ガソリン車は本当に廃止されるの？
日本はもちろんの事、世界的に見ても保有されている自動車の大部分はガソリン車です。ガソリン車の歴史は古く、既に19世紀の末にドイツで誕生していて、100年以上の歴史があります。そんな長い歴史を誇り、世界各地で使用されているガソリン車ですが、排気ガスや地球温暖化の問題から、ガソリン車を廃止しようという動きが世界各地で起こっています。
ガソリン車に愛着を感じていられる方は、日本だけで無く世界各地におられます。しかし、環境に悪影響を与える事から、ガソリン車に対する批判は強くなる一方です。これから、ガソリン車を廃止しようとしている世界各地の動きについて紹介していくとともに、ガソリン車が今後本当に廃止されるのかどうか解説していきます。ガソリン車は販売禁止されるの？
世界各地でガソリン車を販売禁止にしようという動きが出ています。中国では時期は未定ながら、ガソリン車販売を禁止する方針を示し、インドでは2030年に、イギリスとフランスでは2040年までにガソリン車を販売する事を禁止する目標を立てました。
ガソリン車の販売を禁止しようとしている国の理由はさまざまです。ガソリン車が出す大気汚染物質を問題視している国もあれば、地球温暖化対策のためにガソリン車を廃止しようとしている国もあります。 先に例を上げた国の中では、インドや中国は自動車の普及による大気汚染が社会問題になっており、大気汚染対策のためにガソリン車の販売を廃止しようとしています。それに対してフランスやイギリスは主に地球温暖化対策のために、ガソリン車の販売を禁止しようとしています。ガソリン車はなくなるの？
現在、世界中でガソリン車を廃止しようという動きが始まっています。これからガソリン車が地球から無くなってしまうと予想する人もいます。確かに、ガソリン車は地球温暖化や大気汚染の問題を引き起こすため、環境への悪影響を与えるの間違いがありません。これから、ガソリン車よりも環境への負担が少ない電気自動車やハイブリット車の普及が進む事も間違いがありません。
しかしながら。これからガソリン車が完全に無くなってしまうと判断してしまうのは早計です。今現在、日本やアメリカにはガソリン車を販売禁止にする計画はありませんし、世界的に見てもガソリン車を販売禁止にする計画を立てていない国が大多数です。 ガソリン車を販売禁止にしようという動きは注目に値しますが、これからもガソリン車が世界中で使用され続けられる可能性があるのは、否定できない事実と言えるでしょう。ガソリン車が起こす大気汚染について
ガソリン車を廃止しようとする動きの1つに大気汚染の問題があります。ガソリン車は大気汚染物質を多く出します。大気汚染物質を全く出さない電気自動車や、大気汚染物質の排出量が極めて少ないハイブリットカーに比べて、デメリットである事は事実です。
しかしながら、ガソリン車が排出する大気汚染物質は昔に比べれば、かなり少なくなっています。特に日本では1970年代に、アメリカの大気汚染法であるマスキー法を参考に自動車の排出ガスの規制が強化されて、ガソリン車による大気汚染物質の排出量が大幅に少なくなりました。古いガソリン車に比べて、新しいガソリン車は明らかに環境に与える負担が少なくなっています。