体調を整えてくれる脇の下のリンパのマッサージ方法
脇の下あたりの腋窩(えきか)部には主なリンパ節があり、関所のような役割を果たしているともいわれています。そのため、脇の下のリンパが滞ると体の不調を起こしやすくなると考えられます。
そこで簡単にできる脇の下のリンパマッサージをご紹介します。1.左右どちらかの腕を上げたら反対の手の親指以外の指を脇の下のくぼみに当てます。 2.指をすこしずつずらしながら、押してイタ気持ちのいい箇所を探します。 3.場所が見つけられたら下から上へ押し上げるようにしながら脇の下をほぐします。 4.次に背中と脇の境目辺りに指を当てたら骨に沿って下から上へ押しながらなぞります。
仕事の合い間など時間を見つけて気付いたときに行いましょう。あまり強く押す必要はなく、脇の下のリンパ節に向かって3~5回なでたら最後にリンパ節を軽く押すだけでもOKです。主なリンパ節群は、頸部・腋窩部・腹部・骨盤部・鼠径部 に集中しており、四肢から流れてくるリンパに対して腋窩部・鼠径部・骨盤部のリンパ節群は関所のような位置関係にあります
改めて知りたいリンパについて
何が原因なのかわからないけれど、体に疲れをやたらと感じたり体調がすぐれなかったりしたとき、リラクゼーションもかねてマッサージに行く方もいらっしゃいますが、そんなとき「リンパの流れが悪いのかも知れません」などと説明を受ける事はありませんか。
リンパは、リンパ管、リンパ液、リンパ節の総称で、心臓へ戻りきらず血管から染み出した血液中の血漿(けっしょう)という液状の成分やタンパク質がリンパ管に吸収されてリンパ液になり、細菌などから体内を守る免疫機能と老廃物などを回収して運び出す排出機能など大きくわけて2つの働きを行います。 特にリンパ節では細菌などを除去するフィルターのような働きを行い、そのおかげできれいなリンパ液になり心臓へ戻っていきます。なぜリンパマッサージが必要なのか
リンパ液は血液と比べると量が少なく、リンパ管そのものも細いため流れはゆるやかで、心臓の鼓動で流れる血液と違い、リンパを流すためには筋肉の動きが必要になるります。
元々筋肉量が少ない女性はリンパの流れが悪くなりがちなため、適度な運動や水分補給なども必要ですが、女性に限らず男性でも運動不足になりがちな現代人にとってリンパマッサージは効果的といわれています。リンパ(液)とは、必要に応じて細胞組織から産生される液体でリンパ細胞(リンパ球)・白血球を含みます。不要になった老廃物や蛋白成分・ウイルスなど病原体を回収しながら、集合リンパ管(リンパ管)を通して心臓へ送る下水道の様な役目をする液体のことです。
脇の下のツボは肩こりに効果が期待できる
肩こりや首こり解消のためにマッサージや整体に行ったり、自分でもんだりする方もいますが、その時はなんとなくスッキリとした感じになっても、1日もしくは数時間もすると再び痛くなったり重くなったりなどでガッカリすることがあるのではないでしょうか。
そんなとき、脇の下にある「極線(きょくせん)」と呼ばれるツボを押してあげると首や肩が楽になることがあります。 極線の場所は、脇の下にあるくぼみの中央あたりにあり、触られるとくすぐったく感じたり、違和感を感じたりするところにあります。