タワーオブテラーの怖い話
タワーオブテラーの本来の設定
ホテルハイタワー
タワーオブテラーと呼ばれる建物は、元々は「ホテルハイタワー」というホテルでした。このホテルは「ハリソン・ハイタワー三世」というなの富豪が、自身の力の誇示のために建てました。随所に工夫が凝らされたこの建物は、「ニューヨークで一番美しい」とまで評価されていました。
シリキ・ウトゥンドゥ
ハリソン・ハイタワー三世はコレクターでした。ある日彼は新しいコレクションを手に入れるべく、ムトゥンドゥ族という部族から「シリキ・ウトゥンドゥ」という像を強奪します。
この像は呪われているとして、部族にも恐れ崇められていました。呪いを受けないためには、決して破ってはならないルールがありましたが、彼は呪いを信じず、挙げ句の果てにはその呪いをバカにしてさえいました。 破ってはならないルールは、「崇拝すること」「燃やさないこと」「閉ざされた場所にしまわないこと」「おろそかにしないこと」「バカにしないこと」「他の人に渡さないこと」「放置しないこと」「恐れること」の8つです。 この8つのルールを無視した彼は、呪いを受け、1899年のホテル完成・お披露目パーティーを前にして、彼は制御不能になったエレベーターから落下して行方不明になってしまいます。事件の後
事件後、ハイタワー氏が見つかることはありませんでした。事件があった後ホテル・ハイタワーは「呪いのホテル」と言われ閉鎖されました。しかし1912年、価値ある歴史的建造物であると認められたため、改修工事をして再利用されることが決まります。その後、このホテルへの観光ツアーが組まれるようになりました。
アトラクション内のストーリー
本来の設定をよく知った上だとよくわかるのですが、このアトラクションに参加するゲストは、このホテル・タワーオブテラーの観光ツアーに参加している客として建物に入ります。
この怖い設定は、アトラクション内でも説明がされています。ゲストが多いので聞き逃してしまいがちですが、怖いストーリーをより楽しめるので、実際に参加する際は耳をかたむけてみてください。タワーオブテラー内に怖い場所はあるの?
エレベーター
タワーオブテラーのメイン舞台となるエレベーター、実はゲストが乗る6つのエレベーター以外のものが存在しています。そのエレベーターは扉が破壊されてしまっていて、ゲストには入れないようになっています。
「ハリソン・ハイタワー三世」その人が、行方不明になったというエレベーターです。壊れている以外には特に怖いオブジェなどはないのですが、壊れた扉から覗く暗闇がなんとも不気味で怖い場所です。ロビー
タワーオブテラーの入り口、ホテルのロビーにはリアルで怖い、「殺風景な廃墟」のような内装をしています。受付の後ろには鍵があり、不気味なモニュメントや家具がたくさんあります。
特に怖いのが、暖炉の上に飾られた肖像画です。この肖像画に描かれた人物こそ「ハリソン・ハイタワー三世」なのですが、周りには動物や人の足を模した像が置いており、なんとも不気味な雰囲気漂っています。 タワーオブテラーの内部の装飾は、よくみるととても目を引きます。ぜひ待ち時間の際に、観察してみてください。