車検切れで運転した場合の罰金制度の仕組み・罰金額の相場

人身事故は

人身事故は物損事故の相手のケガの状態で罰則、罰金が変わります。車検切れ車の運転違反の罰則、罰金は同じです。しかし人身事故の場合、基礎点の安全運転義務違反2点に他の点数が上積みされていきます。そして最低でも12万円から最高100万円以下の罰金が確定します。当然赤キップを切られます、もし相手が重傷だったら刑事被告人になり逮捕されることもあります。

車検切れ車運転の事故の本当の怖さは？

ほとんどの保険会社が車検切れの車を補償の対象外としているため、任意保険も車検切れ車運転の場合保険が適用されません。自賠責保険は車検切れの翌月までかかっているので、その期間までは保証されますがその後はありません。普通事故を起こせば損害賠償が発生しプラス罰金も払わなくてはいけないので、かなりの金額を支払うことになります。

しかし、保険が無ければ全てを自己負担しなければなりません、何億円でもです。それと行政処分があります。事故による罰則は、最大150日の免許停止または最大3年の免許取消になる可能性があります。被害者のケガの程度によりますが、車検切れの車で事故を起こしたら取り返しのつかないことになる事を覚悟しなければいけません。

警察に車検切れを勘弁してもらえるか？

法律違反で罰則、罰金がある車検切れ車運転を勘弁してくれる警察官はいるのでしょうか。公道ではなく私道なら車検切れ運転どころか飲酒運転も問題なくパスできます。自分の家の敷地内は公道でないからです。しかし公道でも厳重注意だけですんだラッキーな人もいました。

過失により

刑法38条に「罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。」という特別な規定があるからです。つまり知らないで犯した過失は罰しないこともあるが罰することもあるということです。条文の中に過失罰規定という特別な規定があるかないかで変わってきます。

そのため、車検が切れている事を知らなかった場合に罪に問われないことがありえます。これは本当にまれなことですから、車検が切れてはいないかの確認を忘れてはいけません。

車検切れには注意しましょう

車検切れ車運転の罰則はかなり重いものです、しかし重要なのは罰金、罰則ではありません。事故を起こした場合、自分も相手も人生を狂わせられる可能性が大きいからです。相手に後遺症が残った場合に対する責任は金銭で償うしかありません。交通事故の賠償金は1億円は普通になっていて保険がなけなければ払うことはできないでしょう。

そして自分も、その後賠償金に人生を費やすことになります。車検は法律で決められているほど大切なことなのです、車検期間を把握して車検切れをしないように注意をしましょう。