鼻うがいって何?
鼻うがいってどういうもの?
帰宅したらのどのホコリやウイルスなどを洗い流すためにうがいをします。同様に、鼻の粘膜についた汚れやウイルスなどを洗い落とす目的で行うのが鼻うがいです。鼻の内部を直接きれいにするのはなかなか難しいことですが、鼻うがいならそれを実現することができます。
どんなときに鼻うがいをするの?
うがいといえば、真っ先に思い浮かぶのは風邪の時期です。鼻うがいも、ウイルスを洗い流すことで、風邪の予防につながります。また、他に鼻うがいが大活躍する時期として、花粉の時期が挙げられます。鼻の粘膜にアレルギーを起こす花粉を直接洗い流すことで、症状の軽減に期待できます。
鼻うがいは、蓄膿症や鼻炎の改善にも良いとされています。かなり多くの鼻のトラブルに有効なのが、鼻うがいの特長です。鼻うがいってどうやるの?
1.専用の洗浄液を作る
まずは、鼻うがいのための洗浄液を用意します。販売されている洗浄液を使用する他、自分で生理食塩水を作ることでも対応可能です。
濃度は、食塩大さじ1杯程度(18g)を2リットルのぬるま湯で溶かして使用します。濃すぎたり薄すぎたりしないよう、きちんと量を計って作成するのがコツです。また、水道水で作る場合は、必ず一度沸騰させてから使用し、作成した食塩水は作り置きせず、24時間以内に使い切りましょう。2.洗浄液を鼻に入れる
洗浄用の容器を使用する場合は、製品ごとに取扱い方法が記載されている場合が多いので、その記載に従ってください。専用の容器がない場合、洗面器を使用することもできます。洗面器に洗浄液をはり、片方の鼻の穴を指で押さえて洗面器に顔を近づけます。片方の鼻の穴から、洗浄液をゆっくりと吸い込みましょう。
また、コップでも鼻うがいをすることができます。コップを使う場合は、洗面器よりも液量が少なく済みます。洗浄液を鼻に入れる時は、洗面器と同じように片方の鼻の穴を押さえて、もう片方の鼻の穴からゆっくりと吸い込むようにしましょう。コップを少し傾けると、うまく洗浄液を吸い込めます。3.洗浄液を出す
鼻に入れた洗浄液を、口もしくは入れた鼻の穴から出します。もう片方の鼻の穴でも同様に鼻うがいを行い、3~5回ほど繰り返すと良いとされています。
鼻うがいのやり方のコツ!
鼻うがいのコップの使い方のコツ
鼻うがいでコップを使用する時は、タオルを巻くなどして襟もとが濡れないようにしましょう。正面を向いて、コップを軽く傾けて鼻の穴に水面が当たりやすいようにし、むせないように焦らずゆっくりと吸い込むのがコツです。片方の鼻の穴をふさいで、片方ずつ行うのも大切です。
洗浄液はきちんとはかって作る
プールなどで鼻から水が入ってしまうと、ツーンとします。鼻うがいの洗浄液を生理食塩水にするのは、ツーンと痛くならないようにするためです。洗浄液の塩分が濃すぎると痛くなってしまいますし、薄くても真水に近づくためツーンと痛んでしまいます。きちんと量を図り、決められた濃度で作るのが、痛くない鼻うがいのコツです。もちろん、真水で行うのはやめましょう。
洗浄液を口から出すようにする
口から出そうとするのは、なかなかコツがいるため、はじめから口から出そうとしなくても構いません。鼻うがい初心者の場合は、入れた鼻の穴からそのまま出す方が簡単に鼻うがいができます。
ですが、慣れてきたら口から出す方法にもチャレンジしてみましょう。鼻から入れた洗浄液を口の方に落として口から出す方が、より奥まで洗浄することができて効果的と言われています。洗浄液を入れた後、少し上を向くのが口から出すコツです。ハナノアを使った鼻うがいのコツは?
鼻うがいの定番はハナノア(小林製薬)
あらかじめ痛くない洗浄液が入っていて、鼻うがいがしやすい専用の容器も付属しているのが「ハナノア」です。鼻うがいに関心がある人が増え、ドラッグストアなどでも容易に見つけることができます。
「ハナノア」を使用すると、生理食塩水を作る手間が不要で、手軽に鼻うがいをすることができます。また、容器も専用のものなので、鼻の中に洗浄液を届けやすくなっています。容器から押し出す形で洗浄液を入れるため、吸い込もうとしなくても良いためむせる心配も少ないです。