アラサーの婚活の現実・結婚できない理由・婚活方法｜必死

すっかり定着した「アラサー」という単語ですが、そもそも「アラサー」とは「どのような意味」で「何歳くらいの人」を示すのかご存知でしょうか。豆知識として、まずは「アラサー」の言葉の意味について見ていきましょう。

アラサーは「around thirty（アラウンドサーティー）」の略で、日本で誕生した言葉です。直訳すると「30周り」つまり「30歳前後」という意味になります。そして「アラサー」は性別に関係のない、男女共通の単語です。男性か女性に限定して用いる場合は「アラサー男子」「アラサー女子」と指定すると分かりやすくなります。

気になる年齢の話ですが、結論から言うとケースバイケースです。幅広く使用している場合と限定的に括っている場合があり、以下の2パターンになります。どちらの言葉も間違いではありませんから、会話や文章の流れで察して使い分けましょう。どうしても気になる場合はさりげない雰囲気で聞いてみてください。

アラサーの年齢範囲
27歳以上33歳以下（±３歳）
25歳以上34歳以下（四捨五入）

アラサーが一般的によく使われるようになったのは2000年台後半頃。最初にアラサーという言葉が登場したのは、女性向けファッション雑誌「GISELe （ジゼル）」です。1990年台中盤に高校生～大学生くらいでコギャルど真ん中世代を経験して2000年台後半に30歳前後になった女性をぼかして表現するために用いられ、現在の意味とは異なっていました。

最近は「大人女子（読み：オトナジョシ）」という言葉も浸透してきました。「大人女子」という単語自体に年齢的な定義はなく、フレッシュな若々しい雰囲気と大人ならではの落ち着きを両方備えた女性を示しています。アラサーという言葉は使いにくい場面では「大人女子」と言い換えてみるのも良いでしょう。

日本は、現在も晩婚化が進行していますが、30歳前後で未婚の女性が増えたことには「価値観の多様化」が大きく影響しています。

一昔前は、学校卒業後に花嫁修行のため家事手伝いとなり家庭に入る選択肢が存在していましたが、現在はほぼありません。女性も大学卒業が当たり前、卒業後は就職が当たり前です。就職すれば収入があり、仕事が楽しくなって出世を狙う女性も出てきます。女性の幸せは「結婚して家庭を築くこと」だけでは無くなったといえます。

では、アラサー女子は婚活に不利なのでしょうか。その答えは、NOです。しかし、アラサーと20代には大きな壁があることは確実です。

婚活が厳しいと言われる理由は主に「若さでアピールできなくなる」「相手から自分の方へやってこない」「結婚前提の付き合いを求めがちで焦りが伝わってしまう」この3つが原因でしょう。 アラサー女子の良いところを理解しないまま婚活すると、男性に良くない印象を与えてしまいます。その例を下記でご紹介します。

婚活ではなく普通の恋愛において、押しの強いアプローチに引いてしまったこともあるでしょう。熱心に取り組むことは良いことですが、婚活の場合は違います。熱心さが伝わると男性はプレッシャーと感じ、回避する心理が働いてしまいます。

自分を「名前呼び」していたり、20代と変わらない言葉遣いや恋愛テクを駆使することは婚活では好まれません。自分が他人からどう見られているのか意識しないまま婚活してしまうと「年齢相応の考え方や判断力を備えていない」と捉えられてしまい、結婚対象のフィールドから外れてしまいます。

「アラサーが結婚できない」という文章には、間違った解釈が含まれています。正しくは「アラサーだから結婚できない」のではなく「自分がアラサーであることについて理解していないから結婚できない」ということです。

アラサーでも幸せな結婚をし、幸せな生活を手に入れることは可能です。失敗をしないために、婚活が上手くいかない原因を見ていきましょう。

よくバブル時代に言われていた「3K」という単語をご存知でしょうか。結婚相手に求める理想の条件「高身長・高学歴・高収入」の頭文字を取って作られた言葉です。いつの時代も変わらず、この3Kの条件を満たす男性はごく稀です。

「イケメンで、お金持ちで、家柄が良く、学歴もある人がいい」と理想を持つこと自体は自由です。しかし、婚活において何度の高い条件の中で探すのは、根気と時間で補えるものではありません。ターゲットすら見つからないリスクが高いためです。 思い当たる節のある方は、一度「結婚の条件」を精査して「こだわりたいこと」に優先順位をつけて婚活に臨むことをおすすめします。

「学生の頃と変わらないファッションに身を包み、可愛らしい仕草やボディタッチ、LINEやメールでの恋の駆け引きテクを使って彼を落とす」といった方法を婚活に用いるのは危険です。アラサー婚活では「精神的に成熟しているか」が重要なポイントのひとつです。

どんなに考え方がしっかりしていても、10歳若かった頃と同じ行動をしていては大人の女性として見てもらえないため「結婚したい相手」としてカウントされる確率が下がってしまいます。