足が臭い人の対処法と足の臭いの理由、臭いを消す・治す方法

ヘルスケア

まずは石鹸で足を洗おう!

足が臭い人の対処法と足の臭いの理由、臭いを消す・治す方法

足の臭いがひどい場合、普通に入浴時に足を洗うだけでは、臭いが取れないこともあります。特に足に菌が多く繁殖している場合、ボディーソープでは保湿効果があるので、より湿度を帯びてしまいます。湿度は菌にとっては繁殖のための好条件です。

足の臭いを洗い流すには、石鹸を使いましょう。特に臭いがひどい場合は殺菌効果のある薬用ソープを使うのが効果的です。 足の指の間、爪回りなどもきちんと丁寧に洗い、石鹸をキレイに洗い流した後は、清潔なタオルで水分を拭き取り、すっかり乾燥させるのがポイントです。

足の臭いを消すためのケアも忘れずに

キレイに足を洗っても、菌の餌やすみかになる角質や垢がたくさんあると、瞬く間に菌は増えてしまいます。角質は削り落とし、爪は短く切って垢が溜まらないようにケアすることを忘れてはいけません。

角質を取り除くためのグッズも、市販で多く出回っています。薬品を塗ったり、薬剤に足を浸しておくだけで、後2週間くらいの間に自然と角質が剥がれ落ちるフットケアジェルや、昔ながらの足用のかみそりやかかと削り・やすり・軽石など、100円均一のお店にも販売されていますので、自分に合ったものを見つけておくと良いでしょう。

足の臭いには重曹が効く!?

足が臭い人の対処法と足の臭いの理由、臭いを消す・治す方法

足の臭いの正体であるイソ吉草酸には、お掃除でも有名な重曹が効果的です。イソ吉草酸は酸性で、臭いは洗ってもなかなか落ちきれません。重曹には消臭効果もあり、弱アルカリ性なので臭いを中和してくれる効果があるのです。

洗面器に、お湯と小さじ1程度の重曹を入れ、10分~30分の足湯を行います。お湯の中で指の間や爪回りなどを洗うとより効果的です。角質も落ちて肌もすべすべになります。

子供の靴も洗っちゃいましょう

大人より新陳代謝が活発な子供の足というのは、想像を絶する臭いです。男の子でも女の子でも関係ありません。「ただいま」と言わなくても、子供が学校から帰ってきたのが足の臭いでわかってしまうくらいです。

そんな臭い運動靴は、丸ごと重曹液につけ置きし、洗ってあげましょう。忙しい時は、中敷きだけでも効果があります。つけ置きの後、通常通り洗剤で洗えば、汚れも臭いもすっきりします。

靴の中にも重曹を入れましょう

重曹は粉のままシューズキーパーにも使用できます。重曹には先にご紹介した消臭効果の他にも吸湿効果もあり、湿度の高い環境を好む菌対策には効果が期待できます。

薄手の靴下かストッキングの足先~足首くらいの部分を用意し、その中にカップ2分の1ほどの重曹を入れます。口を縛り、中身がこぼれないようにしたら、脱いだ靴の中に入れておき, 2~3か月で取り換えるようにします。使用済みの重曹にも研磨力があり、お掃除に使用できますので無駄になりません。

靴下の臭いにも効く

普通に洗濯するだけでは取れない靴下についてしまった足の臭いは、洗濯の前に重曹液につけて置くことですっきりと落とすことができます。重曹には消臭効果に加え、汚れを浮かせる効果もあります。水かぬるま湯100mlに小さじ1程度の重曹を加えた液の中に30分つけ置きます。

なぜ洗濯の時に一緒に重曹を入れるのではなく別々の工程を踏むのかというと、重曹よりアルカリph値の高い洗濯用洗剤の方が洗浄効果は高いので、まず粒子の細かい重曹液につけ置き、繊維の奥に潜んでいる菌を浮かした後に軽くゆすいでから洗濯するという方法が効果的なのです。重曹には静電気を防ぎ、衣類をふんわり仕上げる効果もあります。

重曹でとれない足の臭いにミョウバンはいかがですか?

足の臭いの主な原因であるイソ吉草酸は酸性なので、弱アルカリ性である重曹で中和するのが効果的なのですが、それでも取れない臭いが残る場合は、アンモニア臭のようにアルカリ性の菌の場合も考えられます。アルカリ性の臭いには、酸性のミョウバンが効果的です。

ミョウバンは水に溶けにくいので、ペットボトルなどに入れて作り、時々振りながら透明になるのを待ちます。水1.5mlに焼ミョウバン5gを加えます。こちらの原液を10倍に薄めて使用します。冷蔵庫で保管することができますので、まとめて作っておくと便利です。 10倍に薄めたミョウバン水に30分程度つけ置き、洗濯前に軽くゆすいでから洗濯します。

臭い足には治療が必要な時もあります

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汗により蒸れてしまった靴下や靴の中は、においだけでなく水虫にとっても発生条件となる高温多湿の環境です。そのため、足のにおいが気になってきたら、水虫が発生する可能性にも注意しなくてはならないといわれています。

臭い足の臭いが気になる時に、病気が考えられる場合もあります。例えば水虫です。蒸れて臭いが気になる足というのは、水虫の白癬菌やカビも繁殖しやすい状態です。水虫が疑われる場合は、皮膚科を受診しましょう。

このように足が臭いと感じ、尚且つセルフケアだけでは不安と感じる場合は、一人で悩まずに専門医に相談する勇気も大切です。

足の臭いの原因菌は人に移る?

足の臭いの原因菌は、その人の常在菌なので、通常は移るということはありません。また洗濯物を一緒に行ったとしても、衣料用洗剤には再付着防止剤が含まれていますので、足の臭い人の靴下から落ちた菌が、他の人の洗濯ものに付くことはありません。

ただし臭い足の原因菌が水虫菌などの場合は、同じスリッパを履いたり、時には床を歩くことで足に付着することも考えられます。
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