日本人がカフェインに耐性がある理由・利尿作用・リセット方法
普段飲んでいる錠剤やドリンクのカフェインに注意
最近はエナジードリンクの他にも、眠気覚まし用にカフェインの錠剤が売られています。ドラッグストアに売っている錠剤は1錠100mgのカフェインが配合。意外と鎮痛剤にもカフェインが含まれており、こちらは1錠あたりの平均が36mgです。健康な人なら一気に大量に飲まなければリスクは低いですが規定量を超えた摂取や、体調が思わしくない時は控えてください。
以下のような体調の変化があればカフェインの摂取を控えて体を休めることをおすすめします。・緊張や不安、感覚過敏などの精神面の症状。重症になると幻覚や幻聴が出ることもある ・胃粘膜への刺激や胃酸の分泌を促して胃痛や胸焼け ・心拍数の上昇、頭痛
成人男性の致死量
カフェインの致死量は体重に左右されており、成人男性の平均身長が170cmで体重60kgなら致死量は12g。エナジードリンクなら、おおよそ10本分に相当します。
10本を短時間で飲むのは難しいですが、水感覚で飲んでしまったり、レポートを書く際の眠気覚ましにしていると気付かず数本は消費できてしまう量なので、カフェインが多く含まれた飲料は量に気をつけましょう。デカフェとノンカフェインとカフェインレスの違い
カフェインを避けたいけれどコーヒーを飲みたい人におすすめできるデカフェコーヒー。しかしデカフェと同じような意味を示すノンカフェインとカフェインレスとの違いとは何なのでしょうか?それをご紹介します。
店舗によっては販売されているデカフェコーヒー
まずカフェインが少ないといわれているコーヒーの種類、デカフェは元々カフェインのあるものから何らかの方法でカフェインを取り除いたものです。EUでの基準は99.9%以上のカフェインを抜いたものがデカフェと呼ばれますが、日本の基準はEUほど基準が厳しくないためデカフェでも100%絶対に体調が変化しないということはありません。
ノンカフェインがゼロ
ノンカフェインは元々カフェインが含まれていないという意味で、麦茶や杜仲茶、徐々に人気が上がっているルイボスティーが代表的な飲み物です。カフェインレスは限りなく0に近い含有量ですが、少しは入っているので飲みすぎるとコーヒー1杯分のカフェインに相当する場合があります。
カフェインに極端に弱い人の場合は、デカフェやカフェインレスという言葉に油断しないでください。カフェインは適度であればメリットが大きい
日本人のカフェインへの耐性が強い理由とカフェイン耐性ができてしまった時の対処方法やカフェインの控えるべき体調の変化を紹介しました。
カフェインの過剰摂取は体調不良を招きますが、適量であれば覚醒作用や集中力アップなどメリットが多いです。仕事や学業で起きていなければならない時に頼りたい場合は、毎日頼りきるのではなく、質の良い睡眠で疲れを取り除いたり1日飲まない日を設けてみてください。