エナジードリンクのカフェイン比較ランキングと致死量について
カフェインの摂りすぎは危険?
「カフェイン中毒」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。カフェイン中毒とは、カフェインを大量に摂取したことによって体に有害な影響が出てしまうことを指します。
症状としては落ち着きがなくなったり焦燥感を覚えたり、といったことが挙げられます。重度のカフェイン中毒になると幻覚や幻聴の症状が現れることもあります。カフェインはどのくらい摂取したら危ないの?
急性カフェイン中毒は短時間の内に大量のカフェインを摂取することで起きます。具体的には1時間以内にカフェインを6.5mg/kg摂取すると約半数が、3時間以内にカフェインを17mg/kg摂取すると100%が急性カフェイン中毒を起こすとされています。
体重が70kgの男性が1200mgのカフェインを一気に摂取した場合、急性カフェイン中毒を起こすということです。急性カフェイン中毒になったら必ず死ぬということではないですが、カフェインの過剰摂取で実際に人が亡くなっている実例も存在しています。 カフェインの致死量については諸説あるものの、5~10g程度が目安と言われています。エナジードリンクで例えるならば30本前後です。 ただし、カフェインの摂取許容量には個人差があり、そこまで飲んでいなくとも体に影響が出てくる可能性は十分にあります。カフェインを摂取した後の体調の変化には注意するとともに、短時間の内に何本も飲むことは控えて下さい。安全なカフェイン量の目安はないの?
日本ではまだカフェインの添加量や摂取許容量に関する明確な基準はありません。一方、海外の国の中には成人が1日に摂取しても良いカフェイン摂取量を設定しているところがあります。
欧州食品安全機関(EFSA)の発表によれば、体重80kgの成人であれば1回あたり240mgまで、1日でも456mgまでであれば健康に害はないとされています。 ただし、許容量は体重に依存するため、体重が40kgであれば安全な量の上限も半分になります。また、子どもや妊婦は体への影響が大きいことから、1日あたり100~200mg程度までに留めた方が良いとされています。カフェインレスのエナジードリンクでおすすめは?
カフェインの摂取量と体への影響については個人差があり、中には少し摂取しただけでも夜なかなか眠れなくなってしまうという体質の人もいます。
「エナジードリンクは飲みたいけどカフェインは摂取したくない」という方のために、カフェインレスのエナジードリンクもいくつかご紹介しておきます。リアルゴールド ワークス
内容量250ml、カフェイン含有量は0mgです。コーラでお馴染みのコカ・コーラ社が働く男性の為に作ったエナジードリンクになります。DHAや旨み成分であるグルタミン酸など他のエナジードリンクではあまり見ない成分が含まれています。エナジードリンクには珍しい青い外装で匂いも控えめなことから、社内で他の人からエナジードリンクを飲んでいると思われなくない方にもおすすめです。
キレートレモンエナジエ
内容量190ml、カフェイン含有量は0mgです。前向きに進みたい女性を応援するエナジードリンクというコンセプトで作られた製品だけのことはあり、クエン酸やビタミンCなど女性が気になる成分がたっぷり入っています。さらにカロリーオフとなっているのもうれしいポイントです。本家のキレートレモンほど酸味も強くなく、さっぱりとした飲みやすい味わいとなっています。
エナジードリンクを上手に使って元気に過ごそう!
いかがだったでしょうか。エナジードリンクにはコーヒーと同程度のカフェインが含まれていると聞いて驚いた方もいるでしょう。
カフェインを摂取しすぎると危険な点もありますが、それは何もエナジードリンクに限った話ではありません。食べ物であれ薬であれ、取りすぎれば体に悪いのはどれも同じです。今日は頑張りたいという時に1本だけ飲むようにしていれば急性カフェイン中毒になる心配はありません。 エナジードリンクは含まれている成分だけでなく思い込む力、プラシーボ効果も大きいため、「これを1本飲めばもうひと踏ん張りできる」と思いながら飲むことが大切です。エナジードリンクを上手に活用して元気な日々を送れるようにしましょう。