六次の隔たりの実験・検証|SNS/アプリ/テレビ/芸能人

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六次の隔たりに関する本

六次の隔たりの実験・検証|SNS/アプリ/テレビ/芸能人

六次の隔たりは、1967年にイェール大学在職中だったスタンレー・ミルグラムによって実験で証明されていましたが、実はそれ以前に、文学の世界で六次の隔たりは表現されいるといわれており、ハンガリーの文学者カリンティ・フリジェシュが1929年の小説に書いた「鎖」が最も古いと言われています。

また六次の隔たりという言葉は、劇作家ジョン・グエアの「私に近い6人の他人」という作品に登場します。

私たちはどうつながっているのか―ネットワークの科学を応用する

インターネットで世界中がつながっているのが現代社会ですが、それがどのようにつながっているのかを六次の隔たりから解説した内容が、「私たちはどうつながっているのか」という本にあります。

スモールワールドやスケールフリーといった最新のネットワーク科学を、どのように活かしていくべきかについても書かれているので、興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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SNSなどの普及とともに注目を集めるネットワーク・サイエンス。その入門書です。 わかりやすく書いてありますので、数学的知識はまったく要しません。 ただ2007年初版なので、SNSはミクシィにしか触れていない。twitterやfacebookは言及なしです。

六次の隔たりの問題点

六次の隔たりの実験・検証|SNS/アプリ/テレビ/芸能人

いままでご紹介してきた六次の隔たりは、赤の他人同士に見えても、実は人間と人間はつながっているとポジティブにとらえることができる例でした。しかしもし、このようなつながりでなく、それが恐ろしいウィルスであったとしたらどうでしょう。感染力がつよいウィルスならば、わずか6ステップで人類を絶滅させることが可能ということを意味します。

このため、六次の隔たりの数学モデルは、SARS(重症急性呼吸器症候群)の感染対策などにも応用されています。世界保健機関(WHO)が調査したところによるとSARSは、世界全体で8221人の感染者と735人の死者を出しましたが、この経路を六次の隔たりの観点から解明しようと試みています。

六次の隔たりでつながろう!

六次の隔たりの実験・検証|SNS/アプリ/テレビ/芸能人

今回は六次の隔たりについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。常識と違って、案外世間は狭いということに愕然とした方もいらっしゃることでしょう。FACEBOOKなどのSNSは日々拡大していっていますので、ますます世界中の人達とつながりやすくなってきているのが現在と言えるでしょう。

ウィルスの感染などは困りますが、人とのつながりは私たちの人生に刺激をあたえてくれ、喜びを共有させてくれます。六次の隔たりの数学モデルによれば、誰でもあこがれのミュージシャンや、スポーツ選手、政治家や、地球の裏側に住む子供などとつながっています。心をオープンにすれば、誰とでもつながれるのだといえるでしょう。
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