顔のくすみの原因6つ・くすみが出やすい人・改善方法

スキンケア

くすみとは

顔のくすみの原因6つ・くすみが出やすい人・改善方法

「なんだか肌の色が暗い」「血色が悪くみえる」という場合、それはもしかすると「くすみ」かも知れません。よく耳にする肌トラブルの一つですが、くすみとはいったいどういう状態で、何が原因で起こるのでしょうか。

ここでは、顔のくすみの原因や改善方法などについてご紹介していきます。

肌がくすんだ状態

くすみとは、簡単に言うと「肌の透明感とつやがなくなり、明るさが感じられない肌状態」のことです。一口にくすみといってもいろいろなタイプがあります。

たとえば、肌の水分不足やターンオーバーの乱れの他に、肌荒れによるキメの低下や血行不良など、それぞれ原因が異なります。古い角質や紫外線によって過剰に作られたメラニン色素などもくすみの原因の一つです。

暗く見える

くすんでいる肌は柔軟性が失われ、触り心地もごわごわと硬くなります。また、肌がくすんでしまうと肌のトーンが暗くなり、疲れた顔の印象や実年齢より老けて見えるなど、暗い印象を与えてしまいます。

くすみが出る原因

顔のくすみの原因6つ・くすみが出やすい人・改善方法

みずみずしい肌になるにはくすみを解消することが大切です。しかし、いったいくすみの原因とはなんなのでしょうか。実はくすみの原因は一つではありません。くすみの原因を知って、クリアな肌を目指しましょう。

原因1:角質の老化

まず、くすみの原因の一つ目として、角質の老化があります。肌表面を覆っている角質層は本来、外部の刺激から肌を守るバリア機能を持っています。正常な肌の場合は28日の周期でターンオーバーにより古い角質は剥がれ落ち、健康な肌が保たれます。

しかし、紫外線や喫煙、血行不良、加齢といった原因で肌のターンオーバーが遅れ、古い角質がたまることで肌がくすんでしまいます。

原因2:乾燥

二つ目の原因としてあげられるのが、肌の乾燥です。肌が乾燥すると、肌本来のバリア機能が低下してしまい、刺激から肌を守ろうとして厚くなった角質が肌のくすみの原因となります。

また、乾燥により肌の水分量が低下すると、つやがなくなりキメも乱れてしまいます。キメの整った肌だと光の反射する方向が揃うので、透明感のある印象になりますが、キメの乱れた肌では光の反射が不規則になり、くすんだ印象を与えてしまいます。

原因3:血行不良

血流が悪くなることによって、皮膚の血管を流れる血液量が減ると、肌の健康的な赤みが減って黒っぽくなります。これがくすみとなってしまいます。

血流低下により、肌に必要な栄養分が行き渡らないことも問題です。また、血流低下によって起こる目の下のクマが合わさると、余計に疲れた顔、老けた顔の印象を与えてしまいます。同時に、リンパの流れも滞っていると老廃物を排出できず、これもくすみの原因となります。

原因4:メラニン

よく耳にする「メラニン」ですが、本来これは紫外線を吸収して肌への影響を抑え、刺激から肌を守るという働きを持っています。通常、メラニンはターンオーバーにより肌の外に排出されて、元の肌色に戻ります。

しかし、肌を守ろうとして肌の奥にある細胞が作り出したメラニン色素が、ターンオーバーの乱れによって肌にそのまま居座ると、肌から透明感や明るさが失われてしまいます。

原因5:糖化

聞き慣れない言葉である「糖化」ですが、これは肌を老化させる大きな原因のひとつで、肌に悪影響を与えます。よく耳にする「コラーゲン」は、肌のはりや弾力を生み出すものですが、このコラーゲンが糖化するとくすみが起きます。

もともとは透明であるコラーゲンですが、糖化すると黄色や茶褐色に変化してしまいます。この色の変化が肌の内側で起こりと、くすみにつながってしまいます。

原因6:カルボニル化

カルボニル化とは、紫外線などのダメージによって発生した脂質の分解物である「アルデヒド」が真皮の中にあるコラーゲンなどのタンパク質と結合・変性して、黄色く変化してしまう現象のことです。

皮膚の内部だけでなく角質層でも、このカルボニル化は起こり得ます。カルボニル化はくすみの中でも、特に「黄ぐすみ」の原因となります。

くすみの出やすい人

ここまで、角質や乾燥、紫外線や血行不良などのくすみの原因を見てきましたが、くすみの出やすい人というのはどんな人なのでしょうか。

実は、くすみは体質や生活習慣と深い関係があります。睡眠不足やストレスの多い環境、喫煙、長時間の紫外線にさらされることなどでくすみが出てしまうのです。くすみと生活習慣の関係について、詳しく見ていきましょう。

睡眠不足の人

睡眠は健康だけでなく、お肌のコンディションにとっても重要です。睡眠の量や質によって、肌のバリア機能の回復度や肌表面を守っている角質の保水量も変わってきます。つまり、睡眠不足は、くすみの原因である肌の乾燥やバリア機能の低下も引き起こします。

また、人間は睡眠中に成長ホルモンを分泌することによって新陳代謝を促しますが、寝る時間が遅過ぎると、成長ホルモンの分泌が不十分になり、新陳代謝が遅れてしまいます。
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