簡単な猫背の姿勢の治し方|寝るとき/タオル/ボール/座り方

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簡単な猫背の姿勢の治し方

簡単な猫背の姿勢の治し方|寝るとき/タオル/ボール/座り方

猫背の姿勢の治し方は、多種多様にありますが、最も知られた治し方といえば、四つん這いになって行う猫の背伸びのポーズや、腰を後ろにそらせて肩甲骨を動かす治し方が有名です。

また、猫背の治し方の中にはストレッチポールといった道具を使って行う方法もあります。その中でも、最も当たり前で、最も単純な猫背の治し方は、日ごろから意識して猫背にならないように背筋を伸ばしておくことです。どんなにストレッチをして体をほぐしたからと言って、猫背でいる時間が長ければ、すぐに元に戻ってしまいます。 とはいえ、日中はお仕事をされていたり、学校で授業を受けたりしているのですから、座ったままでも可能な直し方で、しかも道具を使う必要がなく、場所を選ばない方法を、とりいれなければなりません。 またすぐにでも猫背を何とかしたい、という方や、それだけでは物足りない、という方、整体へ行こうと考えている方など、それぞれのストレッチ方法についてお話ししていきましょう。

猫背とは何か

猫背の治し方についてお話しする前に、まず猫背がどんな状態のことを言うのかについて説明しておきましょう。猫背とは、人の姿勢のことですが、背中が猫のように丸くなっている人の状態をいいます。

見た目はもちろんのこと、猫背の何がいけないのかというと、猫背が原因となって、体に不具合が生じる恐れがあるためです。例えば、背中が張って、肩凝りや頭痛の原因になる場合や、血のめぐりが悪くなる、内臓や自律神経の働きが悪くなる、呼吸が浅くなるなど、猫背を放っておくだけで、ありとあらゆる症状が現れます。 では、猫背になってしまったら、具体的にどんな治し方をすればよいのでしょうか?ストレッチに詳しい人であれば、単純に背中の筋肉を弛めてあげればよいのでは?と考えるでしょう。ですが、猫背は筋肉の緊張が原因ではないため、背中の筋肉を弛めただけでは治りません。

猫背を放っておくと

猫背は、毎日の習慣や日々の積み重ねによって、姿勢が変わってしまった状態ですが、猫背を自覚していても、そのまま放っておく人も少なくないでしょう。

ですが、猫背はそのままにしておくと、姿勢の問題ばかりでなく、内臓など身体機能に重大な影響を及ぼす可能性があります。ただの猫背だからと言って、簡単に片づけてしまわず、猫背に気がついたら、早めの改善をお勧めします。

猫背のデメリット

人に会うときには、できるだけ相手に好印象を持ってもらいたいもの。ですが、背筋の曲った猫背の状態だと、いくら服装をきちんと整えていても、相手にだらしのない印象を与えてしまいます。

寝具が合わない

長い間、猫背を放置しておくと、布団に横になっていても、寝具が体にうまくフィットしないため、寝付きが悪くなる場合も考えられます。また、就寝中にリセットされるはずの体の疲れが取れないことから、内臓や、自律神経にも悪影響を及ぼします。

肩凝りや腰痛の原因になる

肩凝りや腰痛を常に抱えている方は、猫背が原因になっている場合があります。猫背を放っておくと、背骨や筋肉に負担をかけてしまいます。そのため、体のバランスが崩れてしまい、頭の位置や骨盤の傾きにまで影響を及ぼして、日常的に肩凝りや腰痛を抱える結果となります。

内臓にも悪影響を与える猫背

猫背は自律神経の働きばかりでなく、血の巡りも悪くします。前かがみタイプの猫背の方は、常に内臓を圧迫している状態のため、内蔵の機能の低下にもつながります。

座って行う猫背の治し方

人が椅子に座るときはどんな時が考えられるでしょうか。もちろんテレビを見たり、リラックスしている時も椅子に座ることはありますが、主にデスクワークのために、座っている時間が一番長いのではないでしょうか。

手元でする作業などは、どうしても背中が丸まり、手を前に置くために、肩も丸まってしまいます。仕事に熱中しているときは、なかなか意識するのは難しいと感じますが、猫背を治すためには、なるべく肩を後ろに反らせ、少し胸を張る姿勢を取らなければなりません。それでは、次に正しく座ることによって、猫背を強制する治し方について学びましょう。

正しい座る猫背の治し方

正しい座り方とは、目線がまっすぐで、肘がしっかりと曲がっていること、椅子に深めに座っていること、骨盤が立ち、太ももが床と平行であること、膝の角度が 90度程度に曲がっていることです。

この姿勢が猫背にとって理想的で、座っているだけで、猫背が自然に矯正される治し方ではありますが、自宅ではともかくとして、会社や学校では、なかなか体形にぴったりと合った机といすを使うことは難しいでしょう。では次は、椅子への座り方に焦点を当てた猫背の治し方について考えてみましょう。

腰への負担

椅子に浅く腰をかけると、確かに前かがみになりづらいですが、その分、体をささえるための座面の面積が小さいため、腰に負担がかかってしまいます。

椅子に浅く腰をかければ、腹筋や背筋が鍛えられそうな気がしますが、デスクワークをするときは長時間になることが多いため、腰への負担を避けるためにも、椅子には深く腰をかけるようにしましょう。

ストレッチで行う猫背の治し方

日常的に行える猫背の治し方は、まず正しい姿勢を保つことから始めます。猫背の治し方を、背中をそらすことと誤解されている人がいますが、それでは正しい姿勢とは言えません。

正しい姿勢をとるには、まず膝立ちをします。膝立ちとは、L字型になるように膝を床について立つ姿勢です。一度膝立ちになることで、自然に背筋が伸びるので、その時の背筋の形をよく覚えておきましょう。日ごろからその覚えた背筋の形を維持するために、意識してみましょう。

椅子に座ってストレッチ

椅子に座ったままでできる猫背の治し方は、自宅でもオフィスでも簡単にできるストレッチです。まず椅子に座ったら、両腕を上から引っ張られている感覚で上へのばします。

この時、腕はまっすぐと伸ばし、手がクロスしないように注意しましょう。腕をのばし切ったら、ゆっくりと腕を横へ下ろし、最後に太ももの上に置きます。そのまま肩の力を抜いたら、5秒数えましょう。これで終了です。 このストレッチのポイントは、腕や肩甲骨を意識することです。肩甲骨を動かして背中の筋肉をゆるめ、無理することなく猫背を矯正する治し方ですので、仕事の合い間や休憩時間ごとに行うとよいでしょう。
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