チョコレートダイエットの効果
かつてはダイエットの大敵とされていたチョコレートを食べてやせるという「チョコレートダイエット」は、やせたい人の大きな味方です。本来、ダイエット中は控えるべき〝甘いもの(=チョコレート)〟を食べてやせるなんて夢のようではありませんか。
しかも、やせるばかりか、チョコレートには、ほかにも嬉しい効果がいっぱいです。効果1:便秘解消
「チョコレートダイエット」のカギを握っているのは、チョコレートの主な原料であるカカオです。カカオには多くの有効成分が含まれ、それらがダイエット効果のほか、いろいろな嬉しい作用をもたらします。
例えば、カカオに含まれる「リグニン」という食物繊維や「カカオプロテイン」というたんぱく質の一種には、便のかさを増したり、整腸作用があります。チョコレートを食べると、便秘解消効果が期待できるのは、そのためです。効果2:血行が促進される
カカオに含まれるカフェインの一種「テオブロミン」という成分には、血行を促進する効果があることが判明しています。血行が促されれば、体内にたまってしまった余分な老廃物や水分が体外に排出される、つまり、チョコレートを食べることは、むくみの解消につながるということです。
「チョコレートダイエット」で体がすっきり、スリムになるのは余分な水分や老廃物が排出されて、むくみが解消することも大きな理由です。効果3:コレステロール値を下げる
「チョコレートダイエット」では健康な体を手に入れることもできます。健康に大きく貢献するのが「カカオポリフェノール」です。チョコレートに含まれる有効成分の中でも、特に注目されている成分です。
カカオポリフェノールは、実に多くの効能をもたらしてくれます。例えば、コレステロール値を下げる効果もそのひとつです。体内の悪玉コレステロール値を低下させて血液の詰まりを改善、動脈硬化の予防や改善が期待できます。効果4:アンチエイジングができる
呼吸をするだけで発生する活性酸素(体のサビ)は、肌の衰えなど老化の元凶です。
しかし、チョコレートの原料であるカカオに含まれる「ポリフェノール」には抗酸化作用があり、活性酸素によって体が酸化する(錆びる)のを防ぐ効果が期待できます。つまり、「チョコレートダイエット」には、若々しい肌を保つなど、アンチエイジング効果も期待できるということです。効果5:脂肪蓄積の抑制
カカオポリフェノールには、脂肪の蓄積を抑える効果が報告されています。これが「チョコレートダイエット」のダイエットたるゆえんですが、食べ過ぎても太らないということではありません。
脂肪蓄積の抑制作用が期待できるということは、同量の油脂を含む他の食品に比べると、チョコレートは太りにくいと考えられるということです。チョコレートに含まれる砂糖は満腹感を誘うため、食べ方によってはダイエット効果も期待できます。