【年齢別・種類別】犬の平均睡眠時間と適切な睡眠時間

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年齢別犬の平均睡眠時間

【年齢別・種類別】犬の平均睡眠時間と適切な睡眠時間

犬はよく寝る生き物です。お店で見かける犬や、愛犬が気づくといつも寝ています。いつも寝ているかと思うと、物音で目を覚ましたり、起きたかと思うとまたすぐに眠ったりしています。犬は平均で12時間~15時間ぐらいで、まとまった睡眠をとるのではなく、1日のトータルの睡眠時間です。

睡眠不足はストレスの原因になり、いたずらなどをしてしまいます。また寝る場所が広すぎたり、狭すぎたりという状態でもいけませんし、寝る場所に何も置いてあげないというのも可哀想です。犬の体に応じた寝るスペース、専用のベットなどを用意して快適な睡眠空間にしてあげましょう。

生後1カ月

【年齢別・種類別】犬の平均睡眠時間と適切な睡眠時間

生後1カ月の子犬は1日平均12時間~18時間の睡眠が必要です。まだ生まれて間もないのでお母さんのおっぱいやミルクを飲んでいるか寝ているだけです。可愛くても起こしたりせずに眠っている時はしっかり寝かせてあげます。

生後2カ月

生後2カ月の子犬の睡眠時間は平均12時間~18時間です。この時期になると、家族の一員としての位置やルールを学ぶ大切な時期です。一人では不安になりますのでなるべくお留守番は控え、できるだけ家族の誰かがそばにいて、一人ではないと実感させてあげましょう。

生後3カ月

生後3カ月の子犬の睡眠時間は平均12時間~18時間です。家族の一員として新しい環境にも慣れてきた頃で活発に動き回るようになります。まだまだ睡眠時間は必要不可欠なので、寝ている時は見守ってあげましょう。

生後4カ月

生後4カ月の子犬の睡眠時間は平均12時間~18時間です。子犬の方から遊ぼうとしている時はたくさん遊んであげて寝ている時は寝かせてあげましょう。生後4カ月ごろまでは幼齢期と言います。この頃から歯の抜け変わりで歯がムズムズして色んな物を噛んだりしてしまいます。

生後5カ月

生後5カ月の子犬の睡眠時間は平均で12時間~18時間です。この頃から徐々に成犬へと体も変化していきます。十分な睡眠をする事で丈夫な骨をつくったり、内臓がきちんと機能するように発達したりする助けをします。また必要な体力をつけるためにも睡眠はとても大切です。

生後6カ月

生後6カ月の子犬の睡眠時間は平均12時間~18時間です。この頃から成犬へとどんどん成長していきます。体の中のホルモンの変化でイライラしたり物を噛んだりしてしまいます。起きている時はたくさん遊んであげて寝ている時はしっかり眠らせてあげましょう。また6カ月までの飼い主さんとの接し方などで犬の性格も決まってくると言われています。

生後7カ月

生後7カ月の子犬の睡眠時間は平均12時間~18時間です。この頃は成犬への成長段階で、急速に知能も発達していき反抗期に入ります。飼い主さんの言うことを聞かなくなったり自我が芽生え始めるので、飼い主さんは堂々とリーダーである事を教えましょう。歯の抜け変わりが完了し食欲旺盛になります。

生後8カ月

生後8カ月の犬の睡眠時間は平均12時間~18時間です。この頃は自我が芽生えて好き嫌いが行動で見て取れるようになります。メスは生理が始まりオスはマーキングをし始めます。お散歩の時間が長かったりたくさん遊んだりした時はよく寝るでしょう。

生後9カ月

生後9カ月の犬の睡眠時間は平均12時間~18時間です。生活環境や体調、運動量やストレス度にもより睡眠時間が長かったり短かったりします。過度のストレスは良い睡眠の妨げになるので長時間のお留守番は避けしっかり運動させましょう。

生後10カ月

【年齢別・種類別】犬の平均睡眠時間と適切な睡眠時間

生後10カ月の犬の睡眠時間は平均12時間~18時間です。この頃になるとほとんどの犬種は成犬の身体のなります。生後12カ月頃まで反抗期ですので素直だった子も悪さが目立ってきます。

1歳

1歳の犬の睡眠時間は平均12時間~15時間です。子犬の頃は常に寝ていた子も睡眠のリズムがついてきます。1歳までにしつけや外へでてさまざまな刺激を受け入れ、人間社会に慣れていくのにすごく大切な時期です。たくさん外へでて刺激を受けた日はよく眠るでしょう。

