カソナードとは
世の中にはさまざまな種類の食品がありますが、このカソナードもそんな中の食品の一つです。
さらに、カソナードは上白糖や三温糖といった砂糖の仲間の一つになります。 カソナードと聞くと知らない方は食品であることも分からない方もいますが、「カソナード」は英語ですが、フランス語では「sucre de canne」と呼ばれ、直訳するとサトウキビを表しています。カソナードは文字どおり、サトウキビを使った砂糖になります。カソナードの原産地
カソナードはフランス生まれのフランスで作られた砂糖の一種です。
インド洋にあるレユニオン島で収穫されるサトウキビを使用しており、精製しないまま砂糖の形に作られるのがカソナードの特徴です。 レユニオン島は火山島であり、その火山島で育ったサトウキビを使ったカソナードは、精製されていない分独特なハチミツやバニラのような風味豊かな香りが広がります。カソナードの栄養成分
カソナードは、普通の砂糖に比べて精製されていない分だけミネラル分が豊富に含まれています。豊富なビタミンB類や、カルシウム、リン、マグネシウムといったさまざまな栄養成分が通常の白糖よりも多く含まれています。
また、カソナードは100%天然成分のため、砂糖のGI値も低く、血糖値を急激に上げにくく、体にもやさしくなっています。カソナードのカロリー
また、カソナードはブラウンシュガーと呼ばれる砂糖で、100gあたり400kcalとなっています。
上白糖は100gあたり384kcalとなっており、他の砂糖も概ね同じようなカロリー数値となっています。カソナードのカロリーと比較してもそれほど大きな変化はなく、砂糖の種類によって大きくカロリーが異なるといったことはあまりないことが分かります。カソナードを使ったレシピ
カソナードは独特のバニラのような風味があるため、色々なお菓子に相性がぴったりなだけでなく、さらなる高級感とコクを演出することができます。
ここからは、そんなフランス生まれのカソナードの魅力を生かせるレシピをいくつか紹介していきますのでご覧ください。レシピ1:クレームブリュレ
クレームブリュレとは、フランス語で「焦がしたクリーム」という意味のフランス発祥のスイーツです。
焦がしたクリームという名前のとおり、カスタードクリームの表面に砂糖を満遍なくかけ、その上をバーナーで焦がすことで硬いカラメル状に焦がしたスイーツです。 カソナードは、熱を加えると均一にムラなく焦げるという性質を持っているため、まさしくクレームブリュレにうってつけです。
1.下準備。オーブンは130℃に余熱、蒸し焼きにするので熱湯用意 2.ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れて、素早く混ぜ合わせ 3.牛乳とバニラビーンズの鞘と種を入れた鍋に火を入れ、フツフツとなったら火を止め、バニラビーンズの鞘を取り除く。 4.1のボウルに2を入れ混ぜ合わせ 5.生クリームとラム酒を更に加える。混ぜ合わせたら濾しながらグラタン皿へ移す。 6.天板に熱湯を張ったらオーブン130℃60分で蒸し焼き。 7.焼き上がったらしっかり冷ましてから冷蔵庫で冷やす 8.冷蔵庫から取り出し、カソナードまたはグラニュー糖を表面に振り、バーナーで焼き目をつける。
レシピ2:メープルタルト
続いてはカソナードを使ったメープルタルトです。
カソナードは、料理よりもパンなどの小麦粉を使ったスイーツの中で使われることが多いです。そのため、タルトとの相性もばっちりで、メープルがより香りと風味を引き立て、さらに味わい深いタルトになります。