亜鉛の種類と選び方
健康に欠かせない成分のひとつとして「亜鉛」があります。必須ミネラル16種のうちのひとつで、タンパク質の構成に関わる酵素の材料として使われます。亜鉛は人体の中で作り出すことができないため、食べ物などから摂取する必要がある栄養素です。
男性用サプリメントのイメージが強いですが、女性にも必要で、肌や髪の毛の質など、美容効果のある栄養素でもあります。不足すると味覚障害などの症状として現れることもあります。今回は、そんな亜鉛を摂取したい人のために、亜鉛のおすすめの選び方や、人気亜鉛サプリメントランキングTOP3をご紹介しましょう。亜鉛の種類
現在、亜鉛サプリメントや、亜鉛を多く含むと言われる食品がありますが、それらはどのような種類に分類されるのでしょうか。ここでは、亜鉛商品の種類についてご紹介します。
亜鉛を多く含む食品
亜鉛を摂取するために、亜鉛を多く含むという食材を取り入れることも大事です。第1位は牡蠣(くん製油漬缶詰)で、100g中25.4mgです。生牡蠣や、加熱した牡蠣でも100g中14.5mgも亜鉛を含んでいます。
そのほか、スパイスの一種である粉末パプリカにも100g中10.3mgの亜鉛が含まれているので、亜鉛を多く含む食材を食べる機会の多い人は亜鉛不足にはならないでしょう。亜鉛はたんぱく質に含まれている栄養素なので、肉や卵、大豆食品などのたんぱく質の多い食材に多く含まれています。 摂取しすぎを心配する人もいますが、男性で1日10mg、女性は8mg摂取したほうがいいと言われていて、2g以上摂取すると嘔吐などの症状が出ることがあります。食品からの摂取の場合、摂取しすぎる心配はほぼありません。むしろ、普通の食事の中に亜鉛が足りていないことが多いため、意識的に摂取していく必要があります。サプリメントタイプ
亜鉛を効率的に摂取しようと考えた場合、なかなか食品からは摂取できないことが多いため、サプリメントを利用します。亜鉛サプリメントは「亜鉛のみ」のものと「亜鉛と何かのミックス」になっているものがあります。マカやマグネシウムと一緒になっているタイプが多いです。配合量がそれぞれ異なるので注意しましょう。
ほかにも、錠剤やカプセルタイプだけでなく、チュアブルタイプやグミタイプのサプリメントがあり、摂取しやすい形のものを選びましょう。値段も異なるので、続けやすいものを選びましょう。亜鉛の選び方
自分に合った亜鉛はどのようにして選べばいいのでしょうか。ここでは、亜鉛食品やサプリメントのおすすめの選び方をご紹介します。
食品から摂取したい
亜鉛を食品から摂取したい、という人は、高タンパクな食品を中心に摂取することがおすすめです。亜鉛はたんぱく質に含まれているので、たんぱく質の多い食品(鶏肉や卵、大豆製品など)を選ぶのがおすすめです。とくに、サプリメントは飲めない年齢の子供や、家族全員で摂取したい場合は食事全体のバランスを改善しましょう。
また、三食の食事で補うことが難しい場合は、おやつを利用します。ナッツには亜鉛が豊富に含まれているので、食事と食事の間にナッツを食べるようにしましょう。続けられるサプリメントを選ぶ
ドラッグストアに行くと亜鉛サプリメントだけでも豊富なラインナップですが、どんなサプリメントを選べばいいのでしょうか。まずは値段を比較しましょう。1日何錠飲むのか、1日あたりいくらなのか、何錠入りなのか比較しましょう。1つ購入し、1ヶ月分なのか2ヶ月分なのか、購入する頻度も重要です。
また、錠剤やカプセル以外に「食べるサプリメント」のタイプもあります。グミサプリなどがその代表で、美味しく続けられる上、水がなくても摂取できるので外出が多い人に便利です。どのサプリメントも亜鉛を配合していればその効果は実感できます。飽きずに継続できる形のサプリメントを選びましょう。亜鉛おすすめ人気ランキングTOP3
どんな亜鉛食品、亜鉛サプリメントが人気なのでしょうか。ここでは、亜鉛のおすすめ人気ランキングTOP3をご紹介します。
ランキング3位:「ネイチャーメイド」
口コミ私の場合、マカと一緒に飲むことで服用数日で違いが感じられました。 飲みはじめて2ヶ月ほどですが、疲れにくくなった気がします。
第3位は、ネイチャーメイドの亜鉛です。60粒入りで、1日1粒なので60日分です。1粒あたり10mgの亜鉛が配合されており、男女とも「飲みやすい」と支持されているサプリです。錠剤ですが、ディアナチュラの錠剤と比べるとやや大きめで、角があります。ネイチャーメイドの錠剤は全体的に大きいです。
着色料、保存料は使っていません。販売元は大塚製薬ですが、ネイチャーメイドはアメリカ産のサプリメントです。ランキング2位:「ディアナチュラ」
第2位は、ディアナチュラの亜鉛です。シンプルに、亜鉛だけを摂取したい人におすすめのサプリメントです。セレンと銅が配合されています。アサヒディアナチュラのサプリメントは国産で無香料、無着色、保存料無添加なので安心して飲めるサプリです。60日分なので約2ヶ月持つので経済的です。
亜鉛のサプリは、1日1粒で、錠剤も小さく手軽に摂取できます。1粒あたり、14mgの亜鉛が配合されていますので、食事では一切亜鉛の摂取ができない人にもおすすめです。シンプルに亜鉛を毎日続けたい人におすすめです。ランキング1位:「UHAグミサプリ」
口コミ美味しい! これなら続けられそうです。 おやつ変わりに食べてしまいそうなのが、心配かなぁ?
