看護師の3Kとは
看護師の3Kとは「きつい・汚い・危険」の3つを表した言葉です。労働条件の厳しい職種のことを3Kと呼ぶことがありますが、看護師もその中の1つとして扱われることがあります。しかし看護師は3Kではなく9Kだという声が見受けられます。
また最近は新3Kと呼ばれる職種もあります。IT業界のシステムエンジニアなどのハードな労働環境を表した言葉です。新3Kはいくつかバリエーションがありますが主に「きつい・厳しい・帰れない」などの特徴を表しています。「K」が使われるようになったきっかけ
「3K」や「9K」の「K」とはどのようなきっかけで使われるようになった言葉なのでしょうか。「K」とは頭文字がKになる言葉が3つ揃った場合に使われます。
元々はブルーカラーと呼ばれる技能系の職種において労働環境が「きつい (Kitsui) 」「汚い (Kitanai) 」「危険 (Kiken) 」だということから広まった言葉です。 また日本語「K」ですが英語圏では「3D jobs」と呼ばれています。「 Demeaning(きつい)」「Dirty(汚い)」「 Dangerous(危険) 」のように「D」を使います。9Kが注目された理由
9Kは何がきっかけで注目されたのでしょうか。9Kは看護師の状況を表しています。1992年の新語・流行語大賞表現部門で銀賞を獲得したことが注目のきっかけになりました。
「きつい・汚い・危険」の3Kと「休暇がない・規則が厳しい・化粧ノリが悪い・薬に頼るなどの環境・婚期が遅い・給料が安い」という6Kをあわせた言葉だといわれています。過酷な労働環境だということがひしひしと伝わってくる言葉ではないでしょうか。3Kでは足りない!看護師の9Kを解説
ここからは看護師の9Kについてご紹介していきます。「きつい」「汚い」「帰れない」「給料が安い」「結婚が遅くなる」「休暇がとれない」「危険」「化粧ノリが悪い」「過酷な労働環境」の9つの特徴を知って看護師の仕事を理解してみましょう。
1K:「きつい」
看護師9Kの1つめは「きつい」です。看護師がきついと感じる原因は体力面や精神面など多くのことがあります。病院などは夜勤があるため長時間の勤務や生活リズムがとりにくいことも多いです。
また接する相手が病気を持っていたり、高齢者や障害をお持ちの方もいるためコミュニケーションがうまくとれない場合があります。