社員寮とは何か
企業によって、福利厚生の一環で、従業員に「社員寮」を提供している場合があります。一般的に、家族向けには「社宅」、独身者向けには「社員寮（単身寮）」と呼ばれています。
普通に賃貸で借りるより安く住むことができるので、社員寮の入寮が抽選だったり、実家が遠方の人が優先という企業もあります。また、希望者は全員入寮できる企業もあります。 生活費における家賃は大きな支出なので、社員寮があるのは社員にとって非常にありがたい存在です。社員寮の家賃の相場
企業や住む場所によって異なりますが、無料～3万円程度で住めるでしょう。大企業であれば、周りの家賃相場が10万円以上でも、数千円で住めるということもあります。
一般的な賃貸住宅では、契約時に敷金・礼金・仲介手数料、長く居住すれば、数年ごとに、更新料などが必要になります。それらが不要であることも、嬉しい特典です。 また、社員寮の水道光熱費は会社が負担するところもあります。 家具・家電付きの社員寮も多く、中には娯楽室やスポーツジム、サウナ・スパなどの共有施設が充実しているところもあります。生活費が余りかからないように配慮がされているのは、社員にとって大きなメリットになります。 平日は仕事で、家と職場の往復のみ、帰って寝るだけの会社員であれば、狭い部屋でも安く住めれば満足でしょうし、社員寮から職場まで近ければ、さらに便利に感じることでしょう。また、給与の少ない若手社員にとって、社員寮は、安く住むことができるので、実家から通勤できない遠方者は大変助ります。食事つきの社員寮のメリット
夜遅くなれば、コンビニ弁当や外食で済ましてしまう会社員も多いことでしょう。一人暮らしにはよくあることですが、栄養バランスが偏ります。社員寮の食事は、栄養バランスが取れたり、和食中心で野菜が多めだったり、温かい物が食べられるといったメリットがあげられるでしょう。
独身の男性で自炊している人はなかなかいないのですし、時間もないので、社員寮の食堂でバランスのいい食事を取ることができるのは、健康面でも企業からサポートしてもらっているように感じられます。また、外食するよりも安価なのも、嬉しいところです。社員寮に彼女を連れて来ても問題ないのか
一般のアパートやマンションを数部屋借り上げて、企業が社宅や社員寮にしているような場合を除き、企業の名前がつくような社員寮では、管理人さんがおり、お風呂やトイレは共同で、中は部屋で区切られています。
その場合、関係者以外の立ち入りは禁止されているところが多いです。また、社員寮が男子寮・女子寮と分かれていれば、異性を呼ぶことはできません。よって、社員寮に彼女の連れ込みはできないと考えるのが常識でしょう。