シアバターの種類と選び方
スキンケアアイテムを探す時、「シアバター100%」「シアバター配合」などと表示されている化粧品が目に留まることがあります。シアバターとは、ガーナやナイジェリアなどアフリカに生息するシアーバターノキの種子から採取される植物性油脂です。
アフリカ現地では食品や薬として活用され、特にガーナでは強い紫外線から赤ちゃんを守るために生まれてすぐ全身にシアバターを塗ると言われています。 シアバターは常温では固形を保ち、人間の体温に近い36度から溶けていきます。そのため、肌なじみが良い上に全身に使用することができ、年齢を問わず活用できるので近年おすすめのスキンケアアイテムとして評判です。 それでは、シアバターの種類や選び方のコツ、おすすめのシアバター製品について紹介していきます。シアバターの種類
シアバターには、「未精製シアバター」と「精製シアバター」の2種類があります。未精製シアバターは、シアーバターノキの種子から採取したシアバターをほぼそのまま製品化したものです。天然のシアバターの微量な有効成分を含みますが、未精製のため、肌への刺激になる物質もそのまま残っている可能性があり、原料臭のような独特な香りがします。
シアバターの選び方
未精製のシアバター、あるいは精製シアバターのどちらかを選びたい時のポイントです。どちらのシアバターも、シアバター本来の有効性に大きな違いはありませんので、より自然で、微量な有効成分の恩恵を期待したい場合は「未精製シアバター」がおすすめです。
ただし、未精製のシアバターは精製シアバターより溶けやすく、肌になじむのは早いのですが、持ち運びには適しておらず、暑い季節などは扱いづらいです。また未精製で、刺激になる可能性がある成分も含まれたままのため、人によって合う合わないが分かれる製品です。 赤ちゃんや敏感肌のケアに使いたい場合は、刺激が少ない「精製シアバター」をおすすめします。精製シアバターは未精製のシアバターに比べて溶けにくいため、肌になじむまでに時間がかかり、ベタつきなど使用感に難点を覚える人もいます。しかし溶けにくいので、少量を持ち歩いてポイントケアなどにもおすすめできます。シアバターおすすめ人気ランキングTOP3
それでは、シアバター製品のおすすめをランキング形式で紹介していきます。あなた肌質やライフスタイルに合ったシアバターを見つけるための参考にしてください。
3位:「NAGOMI AROMA オーガニック 精製シアバター100g」
口コミお値段以上の品質だと思います。いろんなシアバターを使ってみましたが、こちらは独特なシアバターの匂いもあまり気にならず、使用感も十分です。某ブランドの缶に詰め替えて使っています。
オーストラリアの認証機関「AGO」よりオーガニック認証された精製シアバターです。エッセンシャルオイル専門店のNAGOMI AROMA(ナゴミアロマ)が手作り化粧品材料として販売しているシアバターですが、このまま手持ちの缶などに移してスキンケアに使用できます。
お好みでエッセンシャルオイルなどを加える使い方もおすすめです。100gで1000円以下というリーズナブルな価格が人気の第3位です。2位:「MARIS シアバター オーガニック 100%」
口コミとても使いやすいです。匂いに敏感なのですが、まったく気になりません。使用感は、とても良いです。丁寧につくられた商品だと思います。サイズもいいですし、大満足です。 これからたくさんリピートします。
「MARISシアバターオーガニック100%」は、国際有機認証機関「ECOCERT(エコサート)」によりオーガニック認定されている精製シアバターです。シアバターを精製する際は、化学薬品を使う事も多いのですが、こちらのシアバターは活性炭など天然の素材で処理しています。
携帯サイズ(17g)、家庭用サイズ(50g、75g)とサイズも豊富なため、初めてシアバターを試してみたい人におすすめの第2位です。1位:「spa hinoki オーガニック シアバター」
口コミ自分用に買ったのですが、子供達も気に入ったようで、すぐに無くなりました。 4人家族で使う分には、すぐなくなるので、少し割高になります。 うちは、ニベアで良いかな? でも製品としては、最高でリッチな気分になりました。
「spa hinoki オーガニックシアバター」は、オーガニック製品としてECOCERT(エコサート)から認定を受けているほかに、フランスやイギリスなどのオーガニック認証期間5団体がベルギーに設立したNPO法人による「COSMOS(コスモス)基準」を満たすオーガニック製品として認定されているシアバターです。
化学薬品を使わず、高品質な精製シアバターとしておすすめの第1位です。赤ちゃんを始め、安心して家族で愛用できるシアバターとして人気です。特徴・用途別おすすめのシアバター
シアバターの特徴は、人肌に近い温度で溶けるため全身になじみが良く、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年代のスキンケアやトラブル肌のお手入れに対応できることです。シアバターの成分はほとんどが植物性油脂分のため、敏感肌の人やアトピー性皮膚の人の保湿ケアにもおすすめです。
また少量ではありますが、シアバターにはビタミンEが含まれているため、アンチエイジングケアに用いるのもおすすめです。ビタミンEは、抗酸化作用があり、肌の老化を遅らせる若返りのキーとなるビタミンと言われているだけではなく、抗炎症作用もあるため日焼けなどの肌トラブル修復にも大変活躍する成分です。 それではシアバターの特徴を踏まえて、お手入れなど用途別に使えるシアバターを紹介していきます。髪におすすめ
シアバターに豊富に含まれるオレイン酸が、パーマや紫外線などでダメージを受ける髪を健やかに守ってくれます。また、シャンプー前にシアバターで頭皮をマッサージすることで、頭皮に栄養を与えてくれます。
やわらかくなるまで手で溶かすなど、多少時間がかかり、初めてシアバターでヘアケアをする際は多くつけてしまいベタつきがちです。少量から始めて、自分の髪に合った量を探し当てていくのをおすすめします。