パワハラの事例
パワハラには色々な事例があります。ここでは事例からパワハラについて考えてみます。
言葉・発言
パワハラは受けた方が「パワハラを受けた」と思わないと成立しないものですが、第三者が見聞きして、「おかしい」と思えば、パワハラとして成立します。その中で一番多いのが「言葉のパワハラ」です。
例1,「いつも仕事が遅くてだめだねぇ」 例2,「字が汚くて読めないよ」 例3,「そんな仕事で給料をもらえるのかな」 例4,「仕事が遅い分残業で電気代がかかるなぁ」
たとえ上司でも発言してはいけない言葉があります。それは相手を馬鹿にした言葉や発言です。このような一言でも相手はかなり傷つきますし、立派なパワハラです。 仕事をする能力はそれぞれ違います。それを言ってしまうと、仕事しようとする気持ちがなくなってしまいます。それは会社の人材としての資産を減らすことになります。これも立派なパワハラです。暴言
言葉のパワハラの中で一番辛いのが「暴言」です。「嫌味な言葉」よりも「暴言」は心が傷つきます。まわりで聞いていても不快な思いがします。
例1,「ばかやろー何やってんだ」 例2,「この給料泥棒」 例3,「やる気があるのか」 例4,「お前なんか辞めてしまえ」
言葉で相手を威嚇すれば、言われた人の心は荒みます。メンタル面が弱い人は精神的にまいってしまいます。また大声で言われると周りの人にも聞こえます。そうなると言われた人は周りの人からも白い目で見られます。 大声で言われると、そうでなくても、「そうなんだろうか」とおもってしまいます。これでは仕事に対するやる気もなくなりますし、自分をマイナスな人間として考えてしまいます。特に退職に関することを言ってしまうと、立派なパワハラになります。人格否定
パワハラの中で一番ひどいのが「人格の否定」です。嫌味や暴言よりも言われた相手の心を傷つけます。人格はどんな場合でも否定することはできません。
例1,「君は人間として最低だね」 例2,「生きる価値のない人間だね」 例3,「仕事ができない者は死ねばいいのに」 例4,「無駄な人間はこの世に必要ない」
人格はその人にとって大事です。それを否定されるということは、人間としての尊厳を否定されるということです。生きる価値は誰でもありますし、他人がそれを決めることはできません。