アウトバーンって何?|日本人が抱くアウトバーンへの誤解5つ

車・ドライブ

日本では高速道路は「遠出」のイメージ

アウトバーンって何?|日本人が抱くアウトバーンへの誤解5つ

例えば、日本で高速道路を使うとなると、遠くに行くイメージになります。また毎日高速道路を使って買い物をしています、という人はかなり珍しい人になります。なぜかと言えば日本では高速道路は有料ですからです。お金を払ってまで高速道路に乗る必要がないので、特別な機会がない限り日本では高速道路を使わないというのが日本の自動車文化です。

日本人が抱くアウトバーンへの誤解5つ

アウトバーンって何?|日本人が抱くアウトバーンへの誤解5つ

ここでは日本人が持っているアウトバーンに対する誤解を紹介していきます。これからアウトバーンを走る予定がある方、知識だけでも持っておきたい方、また将来的にアウトバーンを走ってみたい方などぜひ参考にしてみてください。

1:アウトバーンは速度無制限

アウトバーンって何?|日本人が抱くアウトバーンへの誤解5つ

誤解の一つとして一番多いのがこの速度無制限です。確かに速度無制限ですが、速度無制限が適応されるのは一部の区間だけです。その割合は50〜60%ほどで、半分近くは速度が制限されております。

逆説的に考えますと、例えば住宅街の近くを走るアウトバーンの場合は制限速度があります。また雨の日や横風などの風の影響を受けやすい場所でも速度制限があります。もちろん速度規制がある場所では必ず標識があり、速度制限が書かれています。

2:オービスは設置されていない

これも誤解の一つでよく挙げられますが、オービスはドイツのアウトバーンにも設置されています。ドイツのお国柄でしょうか、きっちりと守るべきものは守る、という考えが反映されているため、速度違反をしてしまうと即罰金となってしまいます。

また移動式のオービスもあり、取り締まっている場所が変わることもありますから、この辺の自動車事情は日本とあまり変わりません。

3:速度違反で捕まることはない

上記の2番目と関連することですが、当然速度違反をすれば捕まります。オービスであっても後日手紙で罰金の支払い用紙が届きますし、パトロール中のパトカーに捕まればその場で罰金を支払う必要があります。また速度によっては免停もありますから、この辺りも日本の道路交通法を変わることはありません。

4:全区間で追い越し自由

道路によっては車線の色が黄色となり、追い越しに制限が掛かります。なので全区間での追い越しは自由ではありません。

追い越しに関しても日本とほとんど変わりません。ドイツは右側走行で左ハンドルなので、日本とは真逆とも言っていいですが、追い越しに関する仕組みは日本と同じです。一つ違う点はアウトバーンは左と真ん中の車線が追い越し車線で右が走行車線になります。 また追い越しが終わっているのにも関わらず、左の追い越し車線に居続けると違反になるのも日本と変わりません。

5:ドイツ車なら300km

ドイツ車は高速で走ることは可能ですが、300km/hも出す人はごく僅かの人です。速度無制限ですが、それだけのスピードを出すことは自己責任になりますので、アウトバーンを利用する人の全員がそれだけのスピードを出すわけではありません。

もちろん車種によってのスピード規制は存在しません。日本の車でもイタリアの車でも300km/h出せますが、その辺りはドライバーの判断によります。ちなみにですが、意外にも推奨速度である130km/hで走る人が多いです。
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