ネイティブアメリカン5つの特徴と歴史|独自の文化と接し方

雑学

特徴5:社会様式

部族によって細かな文化形態を持つネイティブアメリカンですが、彼らは自然の恩恵から身の回りに必要なモノを作り出していきます。動物の骨と皮で作った移動式のティーピーと呼ばれる家はもちろん、定住部族は川のほとりにアースロッジと呼ばれる家を建てるなどして暮らしていました。

ネイティブアメリカンの歴史

それではネイティブアメリカンの歴史について解説していきます。モンゴロイド系の黄色人種でありながら、北アメリカ大陸に住み、独自の生き方をしてきたネイティブアメリカンの歴史は壮大でありながら悲惨な物語を秘めています。

始まり

ネイティブアメリカンの始まりは古代氷河期、我々日本人のルーツと同じモンゴロイド系の人々が海、または氷で地続きになったアラスカ経由でアメリカ大陸に渡ったものと考えられています。

ネイティブアメリカンが史実に現れたのは15世紀、コロンブスがインドを探すための冒険でアメリカ大陸を見つけたことからようやくアメリカ先住民が歴史の1ページに登場します。その後ヨーロッパ人がアメリカ大陸に移民していきます。

1960年代の公民権運動

ヨーロッパ人のアメリカ大陸入植は、アメリカにとって負の歴史の幕開けとなりました。入植はアメリカ大陸における人種差別の歴史の始まりでもあります。

1960年代には奴隷身分である黒人主体の運動が巻き起こりましたが、同時期にネイティブアメリカンも人権運動を起こしました。ネイティブアメリカンの人権運動は黒人の公民権運動とは違い、白人と同等の扱いではなく自分たち部族独自の生き方を勝ち取る運動でした。

近年

ネイティブアメリカンの人権運動はレッド・パワーと呼ばれ、第二次世界大戦以後各地でアメリカ政府や白人に対する抗議活動が行われました。

多くの死傷者も出したネイティブアメリカンの人権運動は、近年になり少しずつ身を結んでいますが、500年以上の虐殺と同和政策により多くのネイティブアメリカンは失われ、近年では独自の文化を保って生活している部族はわずかとなっています。

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独自の文化と接し方

ネイティブアメリカン5つの特徴と歴史|独自の文化と接し方

独自の文化を持ちながら苦難の歴史を歩んできたネイティブアメリカンはいまも自分たちの文化を保っており、一般的なアメリカ人という概念を持っていません。

では、我々は特有の文化をもつ実際ネイティブアメリカンにどのように接すればよいのでしょうか。敬意を示すのに最適なのは、彼らへの呼称です。

ネイティブアメリカンと呼ぶのはNG

ネイティブアメリカンという呼称は、じつは本人たちにとっては侮辱的な呼称と捉えられています。

これまで多くのネイティブアメリカンを差別してきたアメリカ政府が呼称をネイティブアメリカンとして推し進めているのは、本人たちにとってはこれまでの負の歴史を薄める行為であるという声が多くあげられているます。
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