てんかんの看護・発作症状|対応・対処/観察/項目/発作時

仕事ノウハウ

妊婦

元々てんかんの既往を持っていた女性が妊娠すると、てんかん発作はどうなるでしょうか。基本的には医師の指示どおりに抗てんかん薬を服用していれば、てんかん発作の回数が増えることは無いはずです。実際に増えた報告がありますが、これは抗てんかん薬を退治への影響を恐れて飲まなかったり睡眠不足やストレスによるものと考えられています。

ただ、抗てんかん薬は胎児への影響もあるのは事実です。そこで、特に重要な妊娠初期には抗てんかん薬の量は調整が必要です。薬剤も開発が進んでいます。大切なことは自己判断せず、必ず医師の指示を受けることです。 抗てんかん薬の副作用より、実際にてんかん発作が起きてしまった時の胎児の低酸素状態や、それによる切迫流産や早産の危険性、母体そのものの危険性の方が高いと言われています。必ず医師の指示のもと、正しく抗てんかん薬を使用しましょう。

てんかんの看護観察項目

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てんかんにおいての看護の観察項目を挙げます。

時間

てんかんにおいて大事なことは、発症時間とてんかんが起きている時間です。

・発症時刻(起きていたか、寝ているときか) ・どのくらい続いたか

前後の状況

発作前後に予兆のようなものがあったかどうか、また局所性か全身性かによって、てんかんの種類と予防策を考えます。

・前兆の有無と程度 ・局所性か全身性か、また局所に始まりその後全身に広がったか ・意識は有ったか、むしろ意識消失だけであったか(けいれんは無く、問いかけに応じないだけなど) ・転倒の有無と程度(頭は打っていないか)

発作の状況

・手足の屈曲や伸展の状況 ・眼球の状態、視線の方向 ・口唇色の程度 ・顔つきはどうだったか、左右差はあったか

発作後の状況

・意識の戻り具合はどうか(呼びかけに反応はあるか) ・麻痺はのこっていないか ・言葉の理解はどうか ・興奮やもうろう、傾眠状態はあるか ・発作時の記憶の有無

てんかん患者が看護師になるには

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てんかんを持病に持っていても、看護師になりたいと思う気持ちは大切です。てんかんをコントロールできていれば、看護師になることは可能でしょうか。

欠格

欠格事項には「絶対的欠格事項」と「相対的欠格事項」があります。絶対的欠格事項になると資格取得はできませんが、てんかんは相対的欠格事項なので資格取得は可能です。ただ、運転を伴う仕事や銃に関する仕事は寄生されています。看護師の仕事に訪問看護があり、自分で運転して訪問するのですが、これに関しては規制される可能性があります。

免許

結論から言うと、てんかん発作が内服でコントロールされていれば免許の取得はできます。しかし、実際の就職となるとある程度壁があることが想定されます。看護師の仕事は命を預かる仕事なので、突然発作を起こして目の前の患者に事故を起こしたり、意識を失うわけにはいきません。比べて、看護師の仕事は非常にストレスが高く、体力もかなり使います。夜勤となれば、さらにハードになります。

てんかん発作の誘因となるストレスが、心身ともに高い仕事です。てんかんを持病にもっても、ほとんど発作がない状況であれば夜勤なしの仕事などはできることもあります。しかし、発作がある場合は障害者枠などでの採用でも現場は難しいでしょう。事務的な仕事などになってしまう可能性はあります。

看護が必要なてんかんの症状

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てんかんの主な症状と必要な看護をあげます。

けいれん

けいれん発作もいくつか種類があります。部分発作と言われるものが下記になります。

・運動発作(手足や顔の唇が瞼など、一部のみがぴくぴくけいれん) ・感覚発作(しびれ、異臭を感じる、耳鳴りなど) ・自律神経発作(胃部不快感など)

全般発作では、脳の大分部分または全体が興奮して起こります。
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