ダスカロスの瞑想方法・ダスカロスに関するおすすめの本｜食事

「ヒーラーが他人を助けたいと本当に心から思った時、肉体レベルでもサイキックなレベルでも失敗することはあり得ない」（ダスカロス）

ダスカロスは立つこともできなかった小児マヒの子供を歩かせる、変形した背骨を再生させるなど、奇跡としか言いようのないヒーリングを数々こなしてきました。このダスカロスの言葉からは、世界一のヒーラーである彼の他人を癒すことへの心構え、その真摯さが伺えます。

「私が理解できないのはセラピストが、なぜ自分のものでない、聖霊から与えられた生命のエーテルと引き替えにお金がもらえるかということだ。無料で与えられているものは、無料で奉仕するべきなのだ」（ダスカロス）

ダスカロスは世界一の実力を持つヒーラーであると共に、治療に対し謝礼や治療費を一切受け取らないことで有名でした。この聖人のようなダスカロスの振る舞いは、自分の力が自分のものではなく偉大な聖霊によるもので、奇跡のような治療もすべて自分の手柄ではないとする、ダスカロスの真に謙虚な姿勢によるものだと、この言葉から知ることができます。

ダスカロスは現代世界について、物質的世界を探求するあまり精神的な成長や内面的な満足を置き去りにしてきた、と述べています。物質的世界を豊かにすることで生活基準の向上、平均寿命を延ばす、肉体的に健康になるなど数々の利点がありますが、それにしても現代はあまりにも物質的に偏りすぎ、精神的な発達をおろそかにしてきたとダスカロスは告げています。

ダスカロスは自身が提唱する真理を探究するワーク、内省や瞑想をこなすことで、自分の肉体や欲望、感情をコントロールできるようになり、理性と愛が根付いた新たな生活へと移行していけると提案しています。

ダスカロスは物質的な肉体をおろそかにするのではなく、適切な栄養、正しい呼吸法、生き方を通して肉体を健康的に保つことを勧めました。

もし、私たちが欲望や不安、憂鬱、怒りや憎しみなどのネガティブな感情をつくり続けてしまうと、私たちの肉体を支えているエーテル・エネルギーが使い果たされてしまい、健康を保てなくなるとダスカロスは言います。物質的な肉体の状態を良く知り、自分の感情をコントロールすることが健康に必要不可欠だとダスカロスは教えています。

ダスカロスは「世界一のヒーラー」「20世紀における最も偉大な霊性の教師」と呼ばれ、生涯に渡りヒーラーとして多くの人々を無償で癒し、また人々に霊的な真理を教え続けました。

ダスカロスは瞑想によって「現在のパーソナリティー」、つまり自分の主観的経験を乗り越えて、普遍性や永遠性との一体化ができるとして、人々に瞑想を勧めています。瞑想にはレベルがあり、次々と飛ばして習得していくのではなく、自分の段階に合わせてゆっくりとマスターしていくこと、瞑想に加え普段の生活で常にエゴイズムを警戒し注意を払うこと、世間や現実世界としっかり向き合う大切さを説いています。 ダスカロスの教えに触れて、真理を学び精神的に向上していきましょう。