猫へのまたたびの与え方
「猫にまたたび」非常に好むものの例えとしてよく聞くフレーズです。猫にとってまたたびとは、おもちゃであり、ストレスを解消する絶好のツールでもあります。
これはまたたびに含まれている、揮発性の「マタタビラクトン」と総称される物質が、猫の脳を麻痺させて、運動中枢や脊髄などの反射機能を鈍らせることで、いわゆる「ハイ」な状態や「性的興奮」を引き起こします。またたびは人間にとっての麻薬と似た効果を猫に与えます。 こう聞くとまたたびが恐ろしいものに思えてくるでしょう。しかし、与え方や与える頻度を考えれば、猫にとっては最高のおもちゃ、「嗜好品」です。 ここでは効果的なまたたびの与え方、与える頻度についてご紹介します。またたびはどのような時に使うといいのか
またたびは一般的に次のような時に使用されます。
・爪とぎのしつけ 爪とぎ用品に粉末状のまたたびがついていることから、その使用頻度高いです。 ・ストレスが溜まったとき またたびは「嗜好品」ですのでストレス解消にはもってこいです。 ・食欲不振 ご飯に振りかけてあげると喜んで食べます。 ・飲水量が不足しているとき 効果は個体ごとに違います。 ・野良猫や隠れてしまった猫をおびき出すとき 野良猫を一時保護したい時などは効果を発揮します。
このようにストレス発散や元気がないとき、またしつけの方法として使います。酩酊状態を面白がったり、猫可愛がりのツールとして使うのは正しくありません。おもちゃとして与えるとき
この頃、猫がなんとなく元気がない、最近、運動不足気味。そう感じたら、またたびのおもちゃで遊んで見ましょう。
大好きな飼い主であるあなたと、大好きなまたたびの香りのおもちゃで遊ぶことで、いつも以上に走り回ったり、飛び跳ねたり、また猫とコミュニケーションやスキンシップを取ることができます。 猫が登る高いところがない、外に出られない猫はストレスが溜まっていることが多いため、おもちゃで発散させてあげることも大切です。またたびのおもちゃを与えることで上手にストレスの発散ができるでしょう。
猫たちの遊び道具の１つとして買いました。そしたら、いきなりガブガブかみついてました。遊んでいるのか、なんなのか！でも、楽しそうにこの人形をボコボコにしてるのでよかったです。
またたびスプレーはどう使う？
たくさん遊んで、もう見向きもしないおもちゃは猫を飼っているお家には一つはあるでしょう。そんな時はこのまたたびスプレーを吹きかけて見てください。また夢中になって遊ぶ姿が見られることでしょう。
しつけにも一役買ってくれます。使ってくれない爪とぎにひと吹きすれば、興味がなかった爪とぎ用品にも興味をしめてくれるはずです。また食欲がないときや、初めて食べるフードを与える時、またたび水をひと吹きすれば、その匂いにつられて食べてくれます。 スプレーだと、匂いだけを対象物につけられるので、粉のように飛び散ることもなく、適量を噴射できるので経済的です。また水分が飛んでしまうと猫が反応することがなくなるので、安心していろいろなものに吹きかけることができます。
ポール型の爪とぎを購入しましたが使うどころか近寄りもしなかったので初めてスプレータイプを購入してみました。 ２,３回シュッシュとふりかけるとすぐに匂いを嗅ぎだしてポールにゴロゴロ～スリスリ～♪
結果的に爪とぎとしては使用されず今はただのスリスリするお気に入りの場所となり、今日も私の座椅子で元気にバリバリ爪を研いでいます。
またたび水を与えて水分補給を
猫は余り水分を取らないものですが、あまりにも飲まないと、腎臓に負担がかかったり膀胱炎や尿石症になったりと色々なトラブルが起きます。
それらを予防するためにお水を飲んで欲しいところですが、水を飲まない子は、いくら新しい水にしようが、カップを変えようが飲んでくれないのが実情です。 そこで、お水に猫の大好きなまたたびの匂いをつけたら飲んでくれるのではないか、と期待されているのが「またたび水」です。しかし「またたび水を喜んでくれるか」は猫次第です。全ての猫が喜んでくれるとは限りませんが、試して価値はあります。作り方は簡単です。粉末状の水に溶けるタイプのまたたびを新鮮な水に溶かすだけです。この時、取扱説明書に書かれている容量を必ず守ってください。 またたびの過剰摂取は、別な危険もはらんでいます。
またたびの粉末を使う
またたびの粉末は色々な使い方ができます。そのまま与えても問題がないため、手のひらに乗せてあげたり、食欲がないときの増進剤として使用したり、飽きてしまったおもちゃに振りかけたり、爪とぎのしつけに利用したり使い方はまたたびスプレーと同じく飼い主のアイディアで無限に広がります。
粉末タイプはふりかけるだけ、と使い方は簡単ですが、飛び散ってしまうために掃除が大変です。少しでも残っていると猫は必死になってまたたびを探し回ります。またたびの多量摂取は死にも繋がるものですので、与える時には用法用量を守ることが大切です。 また保存方法にも注意が必要です。飼い主の留守中に、仕舞っておいた、またたびの粉末を多量に舐め、呼吸困難になって死に至ったという事案もインターネット上で目にします。保存の際には密封容器に入れ、猫がいたずらしない場所に保管してください。これまでは爪とぎを買ったらおまけとして付いていたまたたびをあげていましたが、なくなったのでこちらを購入してみました。食いつきようがぜんぜん違い、またたび催促がすごい…。ただ、けりぐるみなどにふりかけるときにこぼれ落ちやすいです。つめとぎのおまけについていたものより粒が大きめで、擦り付ける(すり込む)のがむずかしい。