黒米の栄養と嬉しい効能6選|黒米を使ったおすすめレシピ5選

レシピ

黒米とは

黒米とは、そのおいしさだけではなく、健康効果が期待されると、注目されている古代米のお米です。紫米や、紫黒米と呼ばれることもあります。

精米前の玄米の種皮か、果皮のどちらかにアントシアニン系の紫黒色素をふくんでいるのが特徴です。そんな今大注目の黒米について詳しくご紹介します。

古代米

黒米は古代米の一種ですが、古代米とは、どのようなお米なのかをご紹介します。古代米とは、その名のとおり、稲の原種である野生の稲の特徴を受け継いでいるお米のことです。

稲穂一粒一粒に芒(のぎ)と呼ばれる針のようなものを持っているのが多く、他の稲にくらべて生命力がとても強いのが特徴です。 荒れた土地や、無農薬でも丈夫に育ち、自然災害にも強い稲です。さらに、現代の白米にくらべビタミン・ミネラルも豊富です。

黒米の歴史

黒米は、古代米の一種とご紹介しましたが、日本古来の物ではなく、アジアから渡来してきたといわれています。

その起源は中国といわれ、1500年以上もの歴史があります。元は、漢方として用いられる薬米として使われていました。栄養価が高く、アジアでは薬膳料理として有名です。 詳しい渡来方法は分かっていませんが、赤米はお祝いの席で、神聖な白米は神様への捧げ物として、そして庶民は玄米を食べていたという説もあります。

黒米の栄養と嬉しい効能6選

黒米は、栄養価が高く美容にも良いとされ、古くは楊貴妃も美容のため、食べていたとも言われています。

そんな薬膳としても有名な黒米の栄養と、効能についてご紹介します。

1:食物繊維

黒米に含まれる栄養素1つ目は、食物繊維です。食物繊維の特徴といえば、美容や健康にも大切で、特に便秘の解消には必要不可欠な栄養素です。

通常、野菜や果物の摂取で食物繊維をとることが多いですが、黒米にも多くの食物繊維が含まれています。 野菜や果物が高騰している今、主食の黒米を食べることで、食物繊維が取れるのはとてもうれしいことです。

玄米の約8倍・白米の約6〜7倍

実際に黒米に含まれている食物繊維の量がどのくらいかというと、玄米とくらべると約8倍、白米とくらべると約6~7倍はあると言われています。

しっかりと食物繊維をとることで、腸に運ばれた食物繊維が膨らみ、腸の働きを活性化させてくれます。食物繊維と一緒に水分を十分とることで、さらに便の排出を助けてくれます。 黒米を上手に活用して便秘解消しましょう。

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方

食物繊維には不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維の2種類があります。水溶性食物繊維は、その名のとおり、水に溶ける食物繊維で、善玉菌を増やす役割があり、腸内環境の改善に役立つ成分で海藻類やこんにゃくなどに多く含まれます。

水溶性食物繊維は、野菜などに含まれ、水に溶けない食物繊維です。腸でかさを増やして便の排出を手助けします。 2種類の食物繊維ですが、黒米はこの2つの食物繊維を1つでとることができる凄い食材です。
タイトルとURLをコピーしました