ゲスの極み乙女。って？
「ゲスの極み乙女。」を知っていますか？ゲスの極み乙女とは、川谷絵音（vo/Gt）、休日課長（Ba）、ちゃんMARI（Key）、ほな・いこか（Dr）で結成された日本の4人組バンドです。
ゲスの極み乙女は印象的なバンド名ですが、彼らの創り出す音楽はとてもキャッチーであり、ポップな音楽の中にヒップホップやジャズのようなジャンルの音楽要素も含まれているとても不思議なバンドです。その音楽は自称「ヒップホッププログレバンド（＝先進的、実験的なバンド）」と言われています。 その歌詞も特徴的で、楽曲の作詞作曲は全てボーカル・ギターを担当している川谷絵音が行っています。今回はそんなゲスの極み乙女。の楽曲をいくつか厳選し、その歌詞の意味について紹介していきたいます。ゲスの極み乙女。の曲の歌詞の意味は？
それでは、ゲスの極み乙女。の曲の歌詞の意味について考えていきます。ゲスの極み乙女。の歌詞は、はっきりと言いたいことを言うというよりは、遠回しに伝えるようなものが多く、人によってはその意味を理解するのは難しいという人もいます。今回は、ゲスの極み乙女。の曲の歌詞の意味について紹介し、理解する方法についても紹介していきます。
両成敗でいいじゃない
「両成敗でいいじゃない」は、ゲスの極み乙女。が紅白歌合戦に出場してから出したアルバム「両成敗」のアルバムリード曲として発表された楽曲で、MVも発表されています。
MVからわかるように、メンバーは和服を着ていて、少し和のテイストを取り入れた曲になっています。タイトルにも含まれている「両成敗」という言葉は、日本ならではの言葉でもあります。それでは、歌詞の意味について触れていきます。
タイトル「両成敗でいいじゃない」の意味って？
まずはタイトルの意味について考えていきます。「両成敗」とは、事情関係なく、事を起こした両方を罰する、という意味です。つまり、「両成敗でいいじゃない」というタイトルからは、相手が勝ち負けにこだわるのに対して、自分はどちらも負けでいいじゃないかと考えていることがうかがえます。
ゲスの極みが伝える歌詞の意味は？
歌詞より、何の戦いなのかはわかりませんが、この曲の主人公である自分は「勝ち」で相手は「負け」であることがわかります。それであるにも関わらず、相手は負けを認めず、しかも負けていてもそれを翻す、つまり今の状況を変えようと努力をしない様子がうかがえます。
両成敗が止まらない もう止まらない 呆れちゃうよな 両成敗は止まらない 喜劇的に見える真面目な話
サビの部分の歌詞にも注目してください。上記の歌詞のように両成敗でいいじゃないという自分に対して、「両成敗は止まらない」と言っています。負けを認めない相手は、両成敗を提案しても、もちろん納得せず両成敗は止まりません。
データ処理した言葉は 空気に触れるべきじゃない
この曲が発表されたのは、ボーカル・ギターを担当している川谷絵音さんのスキャンダルが発覚した後であったため、この歌もそのことについてなのではないかと世間で騒がれました。実際のところはわかりませんが、アーティストとしてテレビなどに出る立場なので、意味もなく嫌ってくる人も多いでしょう。
インターネットやSNSで、よく知らない人に叩かれる経験もあるのでしょう。この歌詞はそのような経験が書かれていると考えられます。「データ処理された言葉」というのは、そういったインターネット上に書き込まれた言葉のことで、「空気」というのはこの場合、リアルの世界のことでしょう。