ダイエット中に食後の運動は何時間する?
ダイエット中に、食事の前後の運動のタイミングや時間を気にするということはあまりないのではないでしょうか。効率的にダイエットを行いたいという場合、食事の前後、その時間まで気にした方が良い場合があります。
この記事では、食後の血糖値と運動の関係、運動開始の時間とダイエット効果、食前食後どちらで運動するのがより効果的なのかという事をご紹介していきます。なかなかダイエットが成功しない、という方は食事の時間と運動の関係を意識していない可能性があります。食後の血糖値のあがる時間と運動の関係
食事をすると、血糖値が上がります。体内で血糖値が上がるのに、時間がかかっており、またその時間によって運動した時の身体への作用が異なってきます。
食事をとると、炭水化物・糖分が身体に吸収されブドウ糖になり血液の中に出てきます。これにより血糖値は食前よりも高くなります。 食後血糖値の正常値は140mg/dlで、2時間もすると正常値に戻ります。健康な人の場合、食後1時間以内に血糖値のピークを迎え、2時間でほぼ空腹時の数値に戻ります。インスリンの働きにより、血糖値が下がっているということです。運動の開始時間
一般的には食後30分〜2時間後にもっとも血糖値が上がるので、そのタイミングで運動を始めるのが効果的と言われています。運動には血糖値そのものを下げる働きがあるためです。ただ、食後どのタイミングで運動を開始しても、運動した事による消費カロリーが上がるというわけではありません。
つまり、消化の邪魔をしないタイミングであり、食後の血糖値が上がる時間ということを念頭に置いて行うと良いということです。糖尿病との関係とは?
糖尿病の人はインスリンの働きが正常ではない、分泌が少ないので2〜3時間後に血糖値のピークが訪れます。これがなかなか下がりません。このことを、「食後高血糖」と言います。糖尿病予備軍時代から始まりその後空腹時の血糖値が上昇し、最終的に糖尿病を発症してしまう可能性が高いです。
食後の運動のメリット
インスリンの分泌を抑えられるメリットがあります。高血糖になりインスリンがたくさん分泌されると余った大量の糖が脂肪細胞にためこまれるため肥満の原因となります。
食事でとった糖をすぐにエネルギーとして使うと血糖値が常に正常に保たれます。特に、炭水化物を多くとった時などには食後の運動はおすすめです。