母乳はいつまで出るの？
無事に赤ちゃんを出産して、ほっと一安心したのもつかの間、次に立ちはだかってくるのは母乳の問題ではないでしょうか。出産後にキチンと母乳が出て、順調に母乳育児を実践している方でも、「この母乳って、一体いつまで出るのだろう？」と思うことはありませんか。ここでは、まず母乳がいつまで出るかについてご紹介しますので一緒に見てみましょう。
母乳がいつまで出るかは身体が自然に決めること！
母乳がいつまででるかというと、「求められれば基本的に出る」と言われています。なので、断乳や卒乳によって母乳が飲まれる機会がなくなると、自然と体が判断して出ないようになってくるのです。
しかし、断乳や卒乳をしていないというお母さんでも、お仕事に復帰して日中に母乳を飲まれる機会がなかったり、何かの拍子で1日に母乳を飲ませる回数が極端に減ってしまうと、体が母乳が必要ではなくなったと誤って判断してしまい母乳が出なくなるということもあります。授乳間隔が開く場合は搾乳を！
母乳がいつまで出るかは、お母さんの身体が自然と決めることです。なので、まだ赤ちゃんに母乳を飲ませようと思っているお母さんは、授乳間隔をあまり空けずに授乳することが大切です。
もし、母乳がまだ必要だけど、諸事情によって授乳間隔が開いてしまう場合には、搾乳するようにしましょう。授乳できない期間に搾乳することによって、お母さんの身体は、まだまだ母乳が必要だと判断してくれます。母乳は最低限いつまで与えるべきなの？
母乳はお母さんの身体が必要だと判断すれば出てくれることがわかり、母乳育児を続けようと考えていたお母さんは安心したのではないでしょうか。
しかし、母乳育児をしようと考えてはいても、赤ちゃんが上手く吸ってくれなかったり、上手く母乳を飲ませられなくて乳首が切れてしまうなどのトラブルに見舞われて母乳育児が辛いと感じているお母さんもいるのではないでしょうか。 このようにトラブルに見舞われてしまうと、母乳が最低限いつまで赤ちゃんにとって必要なのかが気になると思います。ここでは、母乳が最低限いつまで必要かについてご紹介しますので一緒に見てみましょう。まずは1ヶ月の間は母乳を！
出産後にはじめて出てくる母乳を初乳といい、この初乳には豊富な栄養素と免疫物質が含まれているので初乳が出る産後1週間は赤ちゃんに母乳を飲ませてあげて欲しいです。
そして、初乳から母乳にかわっても、この頃の母乳にはまだまだ赤ちゃんにとって必要な栄養素や免疫物質などがたくさん含まれています、また、母乳は消化に優れていますので、まだまだ消化器官が未熟な赤ちゃんの体には最適です。 赤ちゃんに免疫力をつけるという観点や、赤ちゃんの消化器官に負担をかけないという観点から、まずは生後1ヶ月は母乳をあげるようにしてみてはいかがでしょうか。頑張れそうなら3ヶ月まで母乳で！
生後1ヶ月まで母乳をあげることができたのであれば、ぜひ生後3ヶ月まで頑張って母乳をあげてみてはいかがでしょうか。この頃になってくると、お母さん自体がわかるほど母乳のでも良くなってくることが多いですし、何より赤ちゃんの方が上手に母乳を飲めるようになってきます。
そして、生後3ヶ月まで赤ちゃんに母乳をあげることは、赤ちゃんのためだけではなく、お母さんのためにもなるのです。この頃まで赤ちゃんに母乳をあげることは、お母さんの子宮が元の大きさに戻るのを促進する働きもあります。赤ちゃんに母乳をあげることは、お母さんの体の回復を早め、体重を妊娠前に戻すのにも一役買ってくれるのです。 生後3ヶ月まで母乳育児を続けることができると、母乳育児が辛いと思っていたお母さんの多くも、母乳育児が少しずつ楽になってくる可能性が高いです。なので、生後1ヶ月の母乳育児を終えて、もう少し頑張れそうだというお母さんは、生後3ヶ月まで母乳をあげてみてはいかがでしょうか。できることならば6ヶ月までは母乳を！
産後3ヶ月まで母乳をあげることができたということは、母乳育児が少し順調に進みだしたのではないでしょうか。この頃になると、お母さんの母乳の出もかなり良くなるでしょうし、赤ちゃんが母乳を飲むのも上手になってきます。
ここまで頑張って母乳育児を続けてこられたのであれば、離乳食を始めるであろう生後6ヶ月まで母乳育児を続けてみてはいかがでしょうか。生後6ヶ月まで母乳を飲んでいた赤ちゃんは、将来的にも健康を維持できると言われています。 データによると母乳育児で生後6ヶ月まで育った赤ちゃんは、将来的に肥満になる可能性が低かったり、高血圧や高コレステロールなどの生活習慣病になるリスクも下がると言われています。お母さんの体調や環境が許すのであれば、生後6ヶ月まで頑張って母乳をあげてみてはいかがでしょうか。母乳はいつまで必要なの？
