アニヲタの部屋の例・日常・性格あるある｜きもい/恋愛

次に紹介するのは、アニヲタと「リア充」の関係についてのあるあるです。

現実の生活が充実している人を指す言葉、「リア充」。その典型的イメージが男女のカップルです。先述したように現実の恋愛に関して奥手なアニヲタにとっては、彼らの存在はまるで敵のように感じられます。「リア充死ね」といった言葉はネット上でも見かけたことがあるでしょう。彼らのカップルに抱く敵意を、非常に端的に表した言葉だと言えます。

リア充とはアニヲタとは正反対の位置にある言葉だと感じている方もいるでしょうが、一概にそうとは言えません。なぜならアクティブでバイタリティ溢れるアニヲタは、アニメの舞台になった地を巡る「聖地巡礼」や声優・アニソン歌手のイベントに参加することで忙しく、日々が充実しているからです。

続いて紹介するのはアニヲタの妄想あるあるです。

主人公がたくさんの異性に囲まれて日々を過ごす「ハーレム」アニメも世の中には数え切れないほどありますが、アニヲタはその主人公になりきる妄想をしがちです。「このキャラは姉、このキャラは妹、ヒロインはあの娘」など、さまざまな脳内設定を決めて楽しむのが一種の癖になっています。

ここ数年ライトノベル原作のアニメが非常に増えてきていますが、例えばファンタジーのジャンルで主人公が最強のキャラになって他の敵を圧倒する、という内容の作品があるとします。アニヲタはその主人公ポジションを自身に置き換えて色々な妄想をしがちです。

ネット上でよくネタにされている「自分が通う学校に突然テロリストが突入してきて、自分がテロリストを倒していく」といった妄想と同じようなものになります。

ここまでアニヲタの日常についてのあるあるを紹介してきましたが、ここからは、アニヲタの性格あるあるについて書いていきます。

「アニヲタは気持ち悪い」「きもい」「生理的に無理」などという意見は現実でもインターネット上でもしばしば見かけます。

世間的には、子供がいてもおかしくない年齢の大人がアニメやゲームの美少女キャラに夢中になって盛り上がっている図に嫌悪感を覚えてしまう方も決して少なくはないでしょう。とりわけ誇示するように自分自身をアニヲタだと謳ったり表現している人は、アニヲタでない人々から見れば「気持ち悪い」性格であるように映ってしまいがちです。 しかし実際のところ、世間がオタクの容姿やしゃべり方に関してステレオタイプ的なイメージを持っている点は否めません。最近ではジャニーズのメンバーなどでも、オタクとしてのキャラクターを前面に押し出している人もいるくらいですから、アニヲタ=きもい性格の人ばかりと割り切って考えてしまうのも早計と言えます。

アニメに限らず、何かに関しての知識や情報を極められる人はその時点で天才と呼べるでしょう。最近では自称アニメ好き、いわゆる「にわか」オタクが増えてきているようですが、本来のオタクとしての側面をしっかり受け継いでいるタイプのアニヲタは、アニメや声優に関する知識が並外れており、まさに天才的です。

一昔前、まだ深夜に放送されているアニメの本数も少なくインターネットの普及も現在程ではない頃、アニメが好きな大人に対しての世間の風当りは厳しいものでした。

当時、今で言うところのアニヲタの人達は、自身の嗜好を公にすることもできず自分完結していたことでしょう。しかし2000年を過ぎ、インターネットが安く広く世間に広まったことで、なりを潜めていたアニメ好きが一気に表に出てきました。 結果、アニメ産業は以前とは比べ物にならないスピードで成長し、それに伴いアニメ好きだということを公言しやすい世の中に変わってきました。テレビに出演している芸能人や有名人でも、最近ではアニメ好きを公言している人も多いです。