左右の測り方の違い
体温計は、心臓から手足まで流れている血液の温度を間接的に測定しています。心臓から体に血液を送り出す血管は左方向へ流れているため、右脇よりも左脇の方が体温が高くなります。
布団の中
体温計を使って測る時には、布団の中で測るのが一番いいでしょう。基礎体温などを測る時には、朝起きてすぐの状態で測るので、布団の中であれば体温も変わらず、すぐに測ることができます。夜寝る前に枕元に体温計を置いておくと、朝起きてすぐに測ることができます。
新生児の体温計の測り方
新生児はまだ言葉も喋れないため、体調不良の変化は体温で見分けるしかできません。そのような時に、新生児の体温の状態や測り方など、疑問におもうかたも多いでしょう。新生児の体温計の測り方にも、種類や方法があるので紹介します。
新生児の平熱
新生児は、大人よりも体温が高いのが特徴です。新生児の平熱は36.5℃〜37.5℃とされています。この数値の間であれば健康に問題はありませんが、36.5℃を下回ると、赤ちゃんが寒かったり、37.5℃以上だと暑かったり具合が悪い可能性があります。新生児の体温を測る時は、普段の平熱も把握しておくと、急な体調不良の変化にも気付きやすくなります。
新生児の体温の測り方
体温を一番正確に測れる測り方は水銀体温計ですが、水銀体温計は脇の場合は10分間、口の中でも5分間動かずにじっとしていないといけないため、新生児にはなかなか難しいものです。その場合、新生児の体温計の測り方は、脇か首元で測るようにします。
生まれたばかりなどは、肛門で測る測り方もありますが、肛門で測る場合は0.5〜1.0℃ほど高くなるので、正しい体温とは異なってしまいます。脇で測る場合の測り方は、脇の下から少し押し上げるように30°〜45°の角度で差し込み、赤ちゃんが動かないように抱っこをして測るようにしましょう。 首で測る場合の測り方は、アゴと耳たぶの間のシワの部分に、体温計の先端を差し込むようにします。首のときも脇と同様に、赤ちゃんが動かないように抱っこしてください。その他にも、おでこや耳で測ることができる電子体温計もあり、電子体温計は素早く体温を測ることができるので、赤ちゃんや小さい子供におすすめです。新生児の体温計の選び方
新生児の体温計を選ぶ場合は、大人用とは違い赤ちゃん用を選ぶようにしましょう。大人用の体温計だと1分〜3分ほどと多少時間がかかりますが、赤ちゃん用は15秒と短時間で測れるものが多いです。
また、赤ちゃんが使用するものなので、先端が柔らかく、また持ちやすいものを選びましょう。脇に挟むタイプだけでなく、耳やおでこに当てるタイプもあるので、赤ちゃんの大きさに合わせて選ぶようにしましょう。新生児の熱を測るタイミング
新生児の体温は、1日の中でも大きく変化するため、赤ちゃんの平熱を把握するために、体温を測る時は、一定のタイミングで行うようにしましょう。計測する時間帯は、朝起きた時や夜寝る前などがおすすめです。授乳直後やお風呂上がりなどは体温が上がりやすので、じっとしている状態の時の方が、体温を測りやすいです。
また、赤ちゃんは泣いた後も体温が上がるので、タイミングを見て泣かないような測り方をしてあげましょう。体温計は自分に合ったものを選ぶ
体温計には、さまざまな種類と測り方の方法があります。それぞれの体温計によって特徴も異なるので、年齢や体の大きさで選ぶようにしましょう。また、測り方も間違えていたり、うまく測れていないと体温が変化してしまうので、測り方のポイントもしっかり把握していると、スムーズに計測することができます。
体温計は、うまく使いこなして常に体調管理ができるようにしましょう。