水銀の血圧計で測定する際の注意点
電子血圧計よりも水銀血圧計のほうが正確な数値が出やすいといった特徴があります。水銀血圧計を使用する際には、どのような注意点があるのでしょうか。水銀血圧計を使用する際の注意点についてご紹介します。
水銀血圧計は、ガラス管の中に水銀が入っています。破損などにより水銀が零れてしまった場合には、ゴム手袋をして掃除を行いましょう。ガラス管は危険物として処理し、水銀は密閉可能な容器に入れましょう。 また、水銀血圧計で測定した後は、水銀を貯蔵タンクに戻し、コックを確実に閉めるようにしましょう。コックを閉めていなかった場合、水銀が漏れてしまう危険性があります。水銀が漏れてしまった場合は使用せずに、修理業者に修理を依頼しましょう。電子血圧計で測定する際の注意点
電子血圧計は水銀血圧計よりも素早く手軽に血圧が測定できるので、多くの病院で導入されています。電子血圧計は、血圧だけではなく脈拍も自動で測定してくれますが、注意点もあります。電子血圧計で測定する際の注意点をご紹介します。
電子血圧計で測定する際の注意点として、腕帯を正しく巻くことです。電子血圧計はチューブが出ています。チューブが肘の内側にくるように巻くようにしましょう。水銀血圧計の場合はマンシェットを余裕を持って巻きますが、電子血圧計の場合には腕にぴったり巻くようにするのがポイントです。 電子血圧計には色々な種類があります。上腕式血圧計だけでなく、手首式血圧計やアームイン血圧計があります。手首式血圧計は、上腕式よりも手軽に測定できますが、正確さには劣るため、なるべく上腕式で測定するようにしましょう。高齢者の血圧測定時の注意点
高齢者の方は、血圧が高い方が多いです。高血圧は、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など命に関わる病気を引き起こしやすい症状です。高血圧は自覚症状がないため、正確な血圧を測定して経過を見る必要性があります。高齢者の血圧測定時の注意点をご紹介します。
高齢者の血圧測定時の注意点としては、血圧を測定する条件を同じにすることです。血圧を測定する時間や環境などの条件を同じにして毎日測定することで、正確に測定ができ、数値の変動がわかりやすくなります。