犬のノミの駆除方法や取り方・対策・人間にはうつるのか

動物・ペット

犬のノミによる症状は?

犬のノミの駆除方法や取り方・対策・人間にはうつるのか

犬にノミが寄生した場合、どんな症状があるのでしょうか。確認してみましょう。

痒み

ノミに刺されると、犬も痒みを感じます。後ろ足で頻繁に身体を掻いたり、身体を床にこすりつけたりする行動が多くなります。そのような行動が見られたらノミの寄生を疑うと良いでしょう。

犬は基本的に掻いてはいけない、ということがわかりません。そのため、一晩で掻き壊してしまい悪化してしまうことも多いです。少しでも、いつもと違うな、という行動が見れた場合には速やかに動物病院を受診することをおすすめします。

皮膚炎

痒みにより患部を掻き壊してしまうため、皮膚炎になる犬は多いです。蚊に刺された時の痒みが、蚊の唾液に対するアレルギー反応であるということが最近よく知られるようになりましたが、同様のことがノミに刺された時にも起こります。ノミに刺され、吸血された時に血液を凝固させない成分の入った唾液を注入するため、その唾液に対するアレルギー反応が起こります。

この唾液に対抗して、犬の体内では炎症反応を起こし異物を排除しようとします。そのため皮膚炎が起こります。

貧血

大量のノミの寄生による吸血で貧血が起こる犬も多いです。犬は貧血を起こすと、ぐったりして元気がなくなり、食欲がなくなり、運動を嫌がるなどの症状があります。粘膜が白くなることで貧血に気付く飼い主が多いので、特に目の内側や口の中や歯茎の色には注意することをおすすめします。

犬のノミ対策は?

犬のノミの駆除方法や取り方・対策・人間にはうつるのか

犬のノミ対策をご紹介します。

滴下タイプの犬・猫用ノミ・マダニ駆除剤

一番一般的なノミ対策は、滴下タイプの犬・猫用ノミ・マダニ駆除剤を使用することです。効果は一ヶ月持続します。滴下タイプの犬・猫用ノミ・マダニ駆除剤はノミの成虫を産卵前に駆除できるため、ノミのライフサイクルを遮断することができる動物医薬品です。現状、ノミ対策では、この滴下タイプの犬・猫用ノミ・マダニ駆除剤の使用が一般的です。

用途により、ノミ・マダニの成虫に効果があるタイプと、ノミの卵や幼虫の発育も阻止する効果のあるタイプもあります。犬の健康状態や、予算に合わせて動物病院で処方してもらうことをおすすめします。

ノミ取りシャンプー

昔ながらのノミ駆除方法としてノミ取りシャンプーが有名です。ですが、最近ではあまり意味が無いと言われています。それはシャンプーという特性上、口や粘膜から体内に吸収される可能性も高いため、強い成分を配合することができないという点があります。

また、ノミ取りシャンプーは薬剤の効果でノミを仮死状態にし、お湯で洗い流す事を目的とした商品ですが洗い残しからノミが残る事も多いです。泡から逃げ、下半身を洗っている時には上半身へ、上半身を洗っている時には頭部へ、と逃げるノミも多く、徹底根絶が難しいという点も大きいです。
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