車の修復歴の基準・価値はどうなるのか・査定で分かるか

車・ドライブ

修復歴の確認方法

車の修復歴の基準・価値はどうなるのか・査定で分かるか

中古車を購入する時に知っておきたい修復歴を確認する方法ですが、素人では見極めることが非常に難しいです。

全ての修復には当てはまりませんが、車が大破した時にフレーム修正をする場合、車を固定します。その時にロッカーパネルの耳をクランプでつかみ車を固定します。すると車の四隅にクランプで掴んだあ跡が残りますから、それを確認するのが良いでしょう。 ここからは簡単に修復歴を見極める方法を部位ごとにポイントをご説明していきます。

フロント

車の修復歴の基準・価値はどうなるのか・査定で分かるか

フロントに修復歴があるか確認する場合は、まず2mほどはなれて目線をヘッドライトまで腰を落として車の立ち姿を見ます。この時にヘッドライトの左右の取り付けバランスやバンパー、ヘッドライト、グリル、ボンネットの位置関係をみます。

次に車に近寄り、ライトとボンネット、ボンネットとグリル、グリルとライト、そしてボンネットとフェンダーの左右の隙間が左右対称になっているか確認します。ここまで確認したらボンネットを開けます。 ボンネットを開けて確認する部分は、フェンダーの取付ボルト、ボンネットの取付ボルトが回した後があるか確認します。これらのボルトを外した後があれば、何らかの事故に遭った可能性が高くなります。 ラジエーターアッパーサポートが止まっている部分が溶接なら綺麗に溶接できているか確認し、それと同時にエンジンルーム内の鉄板を繋いでいる部分を左右対称に溶接跡があるか確認します。

サイド

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車のサイドを確認する場合は、ドアをまず確認します。4ドアであればすべてのドアを静かに開け閉めして同じ締まり方をするか確認します。

次にドアを開けるとドアの内側の外周にシーリングをしてありますから、そのシーリングが全てのドア同じようにシーリングしてあるか確認します。もし1枚のドアでもシーリングのやり方が違えば、ドアの交換が疑われます。 ドアが交換されていると、ピラーも修理してあるか確認する必要があります。ピラーを修理したり交換している場合、ピラーにはウエザーストリップというゴムがドアの開口部に取り付けられているので、フロントピラーやセンターピラー、クウォーターパネル部分のゴムを一部外します。 ウエザーストリップは引っ張れば外れますので、外してみてスポット溶接の状態を確認します。スポット溶接が全てのドア同じ形の丸い形であれば問題ありません。

リア

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リアを確認する場合、リアゲートの車とトランクの車でも基本同じ確認方法です。後ろから見て左右のテールライトの取り付けが不自然でないか確認します。テールゲートとテールレンズの隙間が左右対称か、トランクであればトランクとリアフェンダーの隙間が左右対称であるか確認します。

トランクやリアゲートを開けて取り付け部分のボルトを確認してボディー同色で塗られているボルトであれば塗装が剥げていないか確認します。トランクや、リアゲートの外周にはシーリングを打ってありますから、シーリングの打ち方が綺麗に打たれているか確認します。 トランクやリアゲートを開けて、トランクルームの床の繋ぎ目のシーリングを確認します。スペアタイヤが入る部分があれば面倒ですが、スペアタイヤをはずして床を確認します。ハンマーで叩いた後が無いか、防音材(インシュレーター)が割れていないか確認をします。

修復車を上手に扱いましょう

車の修復歴には基準があるので、当てはまれば残念ながら車の価値は下がってしまう事をご説明してきました。しかし、この修復歴を逆手にとって安く程度の良い中古車を購入する事も可能です。また売る場合も国内でなく海外に輸出している業者に売る方法もあるでしょう。

今の修復方法は、昔と比べて非常に精度が良くなってきました。しかし板金屋さんの中には腕の悪い業者もあるのは事実です。車の寸法はミリ単位で決まっているので、1mmフレームの奥で違うと取り付け位置では1cm変わってくることがあります。このことから取り付け位置が合わずに、台座を入れたり穴を広げる業者がいます。 不幸にも事故に遭いフレーム修正する時には、腕の良い板金業者に依頼する事が後に売る場合に有利ですし、中古車を購入する時には、自分の目で注意深く車を確認する事がトラブルを避けるために重要でしょう。
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