ガソリン車は廃止されるのか・燃費の比較|ハイブリット車

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ガソリン車の燃費はどのくらいだろう?

ガソリン車は廃止されるのか・燃費の比較|ハイブリット車

これまでガソリン車が環境へ与える悪影響について語ってきましたが、経済性という観点から見たらどうなのでしょうか。ガソリン車は経済性の観点から見て、効率の良い車と言えるのでしょうか。

ガソリン車を経済性という点から見ていくと、まずはガソリン車の購入費用の安さに目が行きます。一般的にガソリン車はハイブリット車に比べて、40万円以上割安であると言われています。電気自動車もガソリン車に比べると割高です。ガソリン車は安価に購入する事ができる自動車です。 購入費用はそれほど掛からないガソリン車ですが、燃費はどうなのでしょうか。いくら購入費用が安くてもも、燃費が悪くければ車の維持費は高くなるので、経済性が良い車とは言えないでしょう。これから、ガソリン車の燃費について解説していきます。

ハイブリット車と燃費を比較する

ガソリン車の燃費をハイブリット車と比較して、どちらが優れているのでしょうか。ガソリン車の燃費の良い車とハイブリット車の燃費の良い車を比較してみます。

燃費の良いガソリン車の代表例として、良くマスコミにも取り上げられるマツダのデミオ。ガソリン車のデミオの1番燃費が優れている車種だと、燃費は24.6km/Lになります。それに対して、人気のあるハイブリット車であるトヨタのプリウスは40.8km/Lです。ハイブリット車とガソリン車を燃費で比べると、ハイブリット車の方が燃費が良くなっています。 ハイブリット車はエンジンとモーターの両方で動くため、ガソリンエンジンでのみ動くガソリン車よりも燃費が優れています。

ディーゼル車と燃費を比較する

ディーゼル車とガソリン車の場合だと、どちらが燃費が優れているのでしょうか。マツダのデミオのディーゼル車とガソリン車を比較してみます。

デミオのディーゼル車で1番燃費が良い2WDのMT車の燃費は30.0km/Lで、ガソリン車で1番燃費が良い2WDのAT車の26.4km/Lを上回ります。ディーゼル車とガソリン車を比べると、ディーゼル車の方が燃費が良いです。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも熱効率が高いため、ガソリン車よりも燃費は優れています。 このように燃費が優れているディーゼル車ですが、車種によってはガソリン車よりも燃費が悪くなってしまいます。デミオを例に上げると、デミオのディーゼル車の4WDのAT車の燃費はデミオのディーゼル車で最も悪く22.8km/Lで、デミオの2WDのAT車の燃費26.4km/Lを下回っています。

電気自動車と燃費を比較する

これまでガソリン車とディーゼル車や、ハイブリット車の燃費を比較してきましたが、電気自動車とガソリン車の燃費を比較するとどうなるのでしょうか。電気自動車の場合、ガソリン車やディーゼル車と違って化石燃料を使わずに電気で走行するため、ガソリン車よりも燃費は大幅に良くなっています。

ガソリン車のデミオと電気自動車のリーフの燃費を例に比較してみると、デミオの2WDのAT車の燃費が26.4km/Lで、ガソリン1ℓの価格が140円ですので、デミオの2WDのAT車は140円で26.4km走行でき、1㎞を5.4円で走行できます。 それに対して、電気自動車のリーフの電費は10.0km/kwhで、電気の1kwh当たりの価格が現在17円ですので、リーフは17円で10㎞走行が可能で、1kmだと1.7円で走行でき、デミオよりも遥かに燃費が良くなっています。電気自動車はガソリン車より、燃費が優れています。

ガソリン車は燃費が良いのか?

これまでガソリン車とガソリン車以外の自動車との燃費の比較をしてきました。ガソリン車はエコカーと言われるハイブリット車や電気自動車と比べて、燃費が悪いのはまぎれもない事実です。しかしながらデミオのような燃費の良いガソリン車は、ガソリン車よりも燃費が良いイメージがあるディーゼル車に匹敵するほどに燃費が優れています。

ガソリン車の燃費は年々向上しています。ガソリン車が電気自動車やハイブリット車を上回るほどに燃費が良くなる事は難しいのですが、ディーゼル車よりもガソリン車が燃費が良くなる可能性はあります。ガソリン車は燃費において、まだまだ将来性がある自動車です。
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