グリセリンの使い方(便秘/手作り化粧水)と副作用(アレルギー)
マウスウォッシュ
グリセリンはなんとマウスウォッシュとしての使い方もあります。グリセリン本来の保水性と、粘度を利用してうがいをするだけで、口腔粘膜の乾燥を防いで口臭予防という使い方です。
エタノール10ml、精製水85ml、主役のグリセリン5mlを容器に入れてよくかき混ぜます。ここへティーツリーオイルを入れると歯周病予防のマウスウォッシュができますよ。しかし口腔衛生を保つためのもので飲用ではありません、子供の誤飲など間違った使い方にはくれぐれも注意して下さい。入浴剤
入浴剤としての使い方もおすすめです。グリセリンを入浴に使用すると、高価な入浴剤を購入するよりもずっと安いのにとても質が良いのです。バスソルトと一緒に使ってみてください。
添加物のない塩と重曹を同量混ぜ、そこへお好みのエッセンシャルオイルを数的落とし、浴槽にお湯を張り、グリセリン大さじ5杯とバスソルトを一緒に入れてるだけで、オリジナル入浴剤の完成。身体も温まるしグリセリンのおかげで嬉しい保湿効果もあります。グリセリンの種類は?
合成グリセリン
合成グリセリンは、医薬品用のグリセリンで石油由来のものです。天然グリセリンよりも純度が高く、不純物が少ないことが特徴です。医療では、不純物は避けることが大切なので、こちらが使われます。石油と聞くとあまり良いイメージがありませんよね?ですが毒性はなく、安全性に問題はないんですよ。
天然由来のグリセリン
もうひとつはヤシの実などの植物性由来のグリセリンです。化粧品には一般的に天然由来のグリセリンが使われます。天然由来は、天然ではなく、精製されて不純物が取り除かれますが、全くなくなるわけではありません。もちろん安全性や毒性で問題になることはありません。価格は合成グリセリンよりも天然由来のグリセリンの方が安価です。
天然由来のグリセリンでも精製によって98%以上の純度にグリセリンを生成することが可能で、これは高濃度グリセリン、または濃グリセリンと呼ばれます。純度を上げる手間や技術の分、高濃度グリセリンの価格は高いです。グリセリンの特徴は?
化粧品に最適
グリセリンは、化粧品に使いやすい成分です。固体から液体になる温度が低いため、低温でも固まりにくいのが、化粧品を作るときかき混ぜることで、温度や湿度の変化によって液体が凝固する現象を、防ぎやすくしてくれます。
グリセリンとヒアルロン酸などを一緒に配合した化粧品も見られますが、この二つのの相性が良いからなんですよ。グリセリンが配合されている化粧品のほとんどは、グリセリンだけでなく他の保湿成分も同時に配合している場合がほとんどです。