なぜかずる休みしたくなるもの
ずる休みは、決して推奨されるものではありません。ところが、人間関係や仕事の問題、体力の問題など、私たちは日々ストレスの中で生活していますので、たまにはウソでもついて現実逃避したいと思うでしょう。
日本人は働き過ぎだと言われているくらいですから、「家族とバカンスに行くから休む」と言える海外の習慣は真似できないとしても「ちょっと息抜き」もときには必要でしょう。 「ずる休み」という言葉の響きが良くないだけに厳しい目で見られがちですが、我慢に我慢をかさねて本当に体調を崩してしまうくらいなら、小さいうそでリフレッシュすることは責められることではありません。たまには息抜きも必要です。その結果、日々の生活にハリができるなら、むしろずる休みも良いことと言えるでしょう。ずる休みには理由・言い訳が必要
五人に一人の割合で、ずる休みをしたことがあると言われています。この割合が、多いのか少ないのかはわかりませんが、実際にずる休みをしたことがある人がいる、ということがよくわかる調査結果です。
ずる休みを決行するためには、それなりの覚悟と理由が必要です。子供だろうと、大人であろうと、理由も言わずに無断で休むことはできませんので気をつけましょう。学校をずる休みしたい
子供が学校でどんなふうに生活しているのか、親は本当のところを知りません。子供の言葉を信じて、学校生活を想像することしかできないもどかしさが常にあるでしょう。
我が子がある日「なんとなくだるい」と言って学校へ行くことを渋ったら、それが大人の目には明らかに「ウソだな」と分っても、そのウソには理由があるはずです。もしそのずる休みが習慣的でないなら、我が子を信じて一日くらいおおめにみてあげることも必要です。ただし、習慣化してしまっているかどうかのチェックは怠らないようにしましょう。子供の気持ちもいろいろ
子供にとっては学校もひとつの「社会」です。○年○組という組織があり、先生という社長がいて、ガキ大将というリーダーがいます。ふとした言葉や行動で傷ついたり悩んだりする毎日でしょう。ずる休みしたいな、と甘えてしまう子供の気持ちを受け止めるためにも、親子のあいだで常日頃から理解しあえる、信頼しあえる関係を築いておくことが必要です。
仕事をずる休みしたい
子供たちでさえ、日々のストレスと奮闘しているのですから、大人のわたしたちに悩みがないわけがありません。ずる休みをしたいと思ったことがない、なんて正直言ってそれこそ「ウソ」です。ワンシーズンに１回くらいならバレずに、ずる休みできるでしょう。
「体調不良」や「熱っぽい」、「お腹の調子が変」など、おおざっぱな表現で済ませれば、ひつこく問いつめる上司はそうそういません。また「子供の具合が悪い」など、我が子をダシに使ってしまうこともたまには許されるでしょう。信頼関係で成り立つもの
日々の仕事を精一杯こなし、仲間や上司と常に誠実に向き合っていれば、例えば「さてはずる休みだな」とうすうす勘付かれても、目をつむってくれるはずです。ずる休みが許される大きな理由はそこにあります。
普段からまじめに丁寧に、良好な関係を築いていれば、あなたがずる休みしたくなる気持ちも分ってもらえるでしょう。もしかしたら上司にバレている可能性もありますが、それをある程度許容することができる関係が、根底にあるという前提が必要にはなりますが、きっと許してくれるでしょう。体調の変化が激しい妊婦さんのずる休み
自分の気持ちの問題でずる休みしたいと思うこととは別に、本当に「ちょっとだるい」という時もあります。仕事に行けないほどのだるさではないけど、なんとなくいつもと違う、といった小さな体調の変化は、特に妊娠中、仕事を休めない女性などに多いでしょう。
出産をひかえて精神的にも気持ちが落ち込んだり不安になったりすることもある妊婦さん。特に妊娠初期は体調に波がある人もいますから、同僚の協力を得られる範囲で休みをもらうことも考えて良いでしょう。