てんかんの看護・発作症状|対応・対処/観察/項目/発作時

仕事ノウハウ

・硬直発作(意識が無くなり、口を食いしばり手足がつっぱる硬直発作で呼吸が止まる) ・間代発作(膝を曲げて、手足を曲げ伸ばしするようにがくがくする)

必要な看護

看護としては、まずは危険物の除去と事故防止です。看護師がいるところでの発作であれば良いですが、誰もいないところで発作を起こすこともあります。日常から留意しておくことの指導と、運転などさけるべき事項も指導しておくべきでしょう。

脱力

全身の筋肉の緊張が消失し、崩れ落ちるように倒れてしまいます。数秒で回復するので、ちょっとしたたちくらみ程度にも思えて、気づかれないこともあります。

必要な看護

脱力発作でも必要な看護は事故防止です。脱力して転倒することによる外傷、他者を巻き込むような事故もあり得ます。ただ、時間が短いので気疲れにくこともあります。看護として、どのような状況の時に発作が起きやすいかを共有し、対処を指導しましょう。

欠神発作

数十秒間、突然意識が無くなります。倒れることも無く、話していたのに突然会話が続かなくなったり途切れたりします。ただ、集中力が無いなどと言われてしまうこともあります。

必要な看護

本当に集中力が無いだけなのか見極めるのも必要な看護です。目つきがぼんやりしたり、眼球上転したりなどがあったり、呼びかけに全く反応しないなどがあれば欠神発作の可能性があります。すぐに危険防止の姿勢をとることと、常日頃注意することの指導をします。

てんかんの看護で大切なこと

てんかんの看護・発作症状|対応・対処/観察/項目/発作時

てんかんの看護で大切なことは、現場での事故防止と予兆に気付くための指導です。そして、看護としてももう一つ大切なのは、その患者の可能性をつぶすことなく将来を一緒に考えることです。できることが限られてしまうこともあります。しかし、看護師が様々な可能性を一緒に考えることで、未来が開けることもあるのです。

てんかん患者にとって、看護は一生付き合うことになります。その人と一生を歩むつもりで看護をしていきましょう。

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