第1位はUHAグミサプリ「亜鉛&マカ、コーラ味」です。サプリメントは水で飲む、というものが多い中、グミタイプにして美味しく食べよう、とい形状を変えた商品です。コーラ味なので、サプリメントというよりお菓子感覚で食べることができます。これなら、サプリを飲むのが億劫な人でも続けられます。
1日2粒を摂取します。2粒の中に亜鉛10mg、黒マカエキス30mgが入っています。お菓子のようで美味しいグミですが、食べ過ぎてはいけません。また、子供が誤って食べてしまわないように注意しましょう。食べやすいということで人気急上昇中です。特徴・用途別おすすめの亜鉛
目的や用途によって、摂取しやすい亜鉛は異なります。ここでは特徴や用途別におすすめの亜鉛をご紹介します。
アメリカ製サプリのおすすめ
口コミ妻の肌荒れが酷くてデトックス効果を期待して購入しました 国産のモノは成分が少ないので結局のところ割高になってしまいます
アメリカ製の亜鉛サプリメントは、日本と違い、1カプセルに含まれる亜鉛の量が多いのが特徴です。たくさん摂取したからいい、というわけではないのですが、摂取した亜鉛がすべて吸収されるわけではないので、多めに摂取したいという人がいます。そのような事情から、アメリカ産のサプリメントを好んで購入する人は多いです。
サプリメントメーカーで有名なのが「ナウフーズ」で、高吸収タイプの亜鉛サプリメントが販売されています。1瓶につき、1錠50mg、120粒入りです。1日1粒で十分なので、コスパがいいのも魅力です。食品のおすすめ
亜鉛を多く含む食品でおすすめなのが牡蠣です。中でも加熱調理され、缶詰になっている牡蠣は食中毒の心配もなく、年中食べることができる保存食です。食品から亜鉛を自然に摂取したい、という人におすすめなのが「牡蠣の燻製油漬け」です。
缶つまプレミアムの「広島かき燻製油漬け」は、桜チップで香り付けされた牡蠣の缶詰です。60g入りなので、1缶食べると約15mgの亜鉛を摂取することができます。酒のつまみにもおすすめです。マカ入りのおすすめ
口コミ数年前マカ系を複数試しましたが、これが一番効果が実感できました。 単体で接種目安量を飲むのではなく、エビオスで腸内環境を整えつつ2倍飲むと良い感じです。
亜鉛のサプリメントは、マカと一緒になっていることがあります。ディアナチュラの「マカ×亜鉛」は、マカと亜鉛のほか、ビタミンB2、B6、B1も入っています。マカには、自律神経を整える、免疫力を向上させる、更年期障害を改善するなどの効果があり、男女問わず人気です。
亜鉛含有量が少し少なく、値段も高いですが、マカと亜鉛を一緒に摂取したい人にはおすすめのサプリメントです。1日2粒が目安です。薬局で買える
口コミ食事が偏ったり、しっかり摂る暇がない場合はこのようなサプリがあると助かります。コスパもよく自分がいる地域では売っていないので常備しています。
薬局やドラッグストアでも購入できるのが、アサヒのディアナチュラシリーズです。
ディアナチュラでは亜鉛単体のサプリも販売されていますが、おすすめなのが「カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミンD」が複合されているサプリです。1日目安6粒と、一度に飲む量は多いですが、吸収を助けるビタミンDを配合しているのがポイントです。 ディアナチュラは国内工場生産で、無添加なのがおすすめポイントです。取り扱っている薬局やドラッグストアが多いため、手に入れやすいサプリメントです。薄毛に効果あり
口コミこちらを飲み始めて現在は薄毛の進行が止まっているような状態です。手遅れになる前に自分に合う商品と出会えて助かりました。
