【年齢別・種類別】犬の平均睡眠時間と適切な睡眠時間
犬の睡眠時間が短い時の理由と対策
犬の睡眠時間が短い理由は、睡眠が浅いことです。少しの物音で、耳を動かしていたり、目をあけたり、起き上がったりしますが、犬はもともと夜行性で狩りをする動物だったので、他の動物に襲撃されることもありました。そのため他の動物に襲撃されないために、少しの物音や気配を感じたらすぐに動き出せるように犬の睡眠の多くが浅い眠りです。
そして犬の睡眠の8割が浅い眠りで、レム睡眠です。体は休めていますが、脳は起きていて気配を感じたらいつでも起きれる状態です。体を休め体力温存のために、睡眠時間は確保する必要があるので、合間を見つけてこまめにどこでも眠るようになりました。 しかし、中にはあまり寝ない犬もいます。毎日平均で7時間程度寝ていて体調不良や食欲不振で無ければ特に心配はいりませんが、毎晩眠れずにウロウロ動きまわったり、体重が減ってきたら何か対策が必要です。お家の中に落ち着ける場所がなく、不安で眠れなかったり、体のどこかが痛くて眠れなかったり、認知症の症状などが考えられますので獣医さんに相談しましょう。犬の適切な睡眠時間
犬の適切な睡眠時間は成犬(1歳~6歳ごろ)で平均12時間~15時間で、幼犬と老犬はやや長めの平均12時間~18時間です。幼犬の頃は多くの事を学習したくさん外の刺激を受けかなりのエネルギーを消費するため睡眠時間を多く確保する必要があります。老犬も同じぐらいの睡眠の長さになりますが、体力が衰えるので、より多くの休息が必要になります。
睡眠時間は犬にとっての健康バロメーター
犬にとって睡眠時間は人間と同じように必要不可欠です。多すぎても少なすぎても健康に影響してきます。人間が睡眠不足でストレスや体調不良になったりするように、犬も睡眠不足になるとストレスが溜まりやすくなったり、情緒不安定になり性格が荒くなったり、子犬の頃は発育に影響します。
反対に20時間以上の睡眠は危険なサインで、引っ越しなどの劇的な環境の変化でのストレス、甲状腺機能低下症、関節などに痛みがある、特定の病気を患っているのいずれかが考えられます。