モロヘイヤとは
モロヘイヤは、葉を細かく刻むと粘り気が出てくるのが特徴の野菜です。アフリカ北部からインド西部が生産となっています。食用として古くから使われており、古代エジプト人はすでにモロヘイヤを食べていたと言われています。日本には1980年代に栄養価がとても高い野菜であると広く知れ渡り、人気に火がつきました。
おひたしにしたり、納豆など粘り気のある食材同士を合わせて食べたりすることの多い食材です。王様の野菜
モロヘイヤは、「王様の野菜」と呼ばれています。モロヘイヤはアラビア語で「王様の物」という意味がありますが、その名が付けられたのは遥か昔と言われています。古代エジプトの王様が病気を患った時に、モロヘイヤをスープにして食べたらその病気が治ったことから王様の野菜と呼ばれるようになりました。
病を治すほどの栄養価があるだけでなく、クレオパトラも好んで食べていたと言われるほど美容効果もとても高い野菜です。モロヘイヤの特徴
葉を刻むと粘り気が出ることが、モロヘイヤの大きな特徴です。細かく刻めば刻むほどに粘り気が出てきます。納豆やオクラなどネバネバした食材と混ぜて食べるととても美味しいです。さらに、水溶き片栗粉の代わりとして料理に使えば、自然なとろみを出すこともできます。
この粘り気の正体は、マンナンなどの多糖体成分です。胃腸の調子を整える作用や、糖の吸収を抑える作用、糖尿病や動脈硬化の予防に期待ができます。モロヘイヤの栄養と効能
モロヘイヤはとても栄養価の高い野菜です。古代エジプトの王様の病気を治したと言われるほど身体に大切な栄養素が豊富に含まれています。
モロヘイヤというとβーカロテンが豊富に含まれていることが有名ですが、その他にもビタミン類やカルシウム、食物繊維、カリウムなど色々な成分がたっぷりと含まれています。それぞれの成分の効果効能についてまとめたので、1つずつ確認していきましょう。1:ビタミンA/ビタミンC/ビタミンE
モロヘイヤにはビタミン類が豊富に含まれています。特にビタミンEは野菜の中ではトップクラスです。野菜にはビタミンを豊富に含むものがたくさんありますが、多くの種類をそれぞれ豊富に含んでいるものはとても珍しいです。
アンチエイジング
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEはアンチエイジングに効果的です。
ビタミンAは目にとても良い栄養素で、目の視力が衰えてきた人や目を酷使している人にはおすすめの成分です。 ビタミンCは日焼けによるシミを防いでくれる美容効果の高い成分です。免疫力を高めてくれる効果もあるため、風邪の引き始めの時には積極的に摂取すると良いです。 ビタミンEには高い抗酸化作用があります。体が酸化する(錆びる)のを防いでくれます。2:カルシウム
野菜の中では、パセリに次いでカルシウムの含有量が多いです。パセリは、料理の備え付けに使われていることが多く、多量に摂取することは難しい野菜です。モロヘイヤであれば、摂取しやすいので効率よくカルシウムを摂る事ができます。
カルシウムというと小魚を思い浮かべる人も多いですが、実はめざしやシラスよりも多くのカルシウムを摂取する事ができるんです。葉野菜でありながら、このカルシウム含有量はとても魅力的です。ストレス軽減
「イライラしているのは、カルシウム不足が原因」と言われるほど、カルシウムを摂るとイライラを抑えることができます。イライラしているということはストレスを溜めやすい体質になっているので、どんどん悪循環に陥ります。カルシウムを摂ることは、ストレレスフリーな生活の第一歩と言えます。
カルシウムは骨を作る成分としても有名です。成長期の子供や骨粗鬆症予防として女性は特に積極的に摂りたい栄養素です。3:ビタミンB1/ビタミンB2
モロヘイヤは、ビタミンB類も豊富に含んでいます。特にビタミンB2は、トップクラスの含有量を誇ります。モロヘイヤに含まれるビタミンB2の含有量は、ブロッコリーやほうれん草の役2倍もあり、野菜の中では1位2位を争うほどです。
夏バテ予防・疲労回復
ビタミンB類は疲労回復、夏バテに効果的な栄養素です。特にビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変換する機能があるので、エネルギーの源になっています。
一昔前は、玄米にビタミンBが豊富に含まれていたので、多く摂取していましたが、現代では玄米を食べる機会が減り、ビタミンB不足が深刻化しています。ビタミンB1やビタミンB2が不足すると、成長障害や脚気になってしまうこともあるので、要注意です。4:食物繊維
モロヘイヤにはマンナンと呼ばれる水溶性食物繊維が含まれています。こんにゃくに入っていることで有名なマンナンですが、腸に溜まった便を柔らかくして、体の外に排出しやすくしてくれる効果があります。
モロヘイヤは100gあたり5.9gの食物繊維を摂取する事ができるので、便秘気味の人はモロヘイヤを食べて便秘改善を試みてみましょう。腸内環境を整える
食物繊維は、便秘改善に効果がある事で有名な栄養素です。食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、不溶性食物繊維は、便のかさを増して腸を刺激する作用があります。水溶性食物繊維は、便の水分量を増やし柔らかくするので、便が出やすい環境を整えてくれます。
モロヘイヤには水溶性食物繊維が多く含まれています。豆類やおからには不溶性食物繊維 多く含まれているので、一緒に摂ると相乗効果が期待できます。
5:カリウム
モロヘイヤには、100gあたり530mgものカリウムが含まれています。これは野菜の中では高い含有量です。
カリウムが不足してしまうと、塩分(ナトリウム)を体外に排出することができなくなってしまい、水分が身体に溜まってしまいます。そうなるとむくみとなって足や顔に現れてしまいます。むくみは女性の大敵なので、カリウムを積極的にとってむくみのないすっきりとした体を手に入れましょう。むくみ予防
カリウムにはむくみ改善の効果が期待できます。カリウムは体内の塩分濃度を調整してくれる役割があり、水分量の調節機能も担っています。
むくみを放置してしまうと、むくんだ部分に脂肪が蓄積されてしまいます。頑固なセルライトになってしまうと取り除くのはとても困難なため、むくんでいる状態で対策を打つ事が重要です。カリウムを取るだけでなく、マッサージをして老廃物を押し流すこともむくみ予防にはとてもおすすめです。