味噌汁の糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中の味噌汁はOK?

料理の知識

味噌汁の糖質量とカロリー

みなさんは毎日味噌汁は飲みますか?最近は、コンビニやスーパーで手軽に買えるインスタントのものも種類が豊富になりました。各家庭でも、具にお野菜をたっぷり使ったり、減塩のお味噌を使ってみたりと、いろいろ工夫、アレンジしています。私たち日本人にとっては、とても欠かせないお味噌汁ですが、ダイエットには向いているのでしょうか?

今回は、お味噌汁についていろいろ紹介します。

味噌汁の糖質はどれくらい?

味噌汁の糖質は、入れる具材によって違ってくるのですが、使う味噌の種類によっても変わってきます。味噌汁は、一杯当たり18g(約大さじ1)の味噌を使います。味噌汁一杯当たりの糖質量は、赤味噌では3.1g、白味噌では5.8gです。味噌汁は低糖質な料理です。

また、入れる具材を豆腐、わかめ、野菜などといった低糖質な食材にすると、より一段とダイエットに向いた料理になると考えられます。低糖質の具材をたくさん入れて、食べる味噌汁にしてしまうと、十分な栄養や満腹感も得られるのでオススメです。ただ、野菜の中で、かぼちゃ、じゃがいも、さといもなどといった芋類は含まれる糖質が高いので、ダイエットを考えた場合は具材として使わないほうがいいと考えられます。

味噌汁のカロリー

何も具材を入れていないお味噌汁のカロリーは、一杯あたり41kcalです。これに具材のカロリーがプラスされます。私たちになじみのい深い具材だと、味噌汁一杯あたり、 ・豆腐30g(17kcal) ・乾燥わかめ2g(3Kcal) ・油揚げ15g(58kcal) ・ねぎ3g(1kcal) ・しめじ25g(5kcal) といったところです。

キャベツや白菜といった葉物野菜はだいたい7kcalまで、ジャガイモやかぼちゃといった根菜類になるとだいたい15~18kcalです。例えば、豆腐、わかめ、ねぎ、しめじを使った味噌汁だと一杯当たり67kcalとなります。

味噌汁の栄養素

味噌汁の栄養素は、主に味噌に含まれている栄養素といえます。味噌は大豆を発酵させて作ります。その発酵の過程で、たくさんのアミノ酸とビタミンが生産されます。アミノ酸は、私たちの体の20%を占めるタンパク質を構成しています。

そのタンパク質は20種類のアミノ酸で構成され、その中でも9種類のアミノ酸は必須アミノ酸と呼ばれ、体内で作りだすことができません。そこで、食べ物から直接取り込む必要があります。この貴重なアミノ酸が、味噌には8種類も含まれているのです。アミノ酸、ビタミンのほかにも、ミネラル、食物繊維、糖質、脂質といった栄養素が味噌には含まれています。

味噌汁のもたらすダイエット効果

味噌汁は低糖質で栄養豊富なのでダイエットの際は積極的に取り入れたい一品です。低糖質、低カロリーといったこと以外にも味噌汁にはダイエットに必要な要素がいろいろ含まれています。

脂肪燃焼効果

味噌汁には、燃焼系アミノ酸と呼ばれるロイシン、イソロイシンというアミノ酸が含まれています。これらは、脂肪を燃焼させ、筋肉を強化・成長させたり、傷ついた筋肉を修復して疲労回復を早めたりする役割があります。また、脂肪や炭水化物の燃焼に必要なビタミンB1も味噌汁には多く含まれているので、効率よく脂肪を燃焼させることができ、代謝を高めます。

整腸作用

ご存知のように味噌は発酵食品です。発酵食品は乳酸菌を多く含みます。また、味噌の原料である大豆にはサポニンという物質が含まれています。これも、腸の働きを整え、さらに脂肪の吸収を防ぐ役割があります。腸の働きが活発になることで、便通がよくなり、免疫力アップの効果もあります。大豆サポニンにも糖質や脂質を分解し、脂肪となって体内に蓄積するのを防ぎ、代謝を高める働きがあります。

冷え性・むくみの予防

味噌に含まれる大豆レシチンは血管内のコレステロールや中性脂肪を取り除き、血液をサラサラにし、血液の循環を良くする効果があります。血流が良くなると、肩こりや冷え性の改善、代謝のアップにつながります。また、味噌に豊富に含まれるカリウムが、余分な塩分や水分を体外に排出し、むくみを予防します。

味噌汁の糖質ダイエット方法

食事の最初に味噌汁を

味噌汁の糖質ダイエットはどのように行えばいいのでしょうか。また、注意する点はあるのでしょうか。

味噌汁の糖質ダイエットを行う場合は、その食べ方によっても効果に違いがでてきます。味噌汁でダイエットする場合、朝、昼、夕の3食すべてに味噌汁を取り入れましょう。
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