カロリー制限ダイエットの方法・痩せない時の原因｜糖質制限

カロリー制限をすると、効率よくダイエットをすることができます。摂取カロリーを減らすことで、消費カロリーの方が多くなるからです。しかし、制限する目安のカロリーを知っておかないと逆に健康に悪くなってしまい、隠れメタボになったり栄養不足で倒れたりしてしまいます。カロリー制限ダイエットの正しい方法や目安はどれくらいなのでしょう。

まず、成人男性が1日に摂取するべきカロリーは1,800kcal、成人女性だと1,500kcalだとされています。カロリー制限をするのなら、この値から300～400kcal減らすのが健康的なカロリー制限ダイエットに繋がります。この方法だけで、健康的に1ヶ月で1.5kg減らすことができます。

カロリー制限ダイエットをするにあたって、ただ炭水化物を減らせばいいというわけではありません。体を動かすのに必要なエネルギーの6割は炭水化物から摂れるとされているので、ご飯やパンを抜くだけでは逆に健康に悪影響を及ぼします。

普段麺類をたくさん食べる人は頻度を減らしてみましょう。おにぎりをたくさん食べる人は、1つ減らして代わりにサラダや、コンビニで売られている高たんぱく低カロリーなサラダチキンを食べるようにするなど心がけてみましょう。 そして、体温を上げる食べ物は体の代謝を良くし、痩せやすい体に変えてくれます。普段飲んでいる冷たい飲み物を暖かい飲み物に変えるだけでも、代謝が良くなります。また、しょうがや唐辛子といった、カロリーが低く体温を上げる食べ物を多く取り入れてみましょう。

カロリー制限を行うにあたっておすすめなのは、たんぱく質が多めの食事を心がけることです。たんぱく質が多めの食べ物は満足感を得やすく、間食を防ぐことができます。そして、消化吸収するのに必要なエネルギーが他の栄養素よりも多く、代謝が良くなります。自炊する人は鳥のむね肉、イカ、牛肉の赤身などさまざまな食材からたんぱく質を取り入れるように意識しましょう。

外食をする際は、寿司、焼肉、ステーキ、焼き鳥を食べに行くようにするのがおすすめです。ただし、寿司は炭水化物も同時に摂ることにもなるので、注意が必要です。

カロリー制限をしてしばらくしても効果が現れないという人も少なくないでしょう。そんな時は、間違った方法で行っている可能性が高いです。なぜ効果が出ないんだろう、と疑問に感じた時、次の事項に当てはまっていないかチェックしてみましょう。原因を知ることで正しいカロリー制限を行い、次こそ成功させましょう。

一般的に脂肪と呼ばれているものは、体の中において貯蔵庫の役割を果たしています。万が一栄養が足りなくなった際は、貯えられている脂肪によってエネルギーを補給します。よって、あまりにも食べなさ過ぎていると、体が危機的状況に陥っていると判断し、低燃費な体になってしまいます。

運動をして脂肪を燃焼しながら少しずつカロリー制限をしているのであれば問題ありませんが、運動をせずに食べなさ過ぎている生活を送っていると、かえって太りやすくなってしまいます。

炭水化物を減らしてカロリー制限を行う代わりに、野菜や果物をたくさん食べる食生活にシフトした人も多いでしょう。しかし、野菜や果物には糖分が含まれているものも多いため、食べ過ぎると逆に効果が現れにくくなります。野菜を食べることで健康的な体になることに繋がりますが、食べ過ぎると逆効果になってしまいます。

ダイエットにおいてカロリーと同じくらい重要なのは「糖質」です。炭水化物を減らしても糖質が多いものをたくさん摂っていては意味がありません。カロリー制限と一緒に糖質の量も見直すことで、早くダイエット効果が見られます。糖質と言ってもスイーツなどの甘いものだけでなく、普段良く食べているものにも糖分が多く含まれています。

カロリー制限をしているのにスイーツはそのまま食べていたら意味がありません。しかし、カロリー制限と同じようにやりすぎるとかえって健康によくありません。糖質制限については間食を減らすだけといったゆるい方法でも痩せることができます。また、味つけのために使っている砂糖やみりんを減らし、薄味にすることを意識してみましょう。

そして、天ぷらに使われている揚げ衣や小麦粉、ケチャップなどのソースにも糖質は多く含まれています。おいしい味のついているものには糖質が多く含まれているため、素材の味を活かす料理を作ることを心がけると体が喜びます。