基本的な話として、カフェインとは天然の食品成分の一つであり、コーヒーやココア、コーラ、緑茶などに多く含まれる成分です。また意外にもカフェインは食品添加物としても利用されています。
カフェインの効能としては、「眠気を覚ます作用」というのは代表的で有名ですが、そのほかにも「利尿作用」や「リラックス効果」「集中力を高める効果」などが確認されています。しかし反対に副作用として、「めまい」「興奮」「不安」「不眠症」「下痢」「吐き気」などの急性作用を及ぼす可能性があるとも言われているほか、カルシウムの排出を促進する働きがあるのでカルシウムの摂取量が少ない人や、カルシウム摂取が必要となる妊婦はカルシウム不足にならないよう、カフェインの摂取には注意が必要です。
また妊娠中の方はカフェインの分解に時間がかかるため、胎盤を通じて胎児にカフェインが移行しやすく、妊娠中の方が大量にカフェインを摂取すると、流産や死産のリスクが上がってしまったり、胎児の発育に影響を与えてしまい低出生体重児や発達障害の原因になると言われていますので注意しましょう。
カフェインレスとカフェインゼロの違い
お店や商品によって「カフェインレス」「カフェインゼロ」「ノンカフェイン」「デカフェ」と表記が異なることがありますが、皆さんはすべて同じだと思っていませんか?実はそれぞれ違いがありますので、余談ですが少しご紹介いたします。
■「ノンカフェイン」や「カフェインゼロ」 「ノンカフェイン」や「カフェインゼロ」は同じ意味で、もともとカフェインが全く含まれていないことを指します。
■「デカフェ」「カフェインレス」 「デカフェ」や「カフェインレス」とはもともとカフェインが含まれているものから、カフェインを抜いたもののことを指します。そのためまったくカフェインが入っていないというわけではなく、少なからずカフェインが残っていることが一般的です。「デカフェ」「カフェインレス」=ローカフェインと考えておいた方が良いでしょう。
ジャスミンティー以外のカフェインゼロのお茶ご紹介
それではここで、カフェインゼロと言われているお茶について、挙げていきましょう。
黒豆茶
黒豆に含まれる大豆イソフラボンやアントシアニン、サポニン、レシチン、ビタミンEなどの豊富な栄養素を含んであり、健康効果や美容にも効果が期待されると言われて人気のあるお茶です。黒豆茶には血中コレステロールの酸化を防いで血液をサラサラにする効果があるほか、体脂肪の蓄積を抑制して志望の年商を促進すると言われています。
そば茶
そばにはルチンというビタミンの一種が含まれており、毛細血管を強化して動脈硬化を予防するほか、高血圧の予防や改善が期待されたり、糖尿病の予防ができると期待されています。
たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)
妊娠中の方が飲まれていることも少なくないたんぽぽ茶ですが、たんぽぽ茶は見た目の色や風味がコーヒーに近いことから「たんぽぽコーヒー」とも呼ばれることがあります。たんぽぽ茶の効能としては、利尿作用がありむくみの改善が期待されたり、冷え性や便秘の解消改善、胃や肝臓の働きを助けるといったことが期待されます。また妊娠中の方にとっては、母乳の出が良くなる効果があるとされています。
ルイボスティー
ルイボスティーというのは、南アフリカを原産とするルイボスという植物から作られた健康茶で、古くからヨーロッパ核国でも親しまれているお茶です。最近ではミネラル類がバランスよく豊富に含まれていることや、強力な抗酸化作用を持った物質が含まれることから、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー性疾患の症状緩和に効果があるとされています。
ゴーヤ茶
ゴーヤ茶はその名前の通りゴーヤを原材料としていて、ビタミンCやカロテン、カリウム、たんぱく質などの栄養成分を豊富に含んでいます。ゴーヤ茶には疲労回復の効果や、便秘の解消、胃腸の働きを活発にするなどの効果もあるほか、血糖値を低下させて安定させる効果や肝機能を高める効能が期待できるとされています。
そのほかにも杜仲茶や甜茶もカフェインゼロのお茶ですので、ぜひ参考にしてみてください。