2歳

2歳の犬の睡眠時間は平均12時間~15時間です。1歳~2歳まではやんちゃ盛りで人間でいうと23歳頃ですので落ち着きが無い犬もいるでしょう。眠っていたのに、インターホンの音で飛び起き吠える、なんてこともあるでしょう。落ち着きがない事は危険も多い事に繋がります。

3歳

3歳の犬の睡眠時間は平均12時間~15時間です。3歳になると成犬で大人になり色々な場面でも落ち着きだす頃でしょう。安心できる居場所があり決まった場所へ行き昼間は動かずに目を閉じてゆっくり過ごすことも増えてくるので、落ち着いているときはそっとしておきましょう。

老犬

老犬の睡眠時間は平均12時間~18時間です。この頃からシニアになり子犬の頃のようにいつも寝ているようになりますが、歳を重ねるごとに疲労回復に時間がかかるためたくさん寝るようになります。ごはんとトイレ以外はほとんどの時間を寝て過ごしたりじっとしていることが多いのでそっとしておいてあげましょう。

犬種別犬の睡眠時間

【年齢別・種類別】犬の平均睡眠時間と適切な睡眠時間

犬種によって睡眠時間はさまざまです。成長度合いも関係しますが、犬種、体の大きさなどが睡眠時間に関係してきます。大きい犬は体が大きく体力回復に時間がかかるため、長い睡眠時間になり、小さい犬は体が小さいので短い睡眠になります。平均よりも長く寝ていても、短く寝ていても特に心配はいりません。

ダックス

ダックスの睡眠時間は平均10時間~11時間程度です。生活環境にもよりますが、ダックスはよく吠える犬種です。吠えるという行動は結構体力を使うものなので、吠え癖のあるダックスはもっと長く寝るでしょう。

チワワ

チワワの睡眠時間は平均9時間~10時間程度です。生活環境にもよりますが、チワワは非常に活発な犬種で、散歩をたくさんするなどよく動くチワワなら体力回復のために平均よりも長く眠るでしょう。

トイプードル

トイプードルの睡眠時間は平均10時間~12時間程度ですが、トイプードルは元気いっぱいで社交的で温厚な犬種なので元気いっぱい遊んだ次の日はより多く寝る子もいるでしょう。中には12時間~16時間寝たりする子もいます。

コーギー

コーギーの睡眠時間は平均10時間~11時間程度です。コーギーは牧羊犬としてつくられ、よく運動し興奮度も高くよく吠えます。生活環境にもよりますが、体力回復のためによく寝る子もいます。

シーズー

【年齢別・種類別】犬の平均睡眠時間と適切な睡眠時間

シーズーの睡眠時間は平均12時間~15時間程度です。シーズーは小柄でおとなしい子が多く睡眠時間は長めです。運動が特に好きというわけではなく、飼い主に寄り添い室内でおとなしく過ごしている子が多いでしょう。夏場は熱中症などに注意が必要です。

柴犬

【年齢別・種類別】犬の平均睡眠時間と適切な睡眠時間

柴犬の睡眠時間は平均9時間~10時間程度です。柴犬はもともと番犬やイノシシ狩りで活躍していたため、睡眠時間は短めです。狩猟犬だったので、見た目以上に体力があるので毎日しっかり散歩が必要です。しっかり散歩をしてあげるといい睡眠にも繋がります。

犬の睡眠時間が長い理由

【年齢別・種類別】犬の平均睡眠時間と適切な睡眠時間

どうして犬は睡眠時間が長いのかというと、昔、野生だった頃は夜行性で狩りをおこなう動物だったからです。昼間に寝る事で狩りをするための体力を温存していました。夜は気配を隠しやすく獲物を狙いやすいので狩りに都合が良いのです。なので犬は人間のようにまとめて夜に睡眠をとるという習慣がありません。

人間と一緒に生活するようになった現在、適応能力が優れている犬は人間と同じように夜に長く睡眠をとるようになりました。 しかし、昼間に眠り体力を温存するという性質が根強く残っているため、犬は昼も夜もよく眠るようになったといわれています。いくら犬の睡眠時間が長いといっても、普段より長いと危険なサインです。毎日20時間以上寝ている子は要注意です。自分の意思とは関係なく眠ってしまう睡眠障害の病気もあります。
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