社会主義と共産主義の違い|資本主義/民主主義/自由主義
神権政治は、神権政治とは、預言の解釈によっておこなう政治の形態です。みなさんは、もうこの段階で、わけがわからなくなってしまうのではないでしょうか。
人間に対比するものは、そもそも神様です。このような感じで解釈をすれば、独裁政や貴族政と言ったものも人間による政治なので、民主主義のひとつとして考えることができます。
多数の人間(大衆)による支配
しかし、民主主義の意味には、多数の人間(大衆)による支配というものがあります。多数の人間(大衆)による支配というとらえ方をすれば、独裁や君主制が反対語です。
独裁や君主制というものは、民主主義が、多数により支配という意味合いになり、独裁や君主制は少数派という意味です。間接民主制
ただし、実際に多数の人間による支配という意味で、私達は、直接民主制を求めている可能性がありますが、直接民主制は、現実的に、ほとんど不可能と言っていいでしょう。
ですから、民主主義は、「間接民主制」や「共和制」というかたちに収まることになります。エリートによる政治が機能する体制と言った感じでしょうか。 資質のあるエリートが選ばれる仕組みの構築に、現代社会ではちからが注がれているということができます。政治のあり方
民主主義という言葉は、資本主義、社会主義と言ったものとは違い、それらのものが、経済的用語として使用されているのに比較して、民主主義は、政治のあり方であり、別物です。
生まれながらにしての王様という存在がリーダーとしておこなう政治ではなく、人たちが選択したリーダーが、 国民のためにがんばるという政治が民主主義です。自由主義
自由主義という言葉も、頻繁に聞く言葉ですが、私達は、それをどのように理解すればいいのでしょうか。自由主義の反対は、社会主義です。社会主義の反対も資本主義ということなら、資本主義のシステムイコール自由主義ということになるのでしょうか。
資本主義のシステムの力を信じている人たちは、ズバリ、自由主義の信者と言っていいでしょう。人々が自由に取引をし、自分の幸せを追求し、結果他者と必然的に競争をよぎなくされるという意味では、資本主義と同じです。 そして、資本主義のシステムでない国々では、与えられた役割、決められた給料、自分達では決めることができない政治が展開してしまっています。 取引の自由や職業の自由、競争の自由がそこに存在せず、競争など起こりえない世界です。無政府主義
ついでに、無政府主義についてもお話ししておきましょう。 アナーキストという言い方もよく聞きますが、それが無政府主義のことです。
無政府主義では、 既成の国家や権威の存在を望ましくない・必要でないという考えがあり、 調和的な社会結合を目指す政治思想のことを言います。 歴史的に、無政府主義はどのように捉えていけばいいのでしょうか。無政府主義の発想は、哲学的思想ではなく、自由を求める歴史の中から生成されたものと言われています。 ただし、無政府主義は、資本主義に至るものとは考えることができず、共産主義、社会民主主義、国家社会主義と同等にして、社会主義の中に存在しているものと考えることができます。無政府主義は、自由主義にも、資本主義にも反対の立場にあります。社会主義と共産主義の国の例
「資本主義」のシステムを採用して個人や民間に任せると、過剰生産が起こったり弱者は倒産に追い込まれるなどの事態になってしまうことになります。
そうであれば、社会で経済活動を管理しようということで社会主義が誕生したことになります。全部を国営企業にしてしまうことで、不景気は起こらないで、上手くコントロールできるというのが社会主義の利点です。 そして、次に理解しなければならないのは、共産主義です。共産主義も、社会主義と同等のものとして漠然と理解している人たちも多くいるのではないでしょうか。 共産主義というものは、財産の私有を否定、そしてすべての財産を共有することによって、平等な理想社会をつくろうという思想にあります。 共産主義では、階級対立のない共同社会を目指して行きます。 つまり、共産主義というシステムは、社会主義よりもレベルが高いものとして考えることができます。社会主義がうまくいけば皆豊か
共産主義の発想は、「社会主義」がうまくいけば皆豊かになるという発想です。共産主義は社会主義よりもより私達の理想を補填したものであり、もしも、共産主義が完成すれば、このような国の存在によって、戦争のない世界を作り出すことができるでしょう。
社会主義国中国
ソ連が崩壊して、社会主義は良くないというレッテルが貼り付けられたのではないでしょうか。しかし、それでも、現在社会主義の国はあります。
現在、中国は、社会主義の立場を取っています。以前、中国は、ソ連に次ぐ社会主義国家というとらえ方もありましたが、経済は、社会主義の原理に従っていると考えていいでしょう。 しかし、事実上の中国共産党の独裁政治がおこなわれているので、理想を国民に押しつけている点は、社会主義です。キューバ
キューバも、そんな社会主義のひとつです。しかし、国の社会主義体制が維持できなくなんって来たという現状があります。
現体制の崩壊とも言われ、まさに社会主義は苦境に晒されている時代と言っていいでしょう。