鼻うがいのやり方とコツ|コップ使用/ハナノア使用/角度
生理食塩水の作り方のコツ
1.ぬるま湯100mlに対して食塩0.9gを溶かし、生理食塩水(洗浄液)を作ります。 2.食塩が完全に溶けるように、しっかりとかき混ぜます。 3.洗浄液を吸いやすいように、コップいっぱいの洗浄液を用意するのがコツです。
ハナノアを使用する場合のやり方とコツ
ここからは市販されている鼻うがい専用洗浄液「ハナノア」の使用時のやり方とコツをご紹介します。自分で洗浄液を作ることに不安や手間を感じる方は、市販の洗浄液を使ってトライしてみることをお勧めします。
ハナノアbシャワータイプとハナノアa
ハナノアは鼻うがい専用に開発された洗浄液なので、初心者の方でも安心して使用することができます。また、ハナノアbシャワータイプとハナノアaの2種類があり、種類によって吸う時の角度や洗浄液の出し方が異なるので、まずは2つの商品の違いと使い方をご紹介していきます。
ハナノアbシャワータイプ
吸う時の角度は?
ハナノアbシャワータイプは、やや顔を下向きにして使用するのがコツです。30度程度傾ければ十分です。その後、洗浄器具を鼻の穴に軽く入れ、洗浄器具を押します。すると、洗浄液がシャワー状に流れ込み鼻の中を洗浄することができます。
洗浄液の鼻からの出し方は?
洗浄器具から出てきた洗浄液は、もう一方の鼻から自然と流れ出てるようになっているので、そのまま鼻から出せば洗浄完了です。
こちらのタイプは洗浄液を口から出さないこと、押すだけで簡単に洗浄できることから、初めての方や鼻うがいに抵抗がある方にもお勧めです。ハナノアa
吸う時の角度は?
ハナノアaは、洗浄器具を鼻の穴に軽く入れ、洗浄液が流れ込みやすいように顔斜め上45度に向け、「アー」と声を出しながら洗浄液を流し込むのがコツです。こうすることで、洗浄液が鼻の奥まで届きやすく、簡単に鼻うがいをすることができます。
洗浄液の口からの出し方は?
鼻を通った洗浄液は喉を通り口に流れ込むので、それを口から出せば洗浄完了です。鼻を通った洗浄液を口から出すことに抵抗を感じる方は多いのですが、ハナノアaの方が鼻の奥から喉まで洗浄できるので、しっかり洗いたい方にお勧めです。
ハナノア専用洗浄液
こちらで紹介したハナノアは洗浄液のみも販売されているので、洗浄器具をお持ちの方やリピート購入する予定の方はこちらもチェックしてみてください。
鼻うがい後のお手入れについて
鼻うがい後は、鼻の奥に残った洗浄液を出すために片方ずつ優しく鼻をかみます。この時、鼻の奥のムズムズ感に耐えられず勢いよく鼻をかんでしまうと、鼻の奥に残った洗浄液が耳の方に入ってしまい、中耳炎などを引き起こす原因になる可能性があるので、必ず鼻をかむ時は静かに優しく片鼻ずつかみましょう。
鼻うがいは1日1回まで!
鼻うがい後にはスッキリとした爽快感が得られますが、だからといって1日に何度も行うと逆効果になりかねません。鼻腔内粘膜はとてもデリケートです。洗浄しすぎると炎症を引き起こしたり、本来鼻にあるべき機能までも洗い流してしまうことがあるので、基本的に1日1回が目安になります。
また、洗浄時や洗浄後に違和感や痛みがある場合は、すぐに使用をやめて耳鼻科に相談してください。鼻うがいを正しく実践して快適な毎日を!
鼻うがいは自宅で手軽に取り組むとができる風邪予防策です。さまざまな疾病の緩和や予防の期待ができるので、鼻トラブルを抱える方に大変お勧めです。しかし、正しい知識と正しい方法で行わないと、中耳炎や粘膜炎症を引き起こす可能性があることもご理解いただけたでしょうか?
鼻トラブルは、現代人が生活する上で避けられない問題です。鼻うがいの正しい方法を守り、安心安全に行いながら習慣化することで、鼻トラブルに悩まされることが少ない毎日を送れるのではないでしょうか?この機会にぜひ鼻うがいを実践してください。