お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ジャスミンティーには緑茶やウーロン茶などと同じようにカフェインが含まれています。ではジャスミンティーの含有量はどのくらいかというと、そのベースのお茶によって変わってきます。たとえば150mlあたりの数値で比較してみると、紅茶ベースのジャスミンティーだとすると48㎎程度、緑茶ベースのジャスミンティーだと30㎎程度だと言われています。なお、ウーロン茶ベースの場合は40㎎程度と言われています。
このジャスミンティーの数値が高いのか低いのかを比較するため、たとえば紅茶にクローズアップすると、紅茶は100mlあたりでみても30㎎も含まれていますので、決して低くはないようです。もしジャスミンティーを飲む際にカフェインの含有量が気になるようでしたら、緑茶ベースのジャスミンティーを選ぶと良いでしょう。
授乳中はカフェインを含むジャスミンティーを飲む際の注意点
それでは妊娠中の方はカフェインに気をつけるべきと申しあげましたが、授乳中はカフェインを含むジャスミンティーを飲んでも良いのでしょうか?
まずジャスミンティーには抗がん作用や血圧の上昇を抑えるほか、右脳へ刺激を与えて自律神経の緊張を解いてストレスの緩和や集中力の向上などを促す働きがあるとされています。またホルモンバランスを整える作用もあるとされていますので、マタニティブルーを解消したり月経前症候群や月経痛などを緩和するとも言われています。しかしながら、母体が摂取したカフェインはおよそ60分後には血液内にカフェインが移行してしまうため、母乳にもカフェインが入ってしまいます。するとその母乳を飲んだ乳児の体内へもカフェインが入ります。乳児はまだ発達段階ですから、カフェインを分解する能力が未発達な乳児にカフェインが入ってしまうとどんどんと蓄積されていき、不眠になったり興奮状態になったり、イライラなどといった症状があらわれてしまいます。
以上の点から、授乳中にジャスミンティーを飲む際には、その量が非常に重要になってきます。妊娠中の妊婦の方および授乳中の方が引用しても良いとされているジャスミンティーの適量は、コーヒーで言うところの2杯から3杯、緑茶ならば最大でも4杯までと言われていますので、ぜひ参考にしてください。
正しい知識を基にジャスミンティーを楽しもう
いかがでしたでしょうか。カフェインを気にしてジャスミンティーを敬遠していた方もいらっしゃったかもしれませんが、ジャスミンティーの正しい知識さえ持っていて適切な量であれば、さまざまな効果が期待できる飲み物であることが分かりました。ぜひ自分のライフスタイルなどに合わせて、ジャスミンティーを摂り入れてみてはいかがでしょうか。