抜け毛や薄毛に悩んでいる人にも、亜鉛は効果があります。そんな抜け毛や薄毛に効果があるのが「Black Up Energy」です。亜鉛を含む、抜け毛薄毛に効果のある19種の栄養素をミックスしたサプリメントです。男女とも、加齢による抜け毛薄毛に悩む人は多く、食事だけでは改善が難しいとされています。
髪の毛の主成分「ケラチン」の材料となる栄養素がぎゅっと濃縮されているので、手軽に頭髪ケアができるサプリメントです。1日3粒が目安で、90粒入り、約1ヶ月分です。 GMP認定工場による国内生産なので高品質です。ちょっと抜け毛が気になり始めた、という人におすすめです。サプリが続かない人におすすめ
錠剤のサプリメントは続かない、という人におすすめなのが、チュアブルタイプの亜鉛サプリメントです。ぶどう味で美味しく続けることができるので、飲み忘れ予防になります。1日2粒で亜鉛4mgなので、普段の食事でも気をつけて、足りない分を補うという形で使うのがおすすめです。
1ボトル(180粒入り)で3ヶ月分なのでコスパがいいのもおすすめポイントです。お菓子感覚で食べることができるのでストレスになりません。普段の食事でも亜鉛の摂取しながら家族と美味しく続けたい人におすすめです。女性におすすめ
口コミカルシウムと亜鉛を摂取したくて購入しました。 すぐに効果はでませんが、期待しています!
女性は妊娠出産により、カルシウムが赤ちゃんにいってしまい、自分のカルシウムが不足することがあります。カルシウムが不足することにより、骨がもろくなる、歯がもろくなるなどのリスクがあるため妊娠出産の予定がなくてもおすすめしたい栄養素です。
カルシウムとマグネシウム、亜鉛が一緒になった、ネイチャーメイドのサプリメントがおすすめです。1日3錠を目安に摂取します。とくに妊婦さんは食事だけで栄養を補うことが難しいため葉酸のサプリメントなどを飲むように指導されることがありますが、カルシウムや亜鉛も一緒に摂取することをおすすめします。おすすめの亜鉛のメーカー・ブランド3つと代表製品
どの亜鉛サプリを選べばいいのか決めかねている人におすすめなのが、信頼するメーカーやブランドから選ぶ方法です。ここでは、おすすめのサプリメーカー、ブランドをご紹介します。
DHC
サプリメントと言えばDHC、ということでコンビニでもよく見かける大手サプリメーカーです。DHCのサプリメントは、ビンタイプではなく平らなパックタイプなので、持ち運びにも便利です。1日1粒で60粒入りなので約2ヶ月分です。1粒に15mgの亜鉛が配合されています。
コンビニやドラッグストアでもよく見かけるため、なくなったらいつでも入手できるのがおすすめポイントです。値段は販売店によっても異なるのでチェックしましょう。続ける予定のある人は、まとめ買いをするとお得です。小林製薬
口コミ食べ物で取れないこともあるので、ほぼ毎日飲むので効果が伺えるようになる。 健康維持のため常備したいと思う。
小林製薬からも亜鉛サプリメントが販売されています。こちらの亜鉛は、1日2粒、約60日分(120粒入り)です。1粒あたりの亜鉛含有量が8mgです(2粒で16mg)。着色料、香料、保存料は使用していません。小林製薬の商品は一般的に流通しているので信頼度が高いのもおすすめポイントです。
国内の自社工場で作っているため、品質が高く、その分値段も高くなっています。高品質なサプリメントがいい、という人は小林製薬の亜鉛がおすすめです。ファンケル
化粧品でお馴染みファンケルからも、亜鉛サプリメントが販売されています。ファンケルと言えば洗顔フォームや化粧品で有名ですが、高品質な商品が多いのが魅力です。そのため、ファンケル製品に馴染みのある女性におすすめの亜鉛サプリメントです。120粒入りですが、1日4錠が目安なので30日分と、コストの面では少々高価と言えます。
ほかの亜鉛サプリと異なるのは「植物性ツイントース」を配合しているところです。簡単に言えば、亜鉛は大変吸収されにくい栄養素ですが、その吸収率をアップさせる効果のある素材です。 亜鉛単体よりも吸収率が高いサプリメントです。亜鉛の配合量よりも、亜鉛の吸収率をアップさせたい人におすすめです。亜鉛の効果的な食べ方
亜鉛を食品から上手に摂取するためには、どのような方法を用いるといいのでしょうか。ここでは、おすすめの亜鉛の効果的な食べ方についてご紹介します。
亜鉛を多く含むのはたんぱく質食品
亜鉛を多く含む食品は、代表的な牡蠣のほかに、肉類、魚介類、卵などがあります。たんぱく質の多い食事を心がけると、自然と亜鉛も摂取できるようになります。また、ナッツや大豆食品にも多いため、おやつにナッツを食べ、朝食に納豆を食べるなどの習慣もおすすめです。
ほかにも乳製品全般にも亜鉛は含まれているため、牛乳やチーズ類などを食べるのもおすすめです。また、ココアには亜鉛が多く含まれているので、小さな子供にはサプリメントなどよりもミルクココアをおやつの時間に飲ませてあげましょう。無糖タイプのココアを料理に取り入れるのもおすすめです。ダイエット中は亜鉛不足になりがち
女性でダイエットをしている人は多いですが、食事量を減らしてしまうとその分亜鉛の摂取量も減ってしまいます。食事を美味しいと思えない、寝付きが悪くなった、肌や髪の毛につやがなくなったなどの影響が出てしまうのも亜鉛不足が影響しています。
ダイエット中にお肉の摂取を控えてしまう人は、高野豆腐がおすすめです。カロリーが低くヘルシーで亜鉛が多く含まれている食品です。ほかにも大豆製品はカロリーが低く高タンパクで亜鉛が豊富なので、食事量を減らすのではなく炭水化物食品を大豆食品に置き換えてダイエットすることをおすすめします。主食を米から亜鉛を多く含む食材に変える
亜鉛を効率的に摂取するために、普段食べている白米ではなく、亜鉛を多く含む食材に切り替えるのも良い方法です。たとえば、小麦胚芽には亜鉛が豊富に含まれています。すべてを小麦胚芽に変えるのではなく、普段のお米に追加してみましょう。プチプチとした食感が楽しいです。
ほかにも、複数の雑穀がブレンドされた雑穀米や、アマランサスをミックスしてお米を炊くのもおすすめです。主食を変えることによって、家族全員で栄養バランスを改善できます。食べてすぐ効果が現れるわけではありませんが、美味しく継続することで体調の改善を実感できるでしょう。牡蠣の燻製油漬けの缶詰がおすすめ
亜鉛を摂取するなら、サプリメントではなく食品から自然に摂取したい、という人におすすめなのが「牡蠣の燻製油漬けの缶詰」です。牡蠣の亜鉛含有量はあらゆる食品の中でもトップなのは知られていますが、生食は怖い面もありますし、価格的にも毎日食べられるものではありません。
そのため、安価で続けやすいのが「缶詰製品」です。火を通してあるので食中毒の危険性はありませんし、保存食なので年中手に入れることができます。価格が安定しているのも魅力です。どうしてもサプリメントに頼りたくない、という人は、牡蠣の燻製油漬けの缶詰を食べましょう。 ほかにも、亜鉛を多く含む食品を食事に取り入れるなどしながら、亜鉛を食事で補っていくことはできます。ただし、食べたり食べなかったりではなく、食べ続ける必要があります。亜鉛を摂取して元気な毎日を送ろう
あまり亜鉛なんて気にしたことがない、という人がいます。食事で摂取できているうちはいいのですが、食事量が減ったり、栄養バランスが悪いとほかの栄養素と共に亜鉛も不足します。
亜鉛が不足することによって味覚障害や不眠、免疫力低下など、じわじわと体調不良がやってくることがあります。 そのため、亜鉛を飲み始めた人は「目覚めが良くなった」「肌の調子がいい」という変化を実感します。もし体調不良に心当たりがない場合は、亜鉛を摂取することによって改善することがあります。亜鉛不足の自覚のある方は積極的に亜鉛を摂取してみましょう。