六次の隔たりの実験・検証|SNS/アプリ/テレビ/芸能人

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SNSにおける六次の隔たり

「私の友達の友達が芸能人の○○と知り合い」などと得意顔で言われた経験がある人はいませんか。六次の隔たりを使えば、このような理屈でよければ、世界中の有名人の誰でも知り合いといって自慢することができます。

「六次の隔たり」というのは、人や物事は6ステップでつながっているという仮説のことです。例えば、人間は平均して44人の知り合いがいると仮定すると、44の六乗は、 44×44×44×44×44×44=7,256,313,856人 となるので、これは地球の総人口を上回っています。このため、知り合いを6人辿って行けば世界中の誰でもつながることができるという理論が六次の隔たりです。実際には知り合いが少ない人もいるでしょうし、共通の知り合いというのもいるでしょうが、平均すると6人ぐらいということになります。 「世間は狭い」ということを実感することがありますが、これはスモール・ワールド現象といわれます。そしてこの現象は、六次の隔たりによって、数学的に証明できるといわれています。

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六次の隔たりの実験・検証|SNS/アプリ/テレビ/芸能人

にわかには信じられない六次の隔たりですが、これを検証した例があります。スモール・ワールド現象と六次の隔たりが本当に成立しているかを確かめるために、FACEBOOKでは、ユーザー約7億人を対象として調査を行いました。

その結果、平均して4.74人目でどんな人ともつながることが証明されました。つまり、FACEBOOKの世界は六次の隔たりより、さらに小さいということになります。 もちろん、人によってはつながりにくい人というのは存在しますが、それでも99.6%は「五次の隔たり」でつながることができ、92%は「四次の隔たり」でつながれるので、体幹的には六次の隔たりの数学モデルより、より「世間は狭い」と感じることができるでしょう。
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