたりします。トライアルセットを利用し、自分の肌にあったものを探してみることが大切です。自分に合うものに出会うまでは時間がかかるかもしれませんが、一度見つけると後は改善に向けて力を注ぐだけですので、楽に対応ができるようになります。

出来る限り肌に触らないようにします。特に角質を培養中の場合は、肌をこすったり、削ったり、溶かしたりといったケアを一切しないのが原則です。また、保水や保湿のケアも大切ですが、やりすぎると過保護になってしまいます。1日に何回もスキンケアを行っているような場合は、回数を減らしてみましょう。

皮膚の皮脂や毛穴の黒ずみが気になり、必要以上にケアしてしまう人が多い部位が鼻です。洗顔時に強くこすったり、毛穴パックや拭き取り化粧水などで過剰にケアをしてしまったりすることで、ビニール肌になってしまいます。そのため、鼻のビニール肌をケアする方法としては、洗顔の回数を見直すことです。

一日も三度も四度も洗顔をしているような場合は要注意です。一日一回で様子をみても大丈夫でしょう。また、洗顔料や化粧水なども刺激の少ないものに見直してみましょう。

ビニール肌は、顔や腕にできると思っている人が多いかもしれませんが、すねにビニール肌ができるというケースもあります。すねの場合、足の擦りすぎが挙げられます。手でこすったり、入浴時に洗いすぎたりする以外にでも、パンツ・ストッキングなどや靴下などで擦れる刺激が長い時間肌に掛かりすぎることで、角質層が大きく損傷してしまいビニール肌になってしまうのです。

また、ムダ毛処理のやりすぎも原因になります。ムダ毛処理には、カミソリでやる方法や粘着テープを使う方法があります。それらを行うことで、ビニール肌になってしまいますので、すねのビニール肌の改善にはいじりすぎを避け、肌の回復を待つのです。

ビニール肌の改善には、「角質培養」といった肌に何もしないのが良いということを聞いたことがあるかと思います。角質培養とは、肌への負担を極力減らすことで、皮膚を育てて行く方法のことです。一番良いと言われているのは、メイクも洗顔も一切しない方法で、本当に何もしないようにするのです。顔に汚れが溜まっても洗顔は一切してはいけないのです。

このように、何もせずに角質が育ってくれればビニール肌は改善されるのですが、実際に生活を行っていると、何もしないということは不可能です。そのため、極力肌に負担がかからないように、洗顔を丁寧にし、メイクも低刺激なものに変える方法で治すのです